もて木みち子 オレンジニュースブログ版

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必殺仕置き人?!

2012-10-15 | マイ日記

全国シェルターシンポジウムが終わった。開催地は阪南市。人口5万の都市で、このような大規模な催しを開くのはすごい!阪南市長自ら、市を挙げてのDV撲滅宣言!夜の交流会でも市長とテーブルが同じで、盛り上がった。三木市もやろうとおもえばできるんだ!文化会館、会議室、グリーンピアなど設備は整っている。あとは市長のやる気か。

基調講演は、弁護士の雪田樹里さん

この女性、実は15年くらい前に緑が丘中学の広報委員会でお呼びしたことがある。子どもの権利についての取り組みをしていたのを新聞で見つけて、いきなりお手紙を出したのだ。

その後、雪田弁護士は、あの大阪府知事横山ノック事件の弁護士で、一躍時の人に。権力の頂点にいる人からのセクシャルハラスメントの戦いは困難を極めたに違いない。

その後数人の女性弁護士と大阪で共同弁護士事務所を設立。10周年を迎えた。常に女性や子どもの側に立って、精力的に仕事をしている方だ。見た目は細身でかわいらしい印象の方で、どこからそのエネルギーが出るのだろうと思っていたが、常にぶれない、権力との戦いが力になっているのだろうと思う。

今回のお話でも、最近目立つ、性被害加害者の無罪判決の検証についてのお話が印象的だった。

「えー、そんなことありえん」と思うような事例が、証拠不十分や、確証が得られないという理由で、次々無罪になっている事例を、1件1件検証したのだ。司法というまだまだ聖域といわれる領域を、崩すのは至難の業だ。しかし、法律や司法を変えなければ、本当に女性の権利は守れないのだ、という発言は力強く響いた。同じ場に出席していた方から、雪田さんに「必殺仕置き人」という言葉がでてきたが、まさにこうした「必殺仕置き人」や、「必殺仕事人」が、先駆的な仕事をしていても、それが当たり前になるには、まだまだ、たくさんのハードルが見える。今回のシェルターシンポでもたくさんの、仕置き人や仕事人が各地で活躍していることを実感することができた

その重さにつぶされそうになることもあるけどめげずに頑張ろう!

 


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