村上さんの小説はアカンけど、
こちらはいい!
フィッツジェラルド、カーヴァー、チャンドラー…
超メジャー級からマイナー・リーグまで…好きなものだけ訳している。
その姿勢には共感できるし、丁寧な仕事ぶりは信頼できる。
柴田元幸さんら専門家のアドバイザーが協力を惜しまないのもいい感じ。
中には、先人の翻訳の方が優れているのでは?…というのもある。
定番の翻訳…例えばチャンドラーとかサリンジャーとかね。
読み比べたり、原文を当たってみるのも面白い。
版権の関係で使えない言葉があったり…そこはしゃあない!
翻訳が趣味の小説家というのも珍しいのでは?
森鴎外がそうでした。
(翻訳が)好きなのは理解できるけど、
そこが小説家としての限界では?…そんなふうにも感じます。
よさが今イチわからない作家もいるけど、
さすがにメジャー級には力がある…
そんな作品に触れる…そんな時間が好きなんです!