おせっちゃんの今日

平凡な主婦の平凡な日々のあれこれ帳です。
自分への応援歌でもあります。

羊羹

2016-10-12 15:16:10 | 雑記
先日、陶芸をやってみたということはお話ししました。素焼きの前の段階までできたところで、教えてくださったO先生へのお礼はどうしようという話になりました。正式な講座ではなく私ども委員だけの練習なので、委員がなにがしかずつ出し合って心ばかりのお礼をしようということになりました。

「熨斗袋にお礼と書いてね」
「何か下に敷きますか」
「お菓子ではどうかしら」
「羊羹?」
「今どき羊羹?!あまり好まれないのでは」
「そうね。年の功でKさんにお任せしよう」
ということになりました。

私には羊羹と言えば思い出す場面があります。
まだ昭和も20年代の戦後の貧しい時代だったと思います。当時、京都に住んでいた次兄がお土産に羊羹を携えて実家に帰省してきました。恭しく出したのが羊羹でした。(雲龍か何かだったかもしれませんが私にはその区別も分かりませんでした)。

さて、どのように誰が切り分けたかは記憶にないのですが、父母と兄弟8人(上二人の兄は結婚していたかもしれませんので)10人を超える人数であっという間に食べてしまったと思います。
戦後の食糧難、主食さえも満足には食べられない時代、甘いものには飢えていたでしょう。ただ貪り食うように食べたのだと思います。
次兄が言いました。
「え~ぇ、お茶も入れないで食べてしまったの?!そうなのかあ」といとも情けなさそうな顔をしました。次兄とていっぱいいっぱいの生活をしていたに違いありません。羊羹一本は思い切った買い物だったはずです。みんなで改まって、ゆっくりお茶を淹れ、食べる風景を思い描いていたのかもしれません。

今、考えると、次兄にも気の毒だし、甘いものに飢えていた者も哀れなものでした。
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5 コメント

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羊羹 (あきこさん)
2016-10-12 23:05:23
羊羹はとてもおいしいですね。
お兄様も大枚をはたいてお買い求められたのですね。

昭和20年代の羊羹は、家々などではまだサッカリンなど使用していた時代なので、贅沢で高価でしたでしょう。
きっと、皆さんでゆっくりとお茶のひと時をお過ごしされたのではないでしょうか。
あきこさん (おせっちゃん)
2016-10-12 23:14:46
本文にも書きましたように、甘いものに飢えた、食べ盛りの子どもたちは、お茶でゆっくりする余裕はなく、むしゃむしゃとむさぼったのです。
今ダイエットに買いがあるとか、甘すぎるとか敬遠されますが、時代が違います。
みんなで (チーママ)
2016-10-13 10:06:57
昔世代の母なども、ちゃんとした贈り物には虎屋の羊かん~なんてねぇ
ゆったりと味わって!とお兄さまは思ってたろうけど、
むちゅうで一気に食べた家族を見て、ビックリと嬉しさもあったでしょう!
おせっちゃんが、いまだに忘れられないくらいの羊かんの喜びだったんだから
おはようございます (すいれん)
2016-10-13 11:35:46
羊羹といえば高級なものでしたね。
お遣い物などでも上等なものとして通っていたように思います。
時代はかわっていまではどうなのでしょうね。
私は、羊羹、いまでも大好きです。

昨日は我が家は洗濯、大物洗いでした。
冬支度はまだ出来ていないのに、今日のこの寒さ、
少々焦っています。
チーママ様¥すいれん様 (おせっちゃん)
2016-10-13 16:46:06
贈り物と言えば虎屋の羊羹でしたよね。

急な冬支度、気温に振り回されます。

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