レモン飴をころがす

本と猫とコーヒー、ドーナツが好きです。あと緑色。

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車窓から緑

2017-04-25 21:38:30 | 日常のこと

たぶん最後になるだろう関東の面接に行ってきた。今回の旅のお供は角田光代さん穂村弘さんのエセイ『異性』、樋口一葉の現代語訳版『たけくらべ』だった。どちらも面白く次々とページを捲ったばかりに行きで全部読んでしまって、帰りの移動時間が手持ち無沙汰に。
読書好きには移動時間に本が読めないのは恐怖だ。今日は駅弁を初めて買った、面接頑張ったご褒美として牛タン弁当。生姜の炊き込みご飯と味噌は牛タンがなくても単体でおいしくて箸が進んだ。弁当を空にし、満腹になったわたしは平日の昼下がりの新幹線から街を眺める。

都会の緑は人工物だ。ビルの屋上、街路樹、意図的に緑を植えている。それらは切りそろえられ人に支配された植物だ。わたしは生まれてこのかた田舎でしか生活したことがなく、高いビルがない空が広いところで育った。田舎の植物は密度が高く奔放だ。生えるにも管理されていないため鬱蒼としていて、人が植物を支配するというよりも侵略されている感じだ。どちらがいいとか悪いとかではないと思う。花屋さんなどに置かれている行儀のいい植物も大好きだ、言うまでもなく”人にみられる”ことを前提とした植物はわたしたちの心をくすぐる。
けれどやはり、わたしは窓から見える緑色が占める割合が多いと安心してくる。それはわたしの住んできた町の懐かしさなんだろうな。新幹線が我が家に近づくたび、窓から見える緑色が増え、今日もわたしはホッとする。
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