きょろきょろ宮古島

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ツール・ド・宮古島大丈夫か!?(最終回)

2008-07-08 | Bike

ツール・ド・宮古島大丈夫か!?(7)から続く。2008年7月6日、ツールド宮古島レースの日がやってきた。昨日、宮古島トライアスロンスクール新入生で、サイクル歴まだ一ヶ月未満の2人が、33℃を越える酷暑の中、サイクリング部門60kmを完走した。100km レースに参加するスクール先輩の自分たち7人も頑張らなくては! 今日参加のスクール生は、20代から60代。サイクル歴1ヶ月から2年数ヶ月(自分)の初心者達。さらにロードレースなど見たこともない。一番の心配は、接触転倒。次に、65km地点関門に2時間30分で到達できるか?である。朝6時30分集合。落ち着いたメンバーや、あわててナンバーを付けるメンバー。自分もヘルメットのナンバーつけ忘れしていた。みんな家庭や仕事があるから普段は大変。いよいよにわかローディーの出番である。コーチから落ち着いて、楽しんでやってください!っとお話。27℃、南南東2m/s。蒸し暑い朝7時。まず160kmレース部門がスタートするのを100kmレースの自分たちは後方から確認。最近の女性用サイクルウエアには、スカートがあるんだーっ!とざわめきたつ宮古島の男達。10分後。7時10分。パオーっと我々100kmレース部門が開始。転倒を恐れ、最前付近からスタートした。上の写真は、スタート直前。

最初の7kmは先導自動車に速度制限されるプロローグ。こんなに密接してロードーレーサーと走るのは初めて。天気も良く、海も真っ青で気持ちイイ!この時の様子が新聞の一面に出てしまった。メットにナンバーがついてないのが自分。隣の知らない人と話をしながら流す。大阪からの参加とか。また、明らかにローディーと思える人達のマナーがいいことにびっくりした。詳細は書かないが、トライアスリートとは大きく違った雰囲気で、安心感がある。また、この来間大橋の密集した中で自分のギアがアウターに外れた。後ろの人々が、アウターアウターと叫ぶ。後から聞いた話によると、その時の自分の後ろはやばさを感じてサーッとすき間が空いていたとか。でも冷静に戻しました。みなさんをドッキリさしてごめんなさーい!大きな声で、みなさんに謝りました。このプロローグ、速度がかなり遅く、やばっつと思った。だって、65km地点の関門に2時間30分で間に合うのか?? シュミレーション練習では、プロローグを25km/hで走って、30km地点狩俣まで1時間で走った。このあとシュミレーションよりもっと速く走らなくてはいけないと言うことだ。出だし速いレースになることを予測した。7km地点。パオーっとレーススタート。押さえられていたみんなのペースが一気に上がるが、先頭の大きな集団からはぐれないようについて行く。まわりから、最初からペース速いな~との声が漏れる。確かに速い。後方のスクール生の動向も気になる。

上のように、気がつくと、5人のスクール生だけになっている。後できくと3つの先頭集団に分かれていたようだが、この3つ目にも入れていなかったことになる。身内だけで練習通りローテーションを始める。30km地点狩俣では、ギリギリ予定の1時間をクリア。しかし、すでに大きな集団からは出遅れ、自分達でローテーションを回すしかない。65km比嘉ロードパークまで補給なしで行こうと思っていたが、暑い! 池間島のエイドで水を取ろうとした。前車の人が、ボトル受け取りに失敗し、落とす。ギャーっつ、自分のバイク前輪が満タンボトルに乗り上げる。転倒か?クニャクニャと体幹をコントロールし転倒をまぬがれた~。でも、水なし。池間島を周回すると、向かい風の南風。なんとなく、スクール生の元気がない。出だしのペースが早すぎたか? ペースを落とし、65km地点関門比嘉ロードパークを目指す。ずっと向かい風だが、集団に入れず苦しいローテションを繰り返す。この時スクール生は3名になっていた。65km地点関門比嘉ロードパーク、みんなの疲労が強く、トライアスリートとしては屈辱の1分間の補給と休憩をすることとした。でも、関門10数分前でクリア。後で知ったが、この地点で熱中症でリタイヤする人が少なくなかったらしい。その後もローテーションのペースとリズムが上がらない。みんな左右にぶれる。気がつくと、一人になっている。ややペースの速い知らない人の後ろを拝借。75km地点東平安名崎。エイドで、直前の人がふつうにボトルを受け取った瞬間に濡れた路面で転倒。自分は急停車して巻き添えをまぬがれる。沖縄の路面は滑りやすいとはホントだなーっと思った。自分も、宮古で四駆で飛ばしていてスリップ事故したことがある。タイヤはいいのを履いた方がいいと考えながら、走り続ける。が、全くの単独走行になってしまった。やっと同じペースの人を見つけて、お互い無言で2人ローテーションする。でも、引き離される。彼は、振り返って見てくれるが、追いつけない。80km、七股から上野までのアップダウンは全くの1人。これじゃあロードレースでなく、トライアスロンの練習と一緒だな~と思いながらも、淡々と海を見ながら走る。前にも後ろにも集団はいない。今回のレースからは番外になったとさびしく思いながら走る。サイクリングみたいになってしまった。あと、10kmでゴール。でも、トライアスロンみたいに、このあとフルマラソンしなくていいのだから、幸せっと思う。自宅に帰ったら冷やそうめんをたらふく食べようとメタボ的な考え。途中ボランティアの方々が、あまりの暑さと強烈な日射しを浴びて苦しんでいるのをみて、申し訳なく思う。そして両手を挙げてっと言いたいところだが、上手く両手放し出来ないので、片手を挙げてゴール。佳境は過ぎたさびしいゴールだった。ちょっと熱中症的な頭痛があったので、車に急いで冷房全開で休む。スクール生は全員65km地点第一関門通過!サイクル歴一ヶ月の人は、ナント関門8秒前に通過。立派です!!結局、にわかローディー7人中、5人が時間内完走。ゴール制限時間に間に合わなかった2人も最後まで初100km完走しました!。順位は、134位中70位台(3時間30分台)でした。完走率73%。100km優勝は、いつもコーチしてくれた石垣島Yコーチのチームメートである生駒淳平さん(2時間48分台)でした!

反省:ロードレース大会に参加はしたが、ロードレースのレースには参加できなかった感じ。後でわかったが、自分たちの前、数分の所に3つ目の集団があった。ここに何とかは入れていたらレースに参加したという感じが持てたのではないかと思う。集団に入れなかったので(完全にちぎれた)、後半はいつものトライアスロン単独走行練習と同じようになってしまい、物足りない淋しいレース結果となってしまった。もっと鍛えなくては、ロードレースは楽しめない。というのが結論。来年はもっと多くの本物ローディーが参加するだろう。このスクール生達、次は、初のトライアスロン大会を目指す人、初のミドルからロングトライ大会を目指す人、そしてツール・ド・おきなわを目指す人などの目標が分かれる。今回にわか特訓をしてくれた宮古島トライアスロンスクール、KENSINのコーチ面々も、ケガがなかったことを一番安心してくれていて、良くやりましたと言ってくれた。でもなんかくやしい。スッキリしない。今度は、途中くたばっても全開でやってみたい。ここがトライバイクと違うところか? しかし、サイクル歴1ヶ月から2年数ヶ月の初心者達が全力を尽くしたことはまちがいない。みなさん、猛暑の中、お疲れ様でした! また前進してゆきましょう~  また、ボランティアのみなさんありがとうございました!自分もやってきたからわかるけど、宮古島のボランティアの中でも最も過酷だったかも・・・
Thnak you for photo by Miu with kiss

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさまでした (カムイ)
2008-07-11 18:48:09
初ロードレース、それも炎天下の中でのレース、完走おめでとうございます。ご自身のコメントにもあったように、ロードレースを走ったという感じがしないというお気持ちよくわかります。

トライアスロンでは千切れて単独巡航はあたりまえですが、ロードレースは集団の中にいてこそ楽しめるということなのでしょうか。

既に課題と目標も把握されたことでしょうから、是非来年は集団を形成しながら機を見てアタックなどかけちゃってください(笑)。
返信する
Unknown (orbeaorca)
2008-07-12 19:32:52
>カムイさん

ありがとうございました!
しばらくは、トライのトレーニングで自分自身と対話してやってゆきます。
でも、時にはロードみたいに熱くなるのもいいのではと思います。
カムイさんも来年よろしかったら来てください!
一番宮古島らしい原色で暑い季節です!!
返信する
無事が何より! (Orbea Ora)
2008-07-14 20:32:03
初ロードレース完走おめでとうございます!

レポートを我が事のようにドキドキして拝見致しました。読み進むうちに完走の二文字が出てきて、ほっと一息!とにかく怪我無く完走するのがロードレースでは一番の目標ですよ。

よろしければ、また、ロードレースにチャレンジしてみてください。レースの展開は毎回違ったものになりますから、何度走っても満足いかないのがロードレースですけど、だからこそ楽しいと私は思っています。

私も、ロードレースとトライアスロンの二足草鞋で頑張ります。もちろん、来年の宮古島トライアスロンも出ますよ〜

最後になりましたが、
orbeaorcaさんの益々のご活躍を
お祈りしております。
返信する
>無事が何より! (Orbea Oraさん) (orbeaorca)
2008-07-14 22:07:50
>Orbea Oraさん

ごていねいなお言葉ありがとうございます。
理由はわからないけど、とてもホッとしました。
完走したメンバーも、
時間外完走したメンバーも、
なんかスッキリしない感じがして、
私以外はすでに毎日猛練習しています。

これから未来ある若者も、
もう人生の先が見えると思い込んでいた中壮年の私たちも、
同様に燃え上がっています。
とてもいい経験になったし、
また、忘れていた世界を見た感じです。
一生楽しんでいけそうで、
ワクワクしてきました。

ホントウにコメントありがとうございました~!!
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