進路不明3名の行き先

2017-08-12 00:00:34 | しょうぎ
現在、進路不明の男性が3名いて、周囲の人たちが気をもむ経緯となっている。

一人目は、民進党ではどうしても嫌だといって脱党することになった細野議員。実際、どこの集団に行っても「党首」になりたいと思っているようだから、どこかのグループに入っても結局は飛び出すのだろう。が、土佐藩を脱藩した坂本竜馬のようにはならないだろう。心配する方がヤボだろうか。この方の話は、これにて終了。

二人目が、早稲田実業の清宮幸太郎君。西東京大会の決勝で破れ、甲子園には行かれずシーズン終了。プロなのか進学なのかと周りがうるさい。

三人目は、将棋界の若き才能、藤井聡太君。先日、連勝記録は止められたもの驚異の勝率を誇っている。名古屋大学の付属中高一貫校の中学三年。このまま高校に行き、学業と将棋の二刀流を続けるのかどうか。

ということで清宮君と藤井君の話だが、本質的に並べて考える問題じゃないわけだ。つまり清宮君の場合は、通常はプロのどこかのチームに入るか、そのまま早稲田大学に進学するかの二択と思われていて、変化球として、プロであり早大生であるという二刀流の可能性とか、早大進学じゃなく、米国の大学で野球をやってそのままメジャーリーグを目指すのではないかとか言われるのだが、本質的には、彼の将来は「まったく未知数」であるということで、それによるコース取りの難しさなのだろう。

私見ではあるが、かなり頭脳も明晰という噂もあるのだから、むしろ「東京大学」へ行って、東大野球部を六大学野球で優勝させたらどうだろうか。卒業後は、そのまま東大職員としてコーチや監督をめざしたらいいのではないだろうか。早大生は慶大生には対抗心を持つが、東大生には勝手に仲間意識を持っているので抵抗はないだろう。


次に藤井君の方は、大問題。今でも対局と授業の両立に苦心している。しかも頭脳は伸び盛りの年で、あと5年間は、脳細胞自体が増加していくのだから、大脳を鍛えるには最も有効な年代だろう。さらに清宮君と決定的に異なるのは、「すでに、職業を持っている」わけだ。だからこそ、中高一貫校の高校に行く意味が捉えにくい。普通の人は、将来がはっきりしないから、とりあえず大学に行ったり、将来なりたい職業があるので、そのために関係学部に行く、という2パターンが多いのではないだろうか。彼の場合は、いずれでもないわけだ。しかも、中高一貫なら、中学で辞めても高校へ行っても学友の顔ぶれが変わらないのだから対人関係を拡げる意味もない。また母君は、将棋で食えなくなった時のことを心配して高卒資格までは必要と思っていたらしいが、仮に、何らかの事情で将棋界を去ったとしても、「あの天才棋士」ということはすでに知れ渡っているので、高卒資格や大卒資格が役に立つとも思えない。

しかも、高校に行きたければ、後で行っても構わないわけだ(そういう展開にはならないだろうが)。

むしろ問題は東京や大阪で生活をすることになって、甘い誘惑が彼を取り巻くことになって、飲酒、ギャンブルとかに手を出したり、勝率5割以下の女流棋士達に可愛がられたりとかそういうセルフコントロールの面ではないだろうか。

私見なのだが、森内九段も、サレジオ学院在学中にプロになっていて、中高一貫の完全進学校の中で、高校生活はまったく楽しくなかったのではないだろうかと推測する。ダラダラと高校を卒業した羽生さんとの後々の実績の差は、宿題が多いことで有名なサレジオでの勉強がハンディにすらなっていたのかもしれない。

藤井君も高校というような俗物的な組織ではなく、むしろ将来は将棋連盟の運営の中心に座るのだろうから、今のうちにビジネススクールに行った方がいいような気もする。

さて、7月29日出題作の解答。

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0812kk



金の強打の三連発。三手目は1三飛と離して打つことが必要。玉型の4五歩が4六歩であれば、逆に2三飛と直撃するのが正解になる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題.

20170812m


実は一昨年度の名人戦で当時の羽生名人が佐藤天彦挑戦者の玉の詰を見逃したことから名人位を失うことになったのだが、その局面を改造して作った問題である。

判ったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見を書いていただければ、正誤判断します。
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8 コメント

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Unknown (蛇塚の坂本)
2017-08-15 17:34:36
最終手○○○○の○○手詰み。
意外と手数が、長いので驚く。
Unknown (おおた葉一郎)
2017-08-15 17:36:28
坂本様、
正解です。
オリジナルの名人戦の筋は、後半が単純で、駒取りのところの手順前後容認なので、玉型に飛車を配置したついでに、終盤に5手詰めを連結しました。
Unknown (市橋宗士 )
2017-08-16 22:53:45
葉一郎さま

 えー、坂本さんの解答を見ると、なんか長そう、
 全然詰み筋が見えないんだけど、ヒントなしだし・・・
 ただ、飛を配置した、ということと、
 5段目の香や「と」の配置は、
 多分あの詰み形に持っていくのか、と空想している
 最中ですなんですが(何か、何かヒントを・・・)
                              市橋

                         
Unknown (おおた葉一郎)
2017-08-16 23:09:26
市橋様
最後は「あの形」として、
基本構造は図から34馬と42金がいない場合、32銀、同玉 2四桂 同歩 41馬という筋なのですが、そうならないように玉方がじたばたするのです。
Unknown (市橋宗士 No2 )
2017-08-16 23:25:20
葉一郎さま
 
  ええ、やっぱり、最初、銀打、桂打を読んでいて、
  尻切れになってしまって不詰めだったんですよ、
  3三桂は、「と」金があるので、3四ではなく2四に
  桂打ちだと思ったんですが・・・
  いやー、詰まないです・・・ (駄目か、こりゃ)
                              市橋
Unknown (おおた葉一郎)
2017-08-17 06:11:40
市橋さま、
ヒントの3手目、駒を書き間違えました。
途中で、大清算ありです。
Unknown (市橋宗士)
2017-08-18 23:50:41
葉一郎さま

  ○○〇以下、○○〇成まで、○○手詰。
  後半の清算はヒント通り、だが、
  銀より先に金捨て、打った桂の成り捨て、
  が全然見えず苦労しました、盤に並べて
  確認しました、すばらしい。
                        市橋
Unknown (おおた葉一郎)
2017-08-19 10:06:56
市橋様
金先金銀手筋(というほどではないです)
解けて、良かった・・

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