大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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10/13 マミジロキビタキ? 大阪城公園大騒ぎ。

2016年10月13日 | Weblog
 昨日午後3時過ぎ、携帯にメールに写真が送られてきた。
 「マミジロキビタキ♀?」 梅林南側上桜広場、皆が撮影しているとのこと。
 ただ、家の用があって今から出かけられない・・・。

 マミジロキビタキは是非観察撮影したい種のひとつ。これは!と気合が入るが、写真をみると今一つ引っかかる気持ち。

 数冊の図鑑を出して調べてみる。どれを見ても同じような説明。

 「孫引きを掲載した図鑑は面白くない」 が前からの私の意見。前からこのブログでも書いている。著者独自の目線で解説したものが欲しい。

 ♪鳥くんの 「比べて識別! 野鳥図鑑670」 はなかなか興味深い図鑑。ただし間違いも多いが独自の解説が楽しめる。
 ところがこの図鑑でもマミジロキビタキ♀の説明は同じようなもの。

 今回の個体で、すっと入らないのが三列風切外縁にある白斑がはっきりしないところ。

 今朝は、ややひんやり。いつものコースを回りながら、先日のコウライウグイスと同じ。音楽堂西側上から脱線して梅林南側上桜広場へ向かう。

 今日も居てくれたらと思いながら向かうと、すでに数十人の人影。さすがマミジロキビタキ人気。
 はっきり見えないが何度かシャッターを押した。撮影条件は最悪。

 出会ったベテランがマミジロキビタキだと言う。引っ掛かりながらもそれを完全に否定する知識もない。
 やがて、たくさんの方が昨日から撮影した写真を見せてもらう。胸のあたりにはっきりとわずかな黄色の羽が見合る。羽ばたくと脇にも黄色がはっきりと写っている。
 黄色っぽく見えるでなく、はっきり黄色の羽。

 胸や脇に黄色の羽がはっきり見えるなら、キビタキ♂かマミジロキビタキ♂ではないか。んー?困った。困った。

 この点はマミジロキビタキ♀であってはおかしい。しかしキビタキ♂とすれば、このように♀の色柄でありながら、腰に黄色があるのは何故。

 何枚か見せてもらった中には、三列風切の外縁が白く見えなくもない写真もある。この辺が判断をまたぐらつかせる。

 この4つに集約されるだろう。
1、キビタキ♂
2、キビタキ♀
3、マミジロキビタキ♂
4、マミジロキビタキ♀

2のキビタキ♀は腰の黄色から排除されるだろう。

1、キビタキ♂の場合、この時期は幼鳥から第1回冬羽。いつも見る地味な奴。しかし東南アジアで越冬中に換羽し、来春に帰ってくる時は間違いなく♂の羽衣。この換羽が早く始まった奴か。という事は、暮れから春にかけてこんなキビタキがたくさんいるということか?、あるいは単に変異個体か。

3、マミジロキビタキ♂の幼鳥、やはり三列風切の白斑がはっきりしないのが気になる。それに基本的に日本で繁殖しない。旅鳥でも幼鳥はあるのか。

4、マミジロキビタキ♀、やはり三列風切の白斑がはっきりしないのが気になる。それに胸に黄色の羽が出ている。するとこれも排除される。

 むつかしい、三列風切の白斑を気にするのか、胸の黄色い羽を気にするのか。・・・。鳥の世界はこんなところが面白い。
 
 バードウオッチングの世界にはジズと言う言葉がある。
 あそこがどうだ・・・、この部分が・・・などと理詰めでなく、見た瞬間の雰囲気で感覚的に識別すること。 

 今回の写真を最初に見た瞬間、ジズでマミジロキビタキではちょっと変。しかし図鑑で種々調べていると、それの可能性も全く否定できない。

 で、今朝本物を少し目にしたが断定できない。
 どんどんぐらついて、自信がなくなる。酔っぱらいバーダーとしてはこんなもんだ。
 「困った 困った コマドリ姉妹」
 総合的にはキビタキ♂の可能性が一番高い。変な個体ではあるが。


 園内各所にキビタキ。上記の件がなければ今日のタイトルは間違いなく 「キビタキ乱舞」
 「ヒッ・ヒッ・ヒッ・プリッ・プリッ」 いたるところで声が聞こえる。キビタキ多い。太陽の広場東の森、みどりのリズム、市民の森、音楽堂西側上、豊国神社裏、天守閣東側配水池、豊国神社裏その他で計23羽。

 オオルリは、♀1羽が一番やぐら。

 コサメビタキは、豊国神社裏と梅林南側で2羽。

 クロツグミは、市民の森♂1、飛騨の森♂1・♀2、みどりのリズム♀2。

 コマドリは、飛騨の森で♀1羽。
 
 ノゴマは、♂1羽が飛騨の森で。

 チョウゲンボウが1羽、上空を南へ飛ぶ。

 ハイタカが1羽、沖縄復帰の森でとまる。

 オオバンは東外堀3・北外堀1で計4羽。

 ヒドリガモは北外堀に57羽。

 ホシハジロは北外堀に1羽。

 キンクロハジロは北外堀に5羽。

 カルガモは東外堀・北外堀・第二寝屋川で10羽。

 ヒドリガモが徐々に増えてきた。東外堀より北外堀に集まっている。餌になる水草の関係だろうか。
 アメリカヒドリを探したく思っているので、東外堀の方が近距離で観察できるのだが。

◎今日の素晴らし鳥たち。
 メジロ、ウグイス、キビタキ、オオバン、カルガモ、ハクセキレイ、クロツグミ、モズ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、コサメビタキ、チョウゲンボウ、コマドリ、ノゴマ、ビンズイ、ハイタカ、オオルリ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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7 コメント

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マミジロキビタキ メス (川邊英和)
2016-10-13 18:53:20
今日のマミジロキビタキ ♀のブログ見ましたが、余りにもマミジロキビタキには見えないです。今年 大阪市内に出ました。ムクドリ通信8月号に出ています。私はその場にいましたが 腰部が黄色 風切羽に綺麗な白い線 そして影の所に入ると顔がコサメビタキの様な目と嘴の間が白ぽいです。
マミジロキビタキ (元)
2016-10-13 19:33:36
川邊英和 様

コメントありがとうございます。
私もそう思います。
コウライウグイスや今回の鳥。いろいろとにぎわせてくれます。
キビタキ第1回冬羽 雄 (木村壱典)
2016-10-14 04:40:26
元山さんが言っておられるように
マミジロキビタキ雄の第一回冬羽なら、中雨覆羽先や最長三列風切外縁の白がより明瞭となり
本個体はその特徴は見られないことから
キビタキの今年生まれの雄第一回冬羽個体と思われます。
キビタキ第1回冬羽 雄 (元)
2016-10-14 05:05:30
木村壱典 さま

キビタキ第1回冬羽 雄了解です。
昨日はお久しぶりでした。また大阪城公園にもお越しください。
Unknown (Unknown)
2016-10-14 05:50:06
元山さん

昨日はお久しぶりでした。

この時期にこんな羽衣ということは
やはり換羽が早い個体なんでしょうね。
どちらにしても面白い個体です。
キビタキ第1回冬羽 雄 (木村壱典)
2016-10-14 05:52:35
元山さん

上のコメント Unknownとなってしまい
ましたが私の投稿です。
キビタキ第1回冬羽 雄 (元)
2016-10-14 10:42:02
木村壱典 さま

面白い個体ということになりますが
キビタキの場合、1Wから1Sへの換羽は越冬地で行われます。
と、いう事は、東南アジアの越冬地では、このような個体が普通に見られることに。

東南アジアのガイドや本でも、向こうの鳥だけでなく、越冬中の日本の鳥の様子を紹介してほしいですね。

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