喫茶店に行こう 12杯目 |
マスターは外出中。 |
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だがこの日は……この夏一番の暑さ(実話)。 日陰でも、気温は33度。 日なたでは40度を超えているだろう。 |
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「暑いなあ……。仕事なんかする気にならないよ」 | |
「何か冷たい物でも飲みたいなあ……」 ぐで~ |
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「……飲んじゃおうかな?」 むくり |
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「ここは喫茶店だもの。冷たい飲み物は当然あるよ」 | |
「もっとも、店の商品だけど……」 | |
「でも、少しくらい飲んでもいいよね?」 | |
「よしっ! マスターが戻らない内に、こっそり飲んじゃおう!」 | |
「こら~~~っ!」 | |
「し、しまった! マスターが帰ってきた!」 | |
「店の商品を勝手に飲んではいかん!」 | |
「ご、こめんなさいっ」 | |
「叱られちゃった……」 | |
「けしからん! いったい何を飲むつもりだった?」 | |
「コーラです……」 | |
「こ~ら~~~っ!」 | |
「うひゃ! だじゃれ……!」 | |
叱責を受け、更にだじゃれ攻撃まで受けてしまった、おむさんであった。 | |
寒いダジャレを敢えて言ったのは、
気温を下げるためだったのだ!