横浜田舎物語

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突然の訃報

2017-02-01 | 静岡関連
静岡に住む、義兄が亡くなりました。
夫の兄です。

あまりに突然でした。未明の電話、母が存命のころは、いつかは来るかもといつも覚悟していたのですが

まさかの・・・「父が先ほど息を引き取りました」姪のkちゃんからでした。

「ちょっとまって」すぐ夫を起こし電話を替わりましたが・・

義兄は昭和19年生まれ、まだ72歳です。

十数年前、大腸がんを患い、闘病、見事に復活したのですが、その後癌とは別の、
内蔵系の病気と闘っていました。

それでも定年後、別の仕事をしつつ、日常生活には困らないようでした。

一時、かなり悪化して、その上親友の死というショックも重なり、生きる気力を無くしそうになったこともありましたが
ちょうどそのころ、ロードバイクを手に入れた夫が、今まで乗っていたバイクを兄にプレゼント
すると、それまでの不調が嘘のように、元気になって行ったのです。

もともと自転車で遠出することが大好きな人でした。

夫が自転車好きになったのも、この兄の影響かと思います。

足のむくみが酷かったのですが、自転車のおかげでしょう、すっかり良くなって
その話を聞いた私たち夫婦も喜び合ったものです。

しばらく元気な日々が続いていたのですが、昨年秋ごろ、体調が悪くなり入院
11月初めに夫が一人でお見舞いに行ったのですが、来週あたり、私が来る、と話をしたところ
拒否反応を示したらしい(笑)

なんですって!

そんなことにもめげずに、私はお見舞いに行きました。

言いたいことを言う人でした。でもそれはお互い様

夫の兄なのに、全然気を遣う必要のない人でした。

<義兄さん、気を遣ってほしかった?そんなことないよね>

義兄の結婚式に招待された、私の母親、私のことを「生まれたままの子で、申し訳ありません」って
夫の兄弟に謝ってました。

元々4人も兄がいる環境で育った私ですから、義兄に対しても、実の兄のように何の遠慮もしませんでした。

食事中もたばこを吸うので「ご飯がまずくなるからやめてよね」と言って、本気で怒らせたこともありますが
自分が正しいって思ってるから、全く気にしない

それくらい気の置けない相手でした。

実際、義兄がどう思っていたのか聞く機会がありませんでしたけど、
きっと、わがままでどうにもならない義妹だと思っていたことでしょう

でもね、いつだって気にしてたのよ

ちょっとでも具合悪いって聞けば心配したし、顔見に行ったし

11月にお見舞いしたのが最後になってしまったけど、会いに行ってよかった。
行かなかったらきっと後悔したと思う。

お通夜、告別式、無事送ることができました。

義兄妻のKさん、私と一つ違いのお姉さん、去年からある程度覚悟していたらしく、
気丈にふるまっていましたけど、本当にさびしくなるのはこれからでしょう

口の悪い義兄だったけど、奥さんにだけは優しかった。

病気悪化で大変な時、Kさんから言われた言葉忘れられません

「わたしより、さくらえびちゃんの方がたいへんね」って

病気の夫より、元気だけど口うるさい夫といる私の方が大変なんですって

そうなのか、そんなふうに見えるんだね。
夫にその話をしたら怒ってましたけど、少しは反省したかしら?するわけないわね

仲良し夫婦でしたね。だから別れが早かったのかな?

帰りの電車で向かいに座った夫の顔を見て、つい兄と重なってしまいました。

たった4歳しか違わないのです。

今のところは元気ですが、いつ何時何が起こるかわかりません。

昨年は私が、今度は夫が、こうして一人ずつ兄弟が少なくなって行くのです。
もしかしたら今度は自分かもしれない

年が一番近い義兄の死は、私たち夫婦にもいろいろ考えさせられる出来事でした。

お義兄さん、お疲れ様でした。安らかにお休みください

これからも家族、そして私たちのことも見守ってくださいね。

可愛がってくれてありがとうございました。  さようなら





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