元川崎市議会議員 尾作ひとし

対話から、そして聞くことから始める。多くの人の意見を、そして幸せを叶えるために。川崎市麻生区市議会議員の日常ブログ。

出来高制

2010-05-23 22:58:12 | 未分類
5月23日(日)

 ある朝刊の投稿欄に「議員報酬を『出来高給』に」と言う投稿が寄せられていた。議員2年目からは、年間の活動成果をそれに伴う支出を基本給に加算する自己申告制にすると言うものだが、それには???が残る。今、巷では景気が悪くなり、税収が落ちると直ぐに議員定数の削減論になる。確かにそれも一利あるかもしれない。しかし、じゃ何処まで減らせば市民が納得できるのかまるで具体的根拠の無い議論である。本来、議員・取り分け地方議員は欧米諸国と同様ボランティアであるべきと私は考える。その議論は、また別の機会にさせて頂くとしても、自己申告制の出来高給と言うのはいかがなものだろう。議員と言う職業、何をもって出来高とするのか根拠を示すのが難しい。今、議員としての仕事をするために役人と折衝したり、勉強するよりも、人の集まるところへ顔を出し、愛想を振りまいている議員の方が評価される時代である。(民主党のおかげで有権者も多少見方は変わったか・・・)また、自分が全く係わっていない事柄を自分の広報紙に掲載し、あたかも自分がやったように報じる議員もいる。こんな状況でどのように議員を有権者は評価するのか、出来高給は難しいと思う。ただ、出来高給の評価ができるように有権者がなれば、選挙がフリーターの就職活動になるような事態は避けられるかもしれない。今、名古屋では議員定数と議員報酬の半減で揺れている。河村市長は自分の給料を800万に減らしたとか。しかし、長男が社長を務め、奥さんが取締役を務め、名古屋の古紙回収をほぼ独占的に扱う「河村商事㈱」があるから出来ると言うことを忘れてはならないと思う。

特養開設

2010-05-22 21:30:41 | 未分類


5月22日(土)

 麻生区で5番目の特別養護老人ホーム「潮見台みどりの丘」の開所式に出席した。この施設は、入所120床、ショートスティ20床、デイサービス定員30人で、川崎市内でもトップクラスの規模である。私が健康福祉員会の委員長をしていた2年前に認可され、同じ年に発表した特別養護老人ホーム整備促進計画を適用した第一号の施設である。また、この施設は同じく特養の「虹の里」と共に私が副会長を務める王禅寺町内会の範囲内である。理事長はあいさつの中で「地域に開かれた施設として運営に努めると」しています。「虹の里」同様、王禅寺町内会としても協力は惜しまないつもりですので、しっかりとした協力体制を構築したいものです。

 午後、小学校区のボランティアグループ「防犯パトロール隊」の総会に出席。この団体は地元の小学生が安全に登下校出来るよう、危険個所等で安全指導をしている高齢者中心のボランティアグループである。高齢者中心と言っても皆さんとてもお元気で、四季や天気にも影響されること無く毎日朝7:30頃から街頭で安全指導を行っている。ホントに頭が下がります。私も会員の一人なのですが、「忙しい」と勝手に自分に言い訳をしてあまり協力できない自分がたまに恥ずかしくなることがあります。ただ、こうして総会に出席すると、職業柄、信号機の設置や道路整備、横断歩道の設置要望など次々に出てきます。今後とも出来る限り協力を惜しまないつもりです。

陳情審査

2010-05-21 21:10:48 | 未分類
5月21日(金)

 HPの模様替えをしている間にも世の中色々あったようだ。個人的にも、この1週間風邪をひいたり、神戸・名古屋に委員会視察に出かけたりと結構ハードだった。

 やっぱり、今週は宮崎県の「口蹄疫」の蔓延だろう。宮崎県知事が4/27に農水大臣に報告しているにも拘わらず、対策本部が設置されたのは5 /17。この間大臣は外遊へ、危機管理はどうなっているのだろう?危機管理と言えば、川崎の阿部市長も川崎には家畜はいないと記者会見で言ったとか。冗談じゃない!麻生区にも宮前区にも高津区にも畜産農家はある。市長!しっかりして下さい!

 次は、あの三宅雪子衆議院議員のパフォーマンスだろう。実に情けない。本人は色々言い訳をしているが、今、ネット上で公開されている画像を見れば一目了然。見苦しいですぞ!三宅さん。まぁ、それをメタに騒いでる「民主党」そのものがもっと情けないか。

 今日、先週現地視察した生田浄水場の陳情審査をした。前回のブログで指摘させて頂いた件を確認の意味で質問したが、やはり予想どうりだった。具体的設計図や説明会など来年度になる可能性があるので、本来なら「継続審査」と言う結論かもしれないが、我々も来年4月までの任期である。審議未了廃案と言うことにならないように、今回は「採択」させて頂いた。しかし、今後とも継続的に本件は注視する必要があると思う。

現地視察

2010-05-14 23:19:53 | 未分類


5月14日(金)

市議会環境委員会にて「生田浄水場排水池更新工事に関する陳情」の現地視察を行った。こうした現地視察はよく行われるものであるが、上下水道局の職員の説明を聞いていて、チョッと気になったことがあった。何かと言うと、これもよくある話かもしれないが、他の局との連携、情報交換が殆どされていない点である。以前から指摘されている事ではあるが、一向に改まらない。困ったものだ・・・。(>_<)これは私見だが、現地を見る限り、陳情の内容は急傾斜地崩壊対策事業を行えばそれで済む様な気がする。理事者は、「現地は土砂災害警戒区域」に指定されている」との説明をしているが、私に言わせれば、土砂災害警戒区域」の指定こそ、詭弁であると思う。そもそも最初から急傾斜地崩壊対策事業を行っていれば、このような指定せずに済む。予算が無いから、それまでのつなぎ。実に馬鹿げている。その前に災害が発生しないとも限らない。

まだまだこれからです。

2010-05-13 22:28:47 | 未分類
5月13日(木)

 昨日、未だに舗装されていない公道沿いにお住まいの方から、親が車椅子生活になったので、砂利道では生活しにくいので舗装していただきたいとの陳情があった。当該道路は、数年前から周辺の方からの要望で、建設センターが毎年1~2回程度砂利を敷設していた道路である。市街化調整区域の多い麻生区では、まだまだこうした未舗装の道路は多い。そればかりではない、車椅子はおろか、健常者でも歩きにくい道路はまだまだ多い。駅前等、バリアフリー化は進みつつあるが、ノーマライゼェーション!障害を感じること無く生活できる基盤整備は、このことだけを取り上げても、まだまだ道のりは長そうである。

 そう言えば、公務員法改正案が委員会で強行採決されたとか。その頃、神奈川県議会民主党会派の団長を始めとして3名の議員が、会派を脱会したとか。今後離党も検討しているとのことであるが、参議院通常選挙後、来年の統一地方選挙まで迷走する民主党関係者の道程も、まだまだこれからのようであります。

議員って!?

2010-05-12 11:05:25 | 未分類
5月12日(水)

 昨日、民主党の代議士会で執行部刷新を求めると息巻いていた横粂代議士が、結局何も発言できず意気消沈していた。圧力に屈した形である。同じ選挙区で戦う相手は、あの小泉進次郎である。よほど目立った動きがないと勝ち目が無いとの焦りも垣間見える・・・。それほど意見の言いにくい政党なのか!?議員とは国民の代表である。一期目であろうが十期目の議員であろうが報酬は一緒である。意見の重みに違いがあってはならないと思う。しかし、鳩山総理に小沢幹事長、それに元秘書代議士に選挙違反の北教組代議士、事務所費問題を抱えた文科大臣にあの事業仕分の元タレント女性参議院議員。農地違反転用の山教組参議院議員会長、そしてNTT労組の無償ビラ購入問題の総務副大臣ら3人の議員。自民党だったらとっくに辞職に追い込まれている方々ばかりである。朝令暮改は当たり前の総理、形勢不利と見るや黙り込む副総理。まぁ、意見を言う機会を奪うなら、この方たちをどうにかしたら・・・民主党さん。議員って何?と考えさせられる一日でした。

古(いにしえ)の香

2010-05-11 09:20:44 | 未分類
 

今からおよそ700年前、建武の新政に敗れ足利幕府から逃れて、当地吉野にて南朝を打ち立てた後醍醐天皇。そんな古の史実に思いを馳せながら、五月雨に濡れた新緑の木立から漂う薫風に吹かれていると、日常の喧騒が嘘のようです。既に、吉野桜のシーズンも過ぎ、山村の静寂を取り戻した当地を訪れたのは、そんな郷愁に浸るための旅行では無いのが残念である。

今回、吉野町を訪れたのは、私が総代を務める琴平神社再建用のヒノキ材を視察するためである。宮司、役員総勢7名での視察であったが、日本有数のヒノキの産地だけに貯木場に降り立った瞬間から「桧」の香りが広がっていました。日本の林業もまだまだ捨てたものでは無いと感じた一瞬でもありました。しかし、帰り道、綺麗に植林された木々の間に、朽ち果てた間伐材が折り重なる姿を目にするたび、林業の厳しさをも垣間見ることができました。こうした間伐材を目にすると「もったいない」と思うのは私だけでは無いはず。しかし、足場丸太や杭など、今の日本では殆ど使われないし、安い外材に対抗するには採算が合わない。難しい時代である。

参加しませんか?

2010-05-09 22:34:28 | 未分類
5月9日(日)

 五月晴れのスポーツシーズン、麻生区家庭婦人ソフトボール春季大会が開幕した。皆、元気ハツラツ、明日の筋肉痛をも顧みず、ハッスルプレーの連続です!確かに、高校時代や実業団経験者も中にはいる。しかし、メンバーの殆どが、結婚してから始めた人たちである。チームメイトや他チームのメンバー達との交流で地域内に友人や仲間も増え、楽しく活動している。しかし、近年残念なことに登録チーム数が年々減少している。やはり、ニーズの多様化や個人主義の浸透により、なかなか団体活動には参加していただけないのが現状である。このブログを読んだ方で、「やってみよう!」と思われた方は、体験入会でも結構ですので、事務所までご一報を!

イギリスも…。

2010-05-07 22:33:51 | 未分類
5月7日(金)

 イギリス下院の総選挙が終わった。結果はどの政党も過半数に届かない「ハングパーラメント」と言う議会が誕生した。イギリスと言えば、アメリカと並んで小選挙区制の本家であり、二大政党制の老舗である。日本のように、共産主義や宗教団体に配慮した比例代表併用制なるものは採用していない。よって、基本的にはありえないことである。英国第三党の自由民主党は保守党に近い日本の自由民主党とは違い、その基本理念、政策は労働党に近い。今、第一党の保守党は自由民主党との連立を模索している伝えられるが、もし、仮に労働党と自由民主党との連立と言うことになれば、英国民が示した民意を反故にするものであり、本末転倒である。あの歴史と伝統を重んじるイギリス。アメリカや中国の台頭、EUへの加盟、かつての「大英帝国」への郷愁がそうさせているのか・・・それとも未来への不安か・・・。

 今、世界ではギリシャの財政危機を契機に、日本でも株安、円高が進んでいる。そんな危機的状況の中、民主党鳩山政権の迷走が止まらない。かつての政権党自民党もなかなか浮び上がって来ない。そんな状況下、日本では、たいして政策の違いも無く、その殆どが議員の選挙区事情である小政党が乱立している。政党名すら覚えきれない国民も多かろう。しかし、こうした小政党が連立を組む事により(国民新党の郵政改革等)、野党第一党よりも政策の実現する可能性が大きくなるのは、民主主義国家としていかがなものかと思うのは私だけでしょうか?

端午の節句

2010-05-05 22:32:43 | 未分類
  

5月5日(水)

 このGW天気に恵まれ、各行楽地は大賑わい、良い連休だったと思う。家の近所の山では藤の花が満開となり、菖蒲の花も満開でした。まだまだ麻生区の自然、捨てたものではないですね。そして連休のその最後を飾るのは、今日こどもの日、端午の節句である。屋根より高い鯉のぼり・・・子どもの頃はこうした風景も当たり前でした。大体男の子のいる何処の家も長さ7,8間の鯉竿に長さ4,5間(10m位)はあろう真鯉を先頭に15~20匹位の「こいのぼり」が空高く泳いでいたものでした。最近は宅地化が進み、こうした風景もほとんど見かけなくなったのは残念です。

 そう言えば、近くのコンビニに買い物に出かけたら、レジの前に大量に柏餅が売られていた。こんな所にしか節句を感じられなくなったのはチョッと淋しい気がします。何でも「柏」という木は、秋に枯れた葉が春になり、新しい葉を付けるまで落葉しないことから、子孫繁栄の象徴として、男の子の節句に用いられたとか。こんな所にも、江戸時代の男系家長相続の習わしが残っているのですね。

信を問うべき

2010-05-04 22:32:08 | 未分類
5月4日(火)

 鳩山首相が沖縄を訪問した。普天間基地の移設問題を話し合うためである。「最低でも県外」として衆議院総選挙を戦ったのは、たった9ヶ月前の事である。当然、多くの県民が期待し、民主党に投票した人も多いだろう。ところが結局全面的な県外移設はできず、一部機能を移設するとされている鹿児島県徳之島は全面的に拒否。八方ふさがりである。挙句の果てに「勉強不足」と言い訳をし、これは公約違反ではないとした。何年国会議員をしているのだろう。代表がこれでは民主党議員は皆陣笠か!?子ども手当の全額国庫負担然り、高速道路の無料化然り、昨年の衆議院選挙で示したマニュフェスト、何一つ満足にできていない。特に、普天間基地の移設問題は国の根幹に係わる安全保障、国際問題である。やはり「耳触りのいい公約」は実現できないとの政治不信にも繋がる。昨年の衆議院総選挙にて訴えたものが何一つ満足にできないのであれば、解散し信を問うべきではないか!?

憲法記念日

2010-05-03 22:31:50 | 未分類
5月3日(月)

 今日も天気がいい!絶好の行楽日和。ニュースでは朝から高速道路の渋滞情報。日本は平和である。しかし、最近GW,大型連休と言う意識はあるが、 5月3日が憲法記念日であると言う意識が低下しているようにしか見えないのは残念である。マスコミも今日が憲法記念日であると言う報道が殆どされない。今日は、63回目の憲法記念日である。戦後、現行憲法下で育ってきたわれわれの世代にとって、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義は当たり前のように享受され、過去の長い歴史の中の事実さえ顧みようとしない。まして、日本国民の三大「義務」(勤労・納税・教育を受けさせる)については「権利」の名のもとに葬り去られようとしているかのようにも見える。戦後65年、社会・国際情勢も大きく変わり、憲法改正論議がされ始めて久しい。今月18日には、いよいよ憲法改正国民投票法が施行され、憲法の改正が可能となる。「憲法改正=軍国主義の復活」などと言う人がまだまだいる。時代錯誤か!?何れにしても、国会においては、法の施行を期に、日本国に相応しい、歴史と伝統を踏まえた、国民誰もが日本と言う国に自身と誇りの持てる日本国憲法の制定に努力していただきたいものである。