おせっちゃんの今日

平凡な主婦の平凡な日々のあれこれ帳です。
自分への応援歌でもあります。

おしゃれ心

2017-04-05 15:12:52 | 雑記
印象深かったものですから、昨日はチンドン屋のことを書きましたが、今日の記事は一昨日に続きます。

「あ、すっきり短くなりましたねえ。後ろ頭はどうなったかな。養老院カット?」
「とんでもない。私はプロですよ~。そんなカットはしません」。少々声を荒げて。
「そ~お、おしゃれなお婆さんカットかしら」

「長くこの商売をしていますと、お得意さんだったお客様が歳をとられ施設に入られることもあります。そこへお見舞いに出かけることもあります」
「そうねえ。私もあなたにやってもらうようになって何年になるかしら。ずいぶん年月を重ねたわ」
「お見舞いに行ったとき、はっと胸を突かれるのが養老院カットなのよ。後ろ頭をバリカンで刈り上げられて、男なんだか女なんだか分からないような頭にされているのを見たときなのよ。あのおしゃれだった人がまるで人が変わったように」
「う~ん、介護士さんたちの人手不足もあって、シャンプーなど手間を省きたいのでしょうね」
「そうなのよ。世話をする人のためのカットなのよね。本人のおしゃれ心などは主張してはいけないのよね。哀れよ。悲しくなってしまうのよ」
「介護する人の立場も分かるけれどね」
「女にとっては、いくつになってもおしゃれ心は大切よ~。元気の素かもしれない。施設に入って、急に表情も消えて歳を取られることもあるわよ」

「在宅の方で、出張美容という制度もあるんでしょう」
「ありますよ。私も受けていますよ。ただ私の場合はお店があるので、10時開店に間に合うように9時始まりでいい人だけですけれど」
「喜ばれるでしょう」
「カットし終って、合わせ鏡でご自分の頭をお見せすると、本当にうれしそうににっこりなさるのよ」
「ときどきテレビで化粧品の新入社員の稽古も兼ねて、お年寄りにお化粧をして差し上げるボランティアを報じているじゃあないの。しわも深いお年寄りだけれど、口紅を付けてもらって、恥ずかしそうに、嬉しそうに笑われますよね。本当におしゃれ心は大事なのねえ」

時には化粧することを面倒くさいと思うこともある私ですが、化粧できる幸せを感じなければいけませんね。



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4 コメント

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養老院カット (リョウ)
2017-04-05 21:46:28
先日の記事で初めて「養老院カット」という言葉を知りましたがイメージが作れませんでした。
なるほど今日分かりました。テレビで時々見る介護施設などで男性なのか女性なのか分からないお年寄りが沢山いました。
介護士さんの事を考えると仕方ないのかもしれませんがもしそれが嫌なら自分で髪は洗えるようにいつまでも元気でいたいですね。
リョウ様 (おせっちゃん)
2017-04-05 23:21:49
他人のお世話になるということは、こうして自分の楽しみをあきらめていくことかもしれませんね。
好きに生きるためにも、まず健康でしょうか。
養老院カット (あきこさん)
2017-04-07 23:05:57
養老院カットをされるのですね。
初めてお聞きいたしました、悲しい気持ちになりました。
とらわれの身のようですね。

我慢をしなければならないことが、沢山ありそうですね。
(娘たちにも話しておこうと思います)
あきこさん (おせっちゃん)
2017-04-07 23:34:33
他人の世話になることは、わがままを一つ一つあきらめていくことでしょうか。
それが嫌なら、なるべく長く元気でいることのようですね。
頑張りましょう。

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