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大岡信詩集 きみはにんげんだから

2017-05-03 19:57:15 | 児童書・日本
「大岡信詩集 きみはにんげんだから」 作:大岡信 絵:大岡亜紀 選・著:水内喜久雄 発行:株式会社理論社
4652038453 きみはにんげんだから―大岡信詩集 (詩と歩こう)
大岡 信 水内 喜久雄 大岡 亜紀
理論社 2004-11

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文化勲章をはじめ数多くの受賞歴を持った巨匠・大岡信の作品から
「世界は紙にも還元できる」「生きる」「虫の夢」などを収録。
(理論社HPより)
『折々のうた』でおなじみの大岡信氏が4月5日亡くなられた。86歳。
自分は『折々のうた』は読んでいない。
『私の万葉集』をちらっと読んだくらい。
一応この本は、こども向きに編まれた詩集なのだが…。
当然元の詩はこども向きでなく大人向きなわけで。
しかも大岡氏は旧仮名遣いを使っている。
だからむずかしい、というわけではないにせよ、
読むのにはちょっと突っかかりを感じる。
それよりも内容だ。
題名があり、それに即した言葉の束がストレートに投げつけられる。
剛速球って感じ。
水内さん流に言うなら、男っぽい詩である。
その剛球だが、なにを言わんとしているのか?
なにか深い意味を込めているのか?
言葉をそのまま受け入れればいいのか?
たぶん、その両方なんだろう。
これらの詩から、こどもたちは何を感じ取るのだろうか?
とても興味深いところだ。
ってことで、この本は大人がまず読むべきかなと。
「やっぱり詩ってものは、誰かに対する呼びかけだってことが
根本的にはあるんです。詩というものは呼びかけだ、
ただ詩が呼びかけになっていないってことは、詩じゃないと思っていますね。」
(大岡信氏へのインタビューより)

"Kimi wa Ningen Dakara" by Kikuo Mizuuchi(2004)
 
 
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