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もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

マルチタスク

日本人は一時にたくさんの事をする。
それが普通のようにたくさんの事をすると思う。
所謂マルチタスク的な仕事の仕方だ。

仕事となれば自分の都合とは無関係にいろいろやるべき事が出てくる。
だから必然的にそうなるし、それに慣れないと仕事なんてできない。
もっともあまりやり過ぎると効率が悪くなると言う事はある。


マルチタスク的な機能は人間に元来備わったものかと思いきや、
マレーシアに来ると実はそうでなくて学習によって獲得されたものなのかな
と思うようになる。

なぜなら、マレーシア人、ほとんどの人が1度に1つの事しかできない。
"しない"ではなくて"できない"らしい。

何か1つの事を始めると別の事が全くおろそかになる。
どころか、ほとんど他に何もできない。
びっくりするほど何もできなくなる。

そうなると現場でもそれ以外でも管理人としての仕事はけっこう難しい。
だからだいたい管理人の仕事は命令するだけで終わりになる。
命令はすればそれでその仕事は終わりだと思うからそれはできる。
命令した後にその結果を刈り取る事はできない。

刈り取る頃には別の仕事があってその事はもう気にできないらしい。

途中途中で経過を観察しなければならないような仕事、
これはもうほとんど無理な世界。



逆に、たぶん、彼らにできて自分たちにできない事もある。
例えば他人の顔をリアルに何年経っても覚えているとか、
下描き無にいくらでも同じ絵を描けるとか彫刻できるとか....

人間、環境から来る要求に応えるように育つものなのだなあと思う。
たぶんちょっとした違いなんだろうけれど。
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