バイクと写真と愚痴···

想い出の扉として···バイクとアマ野球が好きな初老オヤジの戯言。あと、酒と、猫と、息子逹と、そして妻が大好きだす。

今時の新歓コンパ

2017年04月18日 03時40分36秒 | 日記
おっさんの学生時代は一気飲み全盛。

「ノリ」で飲むのは好きではなかったけど、別に違和感も感じていなかった。

おっさんのサークルは、複数大学の学生が参加していて比較的規模が大きかったけど、過剰な飲みは無かったと思う。

その後、急性アルコール中毒が社会問題になり、居酒屋での一気のみが禁止に。

あれから長い時間がたったけど、いまだに一気のみが残っていたんですね。


今春、某大学のスポーツ系サークル。
新歓コンパが始まってすぐ山手線ゲームが始まり、負けたら一気飲み。

30分程で数人の新入生が帰ってしまったそうです。

賢明な新入生だと思う。他にも選択肢はあるのだから。
でも、ムラ社会では許されんのでしょうな。

特に企業組織に入ったら、その場の空気を掴んで入り込むことが求められる。そして懐の中から改革出来る奴が出世する。

それが悪いこととは思わないけど、多様性の面からは、ムラ社会的な組織運営はマイナスの面もあるよね。


さておっさんの新入生時代は。

都内の大学で、新歓コンパ会場は渋谷のペンギンズバー。

新入生の横には女性の先輩が配置され、大学生活の話しなどを聞き、少し大人の女性にどぎまぎしながら甘いチューハイみたいなものを数杯飲んだな。
また男性の先輩が芸を披露してくれて、無関係のグループの方々も拍手して爆笑。
そんな楽しい雰囲気でした。

サークル活動は至って真面目で、サークル内での恋愛も皆さん自重気味。
合宿中も翌日に持ち越すような飲み方はせず、また不純異性交遊など皆無。
数組のカップルはいたけど、サークル活動中に二人きりで行動する人はいなかった。いや、一組だけいたな(笑)。

いまだに交流があるけと、あの頃の先輩はすごかった。実に戦略的だった。

一年上の先輩が立ち上げたばかりのサークル。全て自分達で考えたのでしょう。

大学での勧誘会の日は、説明のあとに任意で近所のボーリング場へ。
その日は早めに大学へ戻り解散。

新歓コンパでは、前述のとおり女性メンバーを配置してソフトに、かつ楽しい雰囲気で終了。

次の活動から徐々に、先輩女性の参加が減っていき、最終的にはほぼゼロ。

後で聞いたら、新歓コンパ用の応援部隊だったそうです(笑)。

男性会員が入ったところで、次は女性会員の勧誘を開始。

近隣の女子大へ出向き、ほぼナンパ。
話しを聞いてくれる女の子には喫茶店で活動内容を説明。

この勧誘で、数名の女子が入会。

ここから各大学で後輩が続き、おっさんの在学中に70人ほどのメンバー数をほこる一大サークルに発展。

先輩方がお膳立てしてくれたところで一年間、代表として活動させていただき、色々と勉強になりました。


学園祭では、損益計算を現実的に教えてもらい、大企業にバンバン電話してスポンサー集めに奔走。今思い出しても、本当にスゴイ先輩たちだった。

決してハイレベルな大学では無かったけど、都市銀行、証券、自動車メーカー、製薬会社、等々、当時人気の高い業界へと進まれて行きました。

後輩の我々は、それを引き継げず、至って平凡な進路へと進みましたが。



さて今の学生さん。
新入生が途中で帰っちゃうあたりの自由さはいいですね。
仲間はずれを生み出さないような仲間をつくり、楽しく充実した学生生活を送ってほしいものです。