ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

遺跡発掘調査の下請け丸投げ

2013年12月18日 07時08分08秒 | 日記
・・・私が住んでいる市の郷土資料館に、以前に行った時に、当地の遺跡の発掘品展示を見て、近隣の郷土資料館に比べて、そのお粗末さはひどいものだとと云う文章を書きました。
 今日は市の図書館に行って市内遺跡の郷土資料を見てきました。 昭和の40年代くらいまでは、発掘調査などに、学校の先生が活躍して、ガリ版刷りだが、素晴らしい発掘調査報告書が残っている。  しかし、最近数十年の発掘調査報告書は写真や製本が立派なだけで、内容は、読む気もしないしろものです。  しかも、年々、冊子の厚みを増しているだけで、中身は、更にひどくなっているように思います。 
  その報告書を読んでみると、市には活躍している学芸員はいなくて遺跡の発掘調査は完全下請け丸投げ方式らしい。 東京の国際文化財(株)と云う会社が見積もり作成から、報告書作成まで、一括請負らしい。 さらに、内容を見ると、遺物調査の仕事を、孫下請けに出しているらしいことが、 レポートの内容からわかる。 従って、発掘は法律的手順を踏んでいるが、その内容は郷土愛のかけらもない状態です。 市が関与しているのはお金と教育委員長の序の挨拶文の署名だけである。 当市は鉄鋼の街として、戦後発展してきたが、市財政に、企業が力を持った市なので、全て外注化することが早くから、進んでいるらしい。
 市の郷土資料館のお粗末さは、やっぱりと云う実感を図書館で確認した。 私が思うに、外注に遺跡発掘で払っている費用の一部で、大学を出て意欲のある、学芸員を一名でも雇っていれば少なくとも、文化財調査は市の蓄積された文化となって、後の世に残るものとなっていくように思うが。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 勉強の仕方 | トップ | 医者の患者に対する態度について »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿