リブビューティー日記

グラスアート工房 美和月(みかづき)

一期一会

2016-10-11 | 日記

明日退院ですが、実は入院していました。手術も無事終わり経過も順調ですが普段通り生活出来るまでにはもう少し時間がかかるかなー。。。歳を重ねると色々ありますね。6人部屋に1人という贅沢な個室状態で養生させて貰って最終日の今日。連休明けもあって1人2人とルームメイトが増えはじめ賑やかに(笑)とはいっても薄いカーテンで囲まれたベッドは最低限のプライバシーが確保されていて、お互い顔をあわせることもなく。でも会話や物音は丸聞こえなんですね。そんな中かなりの高齢だけど超声の元気なお婆ちゃん。豪快な「ガハハハ」笑い。とにかく異常な位に声が大きくて正直参ったな…。って感じで。付き添いの甥っ子さんはソフトで優しい口調。「ちぃさい声で。ね。しずかにね。」「小さくよ。わかった〜?」に対して「わかったーーー!!ガハハハ」(大全開)ここまでくると受け入れる覚悟が出来てきました。優しい甥っ子さんが帰られた後、こんどは15分おきのナースコール。「どうされましたか^_^」『こおり買いにいきたいんですけど』「氷?何するの」『食べたいんです』「氷は売ってないんよ。冷蔵庫も冷凍はできんけんね。ごめんね」そしてまたピンポーン。同じことの繰り返し。あー認知症なんだな。。。さすがに3回目は看護師さんもウンザリしたかんじで。。。詰所から氷をこっそり持ってきてくれて少し静かに。で4回目「イチゴの氷買いにいきたいんですけど」何だかコントみたいなやりとりに迷惑な気持ちも吹き飛んで可笑しくて。流石に今度は強めに言われて観念したのかナースコールは押さず「イチゴの氷たべたいなぁ…」って小さな子供みたいな声で繰り返し独り言。終わりが見えないのと何だか愛おしく感じられてきて気がつけば売店にいましたよ。私イチゴの氷を買いに(笑)残念ながら宇治金時しかなかったけど。食事制限は明日からみたいだし。氷も食べてはいけない訳ではないようなので、おばあちゃんに差し入れしたら「えーっ!どしたんー嬉しいねー」「ありがとー」と満面の笑み。「千円払う」と言うので、「私、明日退院するから奢るね。お祝いのおすそわけ。好きなもの食べて明日の手術頑張ってね」(これで静かにしてよー)心の声(笑)食べた後に「これは50万円の価値がある」「おかあたん銀行から50万円出してきて」とカーテンの向こう側で暫く独り言の繰り返し。可愛いなぁ。と思いながらも敢えて反応はせず。暫くたって突然の「あー‼︎」と叫び声。ビックリ何事か?と思いきや主治医登場。おばあちゃん大興奮「てんてー(先生)!!」「てんてー好きよー」(笑)若ければ明るくて社交的な女性だったのでしょう。が耳が遠くなり声がでかくなり認知症を伴いなんだか氷一つ食べたいことにも不自由で気の毒なきがして。それに加えてつい先日亡くなった叔父を思うにあたり、人っていつどうなるか分からない。もう二度と会うことのない見知らぬおばあちゃんが氷をこんなにも食べたいと思っているこの時を共有する中、私に出来る些細なことはしてあげたい。明日此処を去るタイミングもあいまって、そんな気持ちになりました。10年前の私なら行動してなかったでしょうけど。照れ臭さが先立って。今となっては、そんなものはいつの間にか消えてなくなっていることに気づきました。ためらいも。恥じらいも?(笑)
叔父さんへ最期どうしてあげる事も出来なかった残念な思いを少しすくい取らせてもらえたような気持ちでいます。

【memo】
「残されるものは寂しいものです。でも旅立つモノは知っているのです。此れからは大切な人達を見守って行けることを…」(最近心に留まったコトバ)

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