・・・夏の暑さを感じる機会が、段々と、少なくなってきました。
人の集まりに出かけると日本人として、必需品になるのは扇子です。
私が会社勤めしている時は、デスクの引き出しに扇子を置いていた物ですが・・・・。
今夏、使おうとすると扇子が、家に見つからないらないので、仕方なく、新しくインタネット販売で扇子を購入した。
最近購入した扇子を見て驚いたのは、送ってきたのは、MADE IN CHINA は普通の事ですが、絹製の扇子を買ったのですが、扇子の骨の片方にしか布を張っていなかった。
片方しか、紙を貼っていないものは、とても、安い物を買ったようで、がっかりとしたのですが、・・・・。
インタネットで調べたら、片方しか骨に紙を貼っていないのは、そんなにおかしい事ではなく、普通の作り方の様でした。
勿論、両面に紙を貼ったものもありますが、両面に紙を貼った扇子が当たり前ではないらしい。
扇子の歴史を調べると、その昔、片側にしか紙を貼っていない扇子は蝙蝠(かわほり)扇と云ったようです。
広げたようすが蝙蝠(コウモリ)に似ていることから蝙蝠扇とよばれるようになったといいます。
厳島神社蔵:五本骨の蝙蝠(かわほり)扇(模倣品)。
南北朝時代(1333~1392年)には、中国から両面に紙を貼った唐扇(からおうぎ)とよばれる扇が逆輸入されるようになりました。
私たちが、当たり前と思っていた両面に紙を貼った扇子は本来の日本の扇ではなかったようです。