A letter from Osaka Tanihachi @ Foot of Atagoyama

家族への公開書簡
Life shift from Big city to small town

わたしと山梨と山

2012-02-16 | 山と思考
冬は野菜が少ないので、最近久々に豆料理に再度目覚めています。

大学の頃は実は料理にひた走っており、かなり料理好きだったのですが、それは8人住まいの学生寮と
いう暮らしで消費してくれる誰かがいたからだったのでした。

夫と二人暮らしだとあまり大量に料理をしてしまうとその処分を自分が引き受けなければならなくなる…と結果自分がデブるという結末になりかねません、というわけで、わたしの料理好きは全開しづらいのが
二人暮らしなのでしたが、昨日はコシードというスペインの豆料理を作りました。

簡単にいうと、ポトフにひよこ豆が入っただけ。我が家は冬になるとポトフブームなのでちょうど良いです。

鶏がら(50円!)なども買ってきてコトコトしていると家の中も暖かくなり、ちょうど良いのですが、
鶏がらでスープストックを作るような生活…なんて幸せなのでしょう! 

もしかして都会の共働きの時代より、夫もわたしも幸せなのかも知れない?!

仕事を失うこと、それによって得たこの幸せ。しかし妻の稼ぎがなくなったことで家計という
家庭のGDPは半分に。メルボルンに行き、東京に行き、甲府と言う小さい町に適応するまでには
かなりの”抵抗”をしました。そうしたことを思うと非常に高額な鶏がらスープなのではありますね…(^^;)

■ 没落?

しかし、今の日本は世界の経済界では「没落先進国」と言われているそうですから、我が家は
それを先取りしている、ということなのかもしれません。

やってみたら没落も悪くなかった、ですよ(笑)。 没落したからっていって目の前の幸福がなくなる
わけではありません。夫婦で一緒のお布団に寝れるだけ良かったではないか。そう開き直るのも
大切です。

最近、その適応の苦労を知っている唯一といえる友人に「こんな山登ったよ!」とメールしたら
「山梨暮らしを楽しんでいてエライ!」と励ましてくれます。 うん〜(T_T) 

彼女はわたしがのたうち回っていたのを知っている唯一の人だけに彼女に言われると重みがあります。

山梨といえば、山。山梨にあるものの中で、掛け値なしに素晴らしいのが山です。

先日は群馬から来た人に山で会いました。群馬も山はいいのだろうなぁと水を向けると
「群馬より山梨のほうが食べ物がうまい!ぶどうはあるし、桃もあるし」とおっしゃる。

確かにそうだなぁ。群馬の名産品はぱっと思いつくものは結構地味なものばかりですよね。
なのに240万人も住んでるけどね。(山梨80万人)

ぶどうも、桃も山梨では本当においしいです。

ただ、ぶどうではワインの醸造には、世界とのコスト競争の中で、味と価格のバランスではフランス産に
勝ち目がないというハンデがあり、桃の世界では、農産物として可能な限りの低価格でしか売れていない
という現実があります。そういう事情で特産品の購入は、なんとなく地元の振興のためという感じに
なっており、「わーい♪」ともろ手を挙げて飛びつく対象というよりは、「弱者救済」ちっくな様相に
なっています。

しかし、振り返ればこのネットの時代。住んでいる地域のマーケット規模など関係あるのだろうか?
それこそ 小さなものの見方ではないだろうか、と思います。

どうせ世界と競争せざるを得ないのであれば、世界と繫がりまくったほうが良い、というのがわたしの
考え方です。

たぶん、フランス人はフランスワインには飽きているんだと思うんですよね。中国だって日本の桃の
ほうが好きかもしれないし。

地元の人のものの見方に縛られない。それも都会から転居してきた人の強みではないかと思ったりします。

ま、そんな具合に山梨は、酒があふれ、地面から蜜が流れる土地柄なのですが、山梨で掛け値なしに
良いもの、それは山!

北アは山梨ではありませんが、車で3時間と近いですし、八ヶ岳は1時間ほど、南アルプスなんて
芦安まで40分です。 富士山だって日常。

こんなに恵まれたアクセスの場所はめったにありません!!

山梨で一番素晴らしいのは山!外人に何を自慢できるってやっぱり山でしょう。

山梨にいる限り、山に行こう〜!と今日も思う私なのでした。

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キーワード
南アルプス フランスワイン フランス人 鶏がらスープ スープストック
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