・・・夕刊の連載記事に「英語をたどって」と云う欄がある。
明治維新の20年前に、アメリカの24歳の青年が、入国した、彼は日本で初めて英語を教えた米国人らしい。
彼は北海道の利尻島に、自らの意志で、遭難を装って上陸した。
彼はアイヌに発見され、最終的には松前藩から、幕府の命令で長崎奉行所に送られる、そこで、座敷牢に入れられ、取り調べを受けた。
取り調べを受けながら、許しを得て、長崎の通詞に英語を教え、彼は日本の事を勉強して、約半年後にアメリカ軍艦で母国に帰国する
長崎奉行所の取り調べ記録に彼の事蹟が残っている。(上の写真)
上の文書によると、国名はカナダになっていて、仕事は按針役と書いてあるがこれは水先案内人の事らしい。
この後、五年後にペリーが日本に来て、彼が教えた通詞が活躍することになる。