にっぽんだいすき展
現代美術家の中でも多彩な活躍が注目されている井上文太さん。
彼の作品の大ファンでもあり、尊敬する芸術家の代表でもある。
ステラマッカートニーとのコラボレーション、歌手ラルクアンシェル・
HYDEさんのTATOO,最近はNHKパペットエンターテイメントの三銃士やシャーロックホームズ美術監督も務めた。
名刺のデザイン画を依頼させていただいたご縁もあって、
個展などに足を運ぶこともあるのですが、
今回の「にっぽんだあいすき展」は素晴らしかった。
白金の八芳園を会場に、想像を絶する異空間が創られていた。
音、光、装飾全てがすごい迫力!
エキセントリックながらもどこか上品。
普通、展示会ではこんな風に作品に直接触れたりまして座ったりなんて大胆なことできないのですが、ご本人が「どうぞ!なんでも好きなようにいいよ!」とのこと。ありがたく記念撮影させていただいた。2歳の息子も嬉しくて会場を駆け回る。
今年他界された金子国義先生の作品展示と実際の部屋を再現したコーナーも。
金子先生は晩年も美しいものに向き合うときは6~7時間、一度も座らずに立ったままじっと見据えているほど集中力とエネルギーがあり、またその美しいものを愛でることに疲れを感じないほど「美」に貪欲だったと側近の方に聞いた。
元気なころは何度か食事をご一緒したことがあったが、
「これからは審美眼でなく、耽美眼を持たなくてはダメだ」とよく言っていらしたのを覚えている。
先生の生き方や残してくれた言葉、作品から、これからも情熱をたくさんもらおう。