もんく [英語ダメでもマレーシアで働いてみたよ]

インドネシアや台湾なんかにもいたのです。(since Oct. 2004)

マネの効用

2016-10-11 23:59:59 | マレーシアでニャー
ツイッターである方が100円均一の店で物を買って
「中国製の品質が上がっていて驚いた」
と言う意味の事を書いていた。

自分も最近は中国から国際通販で買っているし
仕事場でも中国製の機械等を買っている。
だから実際に中国製に触れてみてその人の意見に賛成できる。

それに比べて日本製は良くなっていないか、
逆に悪くなってきている気がしている。

もちろん最近は産業構造も以前とは違っているわけだから
中国でやるような事をわざわざ日本がやる必要もなくなっている、
と言えなくもない。

物を作る仕事なんてこうしてマレーシアに出てきて、
そしてバングラデシュやネパールやミャンマーなどから
人に来てもらってやっているような状態。
この事実だけで既に物作りが産業上の花形からは
陥落してしまっているのだし。


まあ、それにしてもこれからは普通に世の中に出回る「物」、
それを作るにおいて中国には敵わないだろう。


中国、以前は(今も)コピーして作るのはお手の物だった。
この特技、以前は日本のものだったのだ。

そうしてみると、
経済が加速して行く段階ではみんなマネから始めるのだろうな、
と思って来た。
特許や何か権利関係の事はいろいろあるけれど、
ある程度そう言うのはあるものか、と。

今、マレーシアにいてどこのどの国や人も
一律に「マネ」と言う事が簡単にできて条件さへ整えば
かつての日本や今の中国のようになれるわけではなかった、と知った。
マレーシア人にはマネと言うのが出来ないようなのだ。


よく考えてみると、
日本での教育や修行のような事、
全てマネで構成されている。

子供の頃はテキストや先生の書くのをマネる事で漢字を習った。
九九だって意味より先に口マネ、
歴史だって鳴くよウグイスでマネ。
仕事では技能は見て盗め、習うより慣れろ。
何しろ日本はマネする事で全てが始まっている。

そう言えば、バックパッカーが流行った時、
海外で日本人はすぐにそれとわかったっけ。
だって判で押したように皆同じカッコして歩いていたから。
頭に布被ってたりパンツがズリ落ちたままだったり。
やっぱりマネから入るのだ。


それが悪いと言う事ではなくて、
そう言うやり方が日本の産業を押し上げる力だったのだと言う事。
今、それは中国でもやっていて、しかももっと上手くやっている。

それはそれとして、日本では常にコピーの元型が必要なのだろう。
みんなでちょっとづつ、たまに大胆にコピーし合って成り立つらしい。
物ばかりじゃなくて技能とか考え方とか様々な何かの元型。


そうして今、生産現場がマレーシアとかいろいろな国に出てしまうと
元型の具体的なサンプルが手元に無い状態になっているのかも知れない。
実際の物や作っている姿、使っている状態、そう言うものが。
インターネットが発達した今でさへ実感できるほどの情報が実は無くて
操り人形みたいに細い糸を伝って来る情報しか頼りにならないのかな、と。

そうしてどんどん物作りが下手になっていってしまうのかだろうか?

逆に中国なんかは本当ネジ1本、ピン1本から自国生産しているわけだし
今時は海外に出て帰って来る人だってかなりいる。
元型を探してマネするのに全然苦労は無いのじゃないだろうか?


マレーシアに話を戻すと、マレーシア人はマネができないし
マネしようにも元型が手に入らない。
なかなか難しい。
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