もんく [今、マレーシアに住んでいます.....]

2004年10月開始。無職x数回、学校、台湾、九州、旅行、映画、マレーシア生活 & LML。

3D CADに辟易

2012-02-15 22:27:41 | 3年目に突入マレーシア
CADができるのと設計ができるのは別の事とずっと、ずっと前から言われていますが、図面を描いている本人はそう思わないのが普通だと思いますので周りがいくら言ってもダメなのです。

今日、ある物が出来上がったと言うので受け取りに行きました。その物は補助的なツールなので誰もがそれほど気にしていませんので事前の図面のチェックもいいかげんでした。その結果、やはり困った物が出来ていました。

(1)コストかけすぎ。一目見て加工の工程が多すぎるのがわかります。そんなに高いものを作る必要は無いのです。

3Dは形を作るのが簡単なので設計の作業自体は簡単に済みます。なのでそのあたりのコストは安く見積もれるわけですが、作らされる方がたまったものではありません。意図して省略しない限り、使うときにはどっちでも良いような部分まで細かく形が描かれてしまうので加工のコストは膨大になります。

(2)設計思想が無い。3Dから設計しているのでどの部分とどの部分が接触してどの部分が逃げいてるかが想定されていません。

あっちもこっちも均等に接触する設計になっています。実際の物を作る場合には公差と言うもの、早く言えば加工の誤差ですが、それがあるのでそんなに理想的に物と物が組み合わさるわけはありません。なのでちゃんとした設計であれば絶対に接触する場所とその反対の場所を作るものです。下手な人が何もかも3Dで設計してしまうとそんな事でものすごく苦労します。(実際の苦労は時として計り知れないものがあります。)


本来設計と言うのは、必要な部分だけきっちりと作ってその他はできるだけ何もしないか省略しなければならないのです。それはコストの問題とともに、どこかで辻褄合わせが必要になるからです。

自分で何か作った事にある人にはそれがよくわかります。たとえば長い木の棒に等間隔で印をつけていくとします。端から10cm測って印を付け、またそこから10cm測って印を付け、さらにそこから10cmとずっとやって10回行くと1mになるはずですが、実際には1mより少し長いか短いかになります。ちょうど1mにはなかなかなりません。10回分の誤差が溜まるからです。

これを3D CADで設計する人はちょうど10cmのところ、ちょうど20cmのところ、ちょうど30cmのところ.....に印があって、ちょうど1mのところにも印が付くように考えてしまいます。実際の作業がどう行われるかを知らないからです。



と、言うわけで、今日はその図面を赤ペンで修正しました。(再度修正のための加工をするにも大きなコストがかかってしまうのですが。)ですが、実はまだまだそう言う図面があることがわかっていてどこまで面倒見るべきか考え中です。教育係をやるほど時間も無いのです。
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