2018年2月関東支部「八王子運転会」報告

2018-02-23 14:14:00 | 投稿記事

トラブルをその場で解決。現場対応力をフルに発揮。
会員番号31-117
岸田 弘

2月の八王子運転会は17日(土)に開催されました。立春後の寒暖差の変化が続く中、運転会場手前の坂での結氷を心配していましたが、当日の最低気温は0.7℃。日陰に3週間前の大雪の氷が少し残っていましたが難なく通過。
日差しが強まる中で気温は12.7℃まで上がり、風もなく絶好の運転会日和になりました。


■8人の参加でコンパクトな運転会に


運転準備を進める中で、石川(安)さんのEB10が動きません。回路図をたどって電気系統をチェック。結局、前後進切替リレーのコモン端子部の断線と分かり、武田さんが半田ごてを提供して緊急修理を完了しました。


■リレー端子の断線と判明/石川(安)さん(EB10)


その間、八田さんは整備の行き届いたコッペルで、レイアウトを快調に周回します。


■鉄橋を渡るコッペル/八田さん


同じように快調に周回していた大山さんのドルテ。機関区に入ってユニットを分割し、下回りをのぞき込んでいます。声をかけると「バルブとオイルポンプを動かすロッドの4㎜ナットが緩んで落下した」とのこと。スペアのナットをロッドに噛み込ませようとしますが、シリンダー脇の狭いスペースでうまく出来ません。ここでも武田さんが器用な指づかいでネジとの噛み込みを成功させ、現場での修理ができました。幸い反対側のナットは動いておらず、バルブのタイミングには支障なく、順調に走り出しました。


■器用な指先で問題解決


■トラブルを解消し本線に/石川(安)さん(トーマス+EB10)


佐藤(猛)さんは、エンジン発電機+モーターのトビーで参加。得意の自動車整備の技術で、ホンダのエンジン発電器のガソリンタンクやマフラーを小型化し、100Vで動く洗濯機モーターを回す加工です。工作と工夫好きの石川(安)さんは、熱心に構造や加工法を尋ねていました。


■エンジン発電機と洗濯機モーターで/佐藤(猛)さん(トビー)


栁町さん(BR24)は乗用車両を連結し、こども達を乗せて、ブロアーの白い蒸気を吹きながら運客です。


■ブロアーの白い蒸気を上げて/栁町さん(BR24)


この運転会場の梅林、花が咲いていたのは白梅一本だけでした。来月は梅林全体が咲き誇り、4月は桜、5月はつつじの満開が期待されます。


■青空に映える白梅


■今日もコッペル快調/矢島さん


■長崎電軌3000型山岳線を行く/岸田