そらのおらんだ通信

HP「そらのおらんだ通信」でお伝えしているオランダからの日々のひとりごと

お休み前のひとこと

2004-03-25 | オランダの生活
はー、なんだか忙しい日々でしたわ。。。思わぬ残業。きゃー。
というわけで、あっという間に日本に発つ日が近づいてまいりました。
そらのおらんだ通信の更新は今日から2週間ほどお休みです。ま、日本の実家で、
ちょこっと様子を覗きにいくかもしれませんが・・・。HPにお立寄りの際は、是非BBSに
メッセージを書き込んでいってくださいませ。

なんだか忙しい・・・といったけれど、実はTVを見るのも忙しい数日間であった。
た・と・え・ば。先日始まったフィギュアスケート、ドルトムント大会。これが
かなーりの時間放送されているので、つい、じーっと見てしまうことになるのだ。
日本の準備、準備、、、と言ってる割には、進まない理由がこんなところにあったりする。
日本の男の子、高橋君だっけ?いーじゃない、いーじゃなーい!(←って私は完璧おばさ~ん・・・)
こちらの放送でも、「まだ18歳!」なんて好意的に放送されてましたよー。
日本のフィギュアといえば、今までジャンプは得意だけど、表現力が苦手・・・
よって、2番目にでてくる点数(プレゼンテーションだっけ?)がいつも低かったりした。
最近、女子は村主選手など、表現力がうまい選手もでてきたけど、高橋選手の登場で、
ついに男性も、表現力の向上に発車がかかるのかもしれない。いいですねー。期待の選手。

オランダは、ここ数日良いお天気だけれど、暖かいとはいえないと思う。
留守にする前に、デルフィニウムをお庭に植えとかなければ・・・と、夕方7時頃、
庭でごそごそ植え込んでいたんだけれど、もう手がかじかんでしまって、ガチガチ。
・・・というわけで、結局、チューリップの開花は見られずじまい。帰ってきたら、
庭一面が花!だったら、うれしいなー、とひそかに思っていたりするんだけど、ムリか。

そうそう、帰ってくるときには、たぶん夏時間になっているのでは?だとすると、
急に日が長くなるんだよねー。今でも7時くらいまで明るいけど、夏時間採用後は、
8時以降でも明るくなっちゃうんだから・・・。きっと、帰ってくる頃にはオランダは
春まっさかり、なんだろう。楽しみダ―。


週末料理

2004-03-22 | オランダの生活
Bijna Vakantie(もうすぐバケーション!)です。色々調べなければいけないこともあって
忙しくなってきました。仕事もなんだか忙しいしね。。。荷物も早く詰めなければ・・・です。
(といろいろ、思うところはあるのだが、なかなか進まなかったりするのであった。)
チューリップ&ムスカリ&水仙がちょっとずつ大きくなってきて、このままいくと、私たちが
留守の間に満開になりそうな気配である。。。クククー。無念。どうか、戻ってくるまで
枯れないでよおおー、と心で祈るものの・・・どーなることやら。間に合ったら写真を撮ってUP
したいところなんですけどねー。こればっかしは、なんとも。ま、日本の桜を見るわけだし、
あれも、これも、はムリということですな。場所は違っても春は同じ春ナノダ。

昨日、だんなはグラーシュを作る予定であった。グラーシュはハンガリーを由来とする冬の料理。
たくさんのたまねぎと牛肉がミックスした料理で、どうやらだんなにとって母親の作る大好きな
料理の一つだったらしい。まあ、ここは嫁が人肌脱いで・・・!といっても、グラーシュたるや
どんなもんやら見当もつかないし、もともとやる気もないし・・・(←後者のほうが大きい理由か)で、
だんなの作る料理を楽しみにしていた。実は、かれこれ2週間前の週末にも挑戦したのだが
焦がしちゃってね。。。まったく食べられないものになってしまったのであーる。

2週間前の週末もだんなはやる気満々であった。母親から手に入れたレシピを元に、周到に
食材を用意し、さあー、やるぞ!日曜日はまだ午後3時だというのに、頑張って作りだした。
2時間は煮込まなければならない、というので、それくらいの時間を見る必要があったのだ。
さてさて、できるかな・・・?と、じゃじゃーん!と鍋を開けてみると、あんれまあ。
それは見たこともない(←って私は元々見たことがなかったのだが)フードに・・・といったら
ちょっと大げさなんだけれど、底が全部こげちゃっていて、とてもとても食べられるものでは
なくなっていたのだった。

これを見るやいなや、「オカシイ!ボクはレシピに沿っただけなのに!」と憤慨するだんな。
もっともである。午後3時から夕食を作り始め、それがだめになってしまったら、悲しい。
「まあ、次回があるさ」となだめて、結局、中華を取ることにしたのだった。
さあ、今日はどうであろう。私は早くも「もしダメだったら今回はピザにしよう!もうメニュー
選んでおくからご心配なく!」とからかっていた。だんなも、そうだねえ、二回連続で中華でもネ。
とまんざらでもナイ様子?あれ、違うかー。

そこにピンポーン。理想お母さん(彼のお母様)の登場である。よく日曜日にはうちに寄って
くれるので、今日ももしかしたらくるかな、とは思っていた。思ったとおり、である。
もしかしたら、だんなもそう思っていたのかもしれない。焦がしてしまったレシピの話をしたら、
そんなはずは!どれ、私が人肌脱ぎましょう!!と台所にたって、サ、サ、ササー、と材料の
準備をはじめる。だんなが周りを取り囲み、やれフライパンはこれだ、やれ香辛料はこれだ、
と二人でワイワイ楽しそうである。「ああー、いい光景やね。。。」と妻(←私のこと)
はのんびり雑誌なんか見ちゃったりして。。。っていいのか?日本にいたら、完全に失格妻
として烙印されているに違いない。まあ、ここはオランダだし~。おほほほほ~。(・・・?)

どうやら前回のレシピとの決定的な違いはバターの量だったようで、今回できた料理は、
前回とはうって変わって、水分も多い煮込み料理になっていた(前回は水分はナシ。まあ、
だからこそ焦げてしまったのだが。)

さすが理想お母さんの作る料理は、美味しかったなあー。どうやって作るんだろう、と
疑問に思ったものの・・・、まあ、だんながきちんと見ていたはずだしね、次回作ってくれるのを
待ちましょう♪と、まったく自分で作る気のないそらなのであった。


ユトレヒトーその5

2004-03-21 | オランダ観光情報?
昨日よりはひどくなくなったけど、風は収まる気配がありません。おかげさまで壁は倒れなかったけど
クレマチスを支えているフェンスが傾いてしまいました。今はまだ風が強くて直したくても
直せない・・・。はやく風よ、止まっておくれ~。。。!庭の草木が心配なので、外に見に行った
ところ、さすが根が生えているものは強いのねー。クロッカスの花はバリバリ倒れていたけれど、
それ以外は、元気、元気・・・!よく見ると、チューリップの花の芽が大きくなっているでは
ありませんか・・・!うーん、この分で行くと、私たちが日本にいる間に咲いて、終わってしまい
そうやなー。。。天候にもよるとは思うけれど・・・。ピンクの可愛いチューリップなので、
できれば見過ごしたくないんだけれどね。しょうがないか。

さてさて、中断を挟んでもまだまだ続くユトレヒト物語。今日はその5(最終回)です。

前回はHUIS・DOORNのところで終わっていたのでした。ウィルヘルムII世が住んだこのお城、
実はもともとオードリーヘップバーンの祖母に当たるバロネス・ファン・ヘームストラが
住んでいたところで、彼女から城を購入したそうです。そうかあー。オードリーヘップバーンが
オランダ人の血を引いている、ということはなんとなくウル覚えで知っていたけれど、
彼女のおばあ様はこんなお家に住めるお金持ちだったのね・・・!彼女のあの「ローマの休日」
で見せた王女の気品はこんなところから来ているのかもしれないわ、と即座に思った私。

現在HUIS・DOORNはミュージーアムとして一般の方にも内部を公開しています。
中では自由に部屋を見て周ることができますが、主要な部屋にはボランティアのガイドが
いて親切に部屋の様子を教えてくれます。皆、このお城が好きでしかたない様子で(?)
ガイドの説明も熱が入ってます。豪華なテーブルや家具、飾り物、食器まで、ほとんどすべての
ものはドイツから運ばれたものです。私たちにも比較的なじみのあるマイセン陶磁器から
今や世界に稀の傑作家具(どうやら100万ユーロはするそうな)まで、豪華、豪華ー。
中では写真撮影は禁止されていますが、誰も居ないときにこっそり撮っちゃいました。
ふふふ。ダメですよ。こんなことをしては。。。

お昼寝のお部屋やメインベッドルーム、第一番目の妻の部屋、第二番目の妻の部屋、お風呂部屋、
など、豪華な家は見て楽しいですな。ヘット・ローは大きすぎて何がなんだか分からなくなっちゃった
けど、ここは比較的纏まっていて、良かったです。大きすぎても良くないって、ことなのかな。

さて、Huis・Doornの内部を見た後は、お庭を歩きました。これまた大きな敷地なのですが、
ほとんどの部分は芝生で広々しているだけだったので、ローズガーデンと皇帝が眠る棺が
置いてある小屋を覗きにいきました。ローズガーデンは当たり前ながら、まだまだ成長して
なくて閑散とした感じ。周りにシャクナゲもあったので、5月から6月にかけては
素敵なお庭になることでしょう。小屋は当然カギがかかっていて中に入れるわけではないのですが
窓から覗いちゃいました。結構な人が覗いていて、静かに眠ること、、、できないかもしれない
なあー、なんて。敷地内にはこれまた素敵なカフェらしきものもあったので、時間があれば
いきたかったなー。でも、今日はケーキも食べちゃったしね。。。

さて、4時のバスに乗って、また来た道のりを帰ります。バスが着くや否や、ちょうど電車が
到着したので、走りまくってセーフ。ユトレヒトからは再びバスに乗り込み、ゴーダに向かい
ました。今日の夕飯はゴーダのレストランで、と決めていたので、ゴーダ・ユトレヒト間の
電車不通はちょうど良かったのかも。。。?今日のお目当てレストランは、最近人気のTAPAS。
スパニッシュレストランでございますー。小さなお皿を何枚も頼んで、シェアして食べる、
というのは私からすると、居酒屋のようで、身近。たくさんの種類を食べられるのも魅力的
だしね。入った時間はまだまだ早かったので、ほとんど人はいなかったけれど、しばらくすると
ぞろぞろ人が入ってきます。今日は日曜日で普通オランダ人は外食しないそうなんだけど。
どうやら人気のレストラン、というのはホントらしい。

6-7皿頼んで、どれも美味しい―。大満足。特にサーディンは美味しかったなあー。丸ごとの
魚が出てきて、かぶりついちゃいました。お店の名前はLa Cubanitaです。またレストラン情報に
アップしますね。

というわけで、2日間の旅行が無事終了。結構、楽しかったわ。


ユリアナ元女王崩御

2004-03-20 | オランダの話題
今日はユトレヒトの続きを・・・と思ったけれど、ユリアナ元女王が崩御されたため、
TVのプログラムのごとく、そらのひとりごとも変更です!(?)。
最近、皇室関係の話題、めちゃ多いですね。オランダは。結婚式があったり、赤ちゃんが生まれたり、
お葬式があったり、結婚スキャンダルがあったり・・・。まさに、世代の変わり目、ということ
なのでしょうか?

今朝起きて、ラジオをつけると、いつものとおりPOP音楽が流れていました。突然、音楽が途切れ、
何だ?と思いきや「プリンセス・ユリアナ崩御」のニュースが流れてきました。そして、そのニュース
が終わるや否や、タ、タ、ターンとクラシック音楽が・・・。あれ?これ、さっきのPOP番組だよね?
という変化ぶり。。。プリンセス・ユリアナと聞いても、私のようなオランダ新米は、
「え?まだ生きていらっしゃったの~?」という感じ。(まあ、「え?誰?」よりは、ちょっとは
マシな感想ですが・・・。)94歳で崩御されたユリアナ元女王は、ここ何年かは公式の場に姿を現す
ことはなく、私のように最近オランダにやってきた人間にとっては、まったく存じ上げない歴史上
の方だったのです。彼女は現在の女王ベアトリックスの母親で、1948年から1980年までオランダの
女王でした。1980年にその地位をベアトリックスに譲ってからは、引退生活(というのか?)を
楽しみながら過ごし、最近は病気のため、公式の場に姿を現すことはなかったそうです、
(ということを、今日、特別番組で流れるビデオで知りました・・・。)

さて、今日はデルフトにショッピングに行きました。日本へのお土産を買うのに、デルフトは
もってこいの場所、ということを前回帰国時に学んだので、今回はロッテルダムにいったり
しないで、お目当てのお店目指して一直線!だったのです。お目当てのデルフト焼のお店は、
デルフトのマルクト広場の新教会間近にあるのですが、新教会は大々的な修復作業のため、
教会の塔の周りには大きな囲いが、教会の前には大きな穴が開いている状態でした。なんやら汚いなあ、
なんて思いつつ、お店に入り、あれこれ念入りに見てようやく選び、さあ、と外に出ると、
たくさんの人が教会のその穴を眺めています。???・・・。

そうなのです。このデルフトの新教会は代々のオランダ皇室のお墓がある場所で、ユリアナ元
女王が亡くなった今、お葬式がもうすぐここで行われるはずなのです。「教会の前に
こんな大きな穴が開いてていいのか・・・?」きっと誰もがそんなことを思って覗いていたのかも
しれません。。。この場所に馬車がつき、世界中の弔問客が歩いて教会に入るのに、教会の前に
穴があって大きな水が溜まってちゃあ・・・まずいっちゅうーのねえ。

そこに大きな土の山を載せたトラックや工事の人々がやってきました。慌ててフェンスを立てだし
工事開始です。「お!オランダにしちゃあ、早いねえ。今日は土曜日だっていうのに、仕事だよ。」
と私が日頃のオランダ人の仕事ぶりと比較して、からかいがちにだんなに言うと、だんなも
「まさかこういう事態になるとは思わず、のんびり仕事してたんだろうなあー」と笑っています。

その後、私たちは別のお店に行ったり、お気に入りのカフェでお昼のパンケーキを食べたりし、
再びマルクトに戻ったのですが、そのときには、かなりの穴はすでに埋め立てられ、工事の人は、
一生懸命土を平らに均していました。まあ、穴の埋め立てとレンガを並べるくらいは簡単に
できるでしょうけど、もし、塔の上方部分にある修復用の囲いまで取り除かなければならないと
したら、工事の方々は今日から大忙しの日々になることでしょう。。。あらまあ大変。

今日は嵐のようなひどい天気。庭のフェンスが風の直撃を受けていて、倒れるんじゃないか・・・
と心配しています。あと2時間もしたら止むそうなので、壊れませんように、と祈るような気持です。
来週もひどい天気(最高気温も10度に到達しないよう)。オランダは・・・まだ春ではないのかしら?


ユトレヒトーその4

2004-03-19 | オランダ観光情報?
春の嵐。すっごい風と雨だよー。帰りに意地でも傘!と思って傘をさしていたら、傘が折れた。
ぐぐぐぐー。傘、買わなきゃ、だよー。まったく、まったく、まったくー。
傘を日本で買うべきか、はたまたこっちで買うべきか・・・?悩むべき問題でアル(そんなことないか?)
さて、毎日続いているユトレヒト物語。話はユトレヒト州の小さな村、DOORNに移ってます。

DOORNは、昨日書いたように、Huis・Doornがあることで有名なのですが、それ以外にも、
大きな森が広がる地域で、たくさんのバケーション客が訪れるところでもあります。
この一面の森は、Utrechtse Heuvelrugと呼ばれる大きな森です。その一部、
Kaapse Bossenルートをぶらぶら散歩(ワンダレン)することにしました。
森の中は、まだまだ冬の景色で、緑というよりも茶色が主色です。しかし、そのお陰で(?)、
ワンダレンルートは、静かで人とすれ違うこともそうめったにありません。美しい森は、
綺麗に手入れされ、きちんと計画的に伐採されているようです。こういう美しい森を見ると、
私の心はいつも日本のあの荒れた山を思い出してしまいます。手入れをすればこんなに美しい
ところなのに、ヘンな杉なんか植えて真っ暗にしちゃって・・・。政府も経済のためになることは
ホイホイするのに環境については腰が重いというか・・・。無用な道路なんか作らないで、
こういう伐採作業にもうちょっと力を入れるべきだと思うんだがなあ・・・。あー、
話が暗くなってきました。ゴーバックゥ!

木々はまだまだ冬の様相ですが、鳥のさえずりは賑やかで、とろけるような美しい声が、
あちこちから聞こえてきます。枯葉を踏みしめながら歩く足取りも自然と軽やかに・・・♪
しばらく歩くと、一面が開け、砂場にでました。デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園にも
こういった砂場はあるのだが、これは氷河時代からの名残。所々にはヒースが生えていて
夏には紫色の花が咲くのだそう。その先には、テラスとベランダがついたカフェが
あった。どうやらワンちゃんに優しいカフェのようで、ベランダにはワンちゃん用の水が
用意されている。カフェの中にも何匹かのワンちゃんが、ご主人様(お客)の足元で
のんびりくつろいでいる。上品なマダムが切り盛りしていて、なかなかいい感じ。
コーヒーを一杯いただこう!と、中に入り、結局、コーヒーとブルーベリーのパイを
堪能したのでした。オランダが豊かだなあ、と思うのは、どこにいっても素敵なカフェが
あること。ま、どこにも美味しいしゃれたレストランがあるフランスの足元には及ばないのかも
しれないけれど。

この森にはこれまたデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園と同じく、氷河時代からの地層の名残で
少し坂道があるのですが、小さな男の子が興奮気味に自転車で坂道を下っていました。
「nog keer doen(もう一回やるよ)!」といいながら、一生懸命自転車をもう一度坂の上まで
運んでいます。おいおい、そんなにすごい坂か?(←実際、日本なら坂とは呼べない斜度。)
やっぱりオランダ人だなあー。単純だ。しかし、この少年にとっては生まれて初めての「坂」
なのかもしれない、とほほえましく思った。

さて、2時間ほどワンダレンを楽しみ、Huis・Doornへ向かった。このHuis・Doornは
昨日も少し伝えましたが、ドイツの最後の皇帝、ウィルヘルムII世が住んだことで有名な
お城。歴史は悲劇を繰り返すものだけれど、このウィルヘルムII世も決して順風平凡な人生
ではありませんでした。第一次世界大戦で敗戦したドイツは、共和国を宣言し、
皇帝制は廃止されます。暗殺・殺害を恐れた彼と彼の妻は、祖国を後にする決心をしました。

ウィルヘルムII世は大英帝国のヴィクトリア女王の孫のためイギリスの王室、そして友好関係に
あったオランダの王室の助けを借りて、オランダに移住しました。家の家具、食器など
すべてを持ち込んだため、彼を乗せた列車は57両にもなったそうで、その頃の各ヨーロッパの
メディアはこぞって彼を皮肉ったそう。しかし、この大移動により、疲労困憊した彼の妻はオランダに
移住して1年後には死去、その後迎えた2番目の若い妻は、お金だけを目当てに結婚したような
人で、ウィルヘルムII世は祖国のモノに囲まれた生活をしていても決して幸せではありません
でした。1941年、ドイツがオランダを占領したさなか、ウィルヘルムII世は崩御されたのですが、
最後に彼が残した言葉は「ドイツに皇帝制が復活したら、私の墓をドイツに移して欲しい」
という言葉だったそうです。もちろん、彼の夢は叶わず、今だ、彼の墓はこの地にあるのです。

うーん、最後の文章はなんだか「知ってるつもり」みたいになったなあー。皆さん、関口博の
声を想像しながら読んでね(?!)。なんだかまたまた長くなってしまったので、続きは次回に!!


ユトレヒトーその3

2004-03-18 | オランダ観光情報?
もうすぐ4月。4月といえば新入社員、新入生の時期ですね。ういういしい新入生たち。
最近は新卒の扱いは様変わりしたとはいえ、(おじさんを始め)多くの社員が新入社員を心待ち
にしているんではないでしょうか。おじさん、といえば、うちの会社の上司(オランダ人)。
ある社員に電話するとき、いっつも声が「ハーイ。元気~?」と一オクターブくらい上がって
しゃべる。いったい何事だと思いきや、先日その電話の主に会うチャンスがあった。
なるほど。可愛い女の子。オランダ人も日本人と変わらないのだ、と確信した瞬間であった。
さてさて、先日から続くユトレヒト物語。
ユトレヒトの駅前には大きなショッピングセンターがあるのだが、これは駅に併設された屋内の
ショッピングセンターなので、雨の多いオランダにおいて、とても便利である。
ロッテルダムにせよ、アムステルダムにせよ、一度外に出なければならないものね。
こういう点で、ユトレヒト、いいよなあ、と思っていたところ、なんと、結構なお店が
平日7時までOPENしていることも発見してしまった!!!なーんと。平日7時、といえば、
私が子供の頃のイトーヨーカドーなどと同じではないか。会社帰りでも充分間に合うし、、、
す、すごいぜ、ユトレヒト。ますますユトレヒトに対して羨望のまなざしを向けてしまう
そらなのであった。

5時半にだんなと別れ、さてどうしよう。だんなは心配だからホテルにいなさい、いなさい、という。
駅で殺人でも起きたら・・・タラー。。。どうやら最悪のケースを想像しているよう(なんか、
だんなって、半分父親のようなんだよね。こういうとこ。)そんなこといって・・・ホテルの部屋での
密室殺人は有り得ないのかい?と、つい反発したくなるわ・た・し。

とはいえ、いくとこもないし、リッチなホテルで優雅な時間を過ごすのもなかなか、
と思って、結局部屋に戻ることにした。このホテルにはフィットネスルームがあって宿泊者は
無料で使えるらしい。そうと知っていたら・・・それらしき格好を用意してきたのだがなああ、
ちょっち残念である。そんなこんなで、テレビを見たり、大きなジャンボベッドに横になったり、
本を読んだり、アワアワお風呂を楽しんでいるうちにあっという間にだんなが帰ってきてしまった。
ブライアン・ウィルソンのコンサートはそれはそれは良かったそうで、上機嫌である。
片手にコンサートのプログラムブックまで持っていた。いつもそんなの買わないのに・・・。
よっぽど良かったんだねえ。良かったねえ。私も行っておけば良かったか?ふとそんな風に思った。

翌日。起きたら9時。うわー。寝過ぎ。9時間も寝てしもうた。今日の予定は、DOORNである。
ユトレヒトからアーネムへ向かう途中にはたくさんの森が広がり、豊かな風景が多いのだが、
今回はドールンという村で、ハイキング&お城見物を楽しもうと思っていたのだった。
ユトレヒトの駅まで向かい、朝食を購入。ホームで電車を待ちながらコーヒーを飲む。
電車は快速で一駅のDriebergen-Zeist。あっという間に到着である。駅を降りると、ユトレヒト
からそんなに離れていないはずなのに、かなり郊外にきたような、、、そんな錯覚を起こさせる
静けさである。バス停に向かうと、ほどなくバスがやってきた。Doornまでは約20分の道のり。
大きなお屋敷が続き、ほんと、いったいどんな人が住むのかしらー?と思いつつ、車窓を楽しむ。

このDOORNは、ドイツの最後の皇帝、ウィルヘルムII世が住んだHuis・Doornがあることで
有名である。第一次世界大戦後、ドイツは共和国の道を歩むことになった(と思うのだが・・・)
ため、皇帝制度が廃止された。その頃、ロシアではロシア革命によってニコライ皇帝
を始めとした王族が殺され、その影響を恐れたウィルヘルムII世は国を脱出することを決心
する。当時、57台もの貨車を連れ、オランダに脱出したというウィルヘルムII世。
話を聞くと豪華な気がするのだが、元々は皇帝。それが地位を追われて逃げるようにして、
国を去るのだから、時代の変化は時にとても残酷である。

さてさて、そのHuis・Doornについては明日語ることにいたしませう。
その前にハイキングもしたので、そのこともね。。。


ユトレヒトーその2

2004-03-17 | オランダ観光情報?
ウワサどおり、今日は暖かかったですね。家のムスカリも一気にむくむくと大きくなったようで
あれ?こんなところにムスカリが…。とビックリしてしまった私です。(植えたところ、忘れるな!)
さて、昨日からTOPの壁紙を変更しています。白黒で結構シック…?って自分で言うなー、ですね。
場所はユトレヒトなのですよ。行ったことある方なら、すぐに分かるドーム塔が見えてます。
というわけで、ユトレヒト(州)の続きです!!

カサリネ修道院博物館を後にし、結局、中央博物館に向かうことにしました。
中央博物館を選んだ理由は、近かったから、とか、他に向かう先もなかったから、
というような理由であんまり前向きな理由ではありませんでした。
ミュージーアムとはいっても何が展示されているのかも分からなかったからです。
いや、当初の予定のカサリネにしても何かを知っていたわけでもないんですけどね。。。(苦笑)。
しかし、最近の私は燃えてマス。購入したミュージアムカード、どんどん有効利用して、
あちこち見なければってね!とにかくどこでもいいからミュージアム!まさにそんな心境です。
ボー!!!(←燃えている音?)

ユトレヒトの街の中心からどんどん遠ざかり、なかなか趣のある一角に出ました。
古い小さな長屋などもあって、覗き歩くのにはいいところ。って趣味悪、ですな。
ミュージアムもなかなかの趣の建物。建物の目の前には大きな丸太人形がででんと座っていて、
いったい何のミュージーアムなんだろう?という気持ちが益々大きくなるなか、中に入りました。
受付で「ふふふん」とちょっと得意げにミュージアムカードを見せると(とはいっても、
誰も入会できるカードだから、得意げになっても仕方ないのだけれど)「ハイ、4ユーロいただきます」
とのお返事。え?な、なんで??? そう、ミュージーアムカードは無料でミュージアムに入れる、
とはいっても特別展など行っている場合は、お金を余分に払う必要があるのです。要注意!
ここでは大きな特別展が良く行われているようです。ちなみに今は、「お魚展」だとさ。
サカナとはいったいハテナ(←つまらん!)。ますますハテナが頭に浮かぶ私たち。

中に入ると、サカナの骨が展示してあって、うう、うまそうだなー、と思ってしまう私。
ほんと、花より団子状態だわ。なんだか複雑な建物で、しかもパンフレットを配布してくれる
訳でもないので、一体どこに何があるのかさっぱし分からない状況は続く・・・。
とりあえず、常設展示らしき絵画展を見に行った。ここでもドールハウスを発見し、
中を覗いてみるが、今まで見た中で一番豪華な気がした。昔のドールハウスは、今の
普通のタンスと同じくらいの大きな家具の中を仕切って、各部屋(ダイニングとかリビングとか)
を飾っているのです。本物のデルフト焼のミニ版ポットとか、ミニ版絵画とか、、、とにかく
ゴージャス。昔って本当にお金持ちは贅沢だったのねえ、と思わずにいられない。

その他、ユトレヒトの画家を中心にイタリア絵画全盛時代の16世紀、19世紀、そして現代アート
などが飾られていた。なかなか良い作品が多く、見ごたえある絵画でしたよ。
現代アートは、相変わらずわっかりませんでしたけどねー。

一番上階に上がると、ミッフィー・ルーム発見!!ミッフィーの原画や小さなぬいぐるみがたくさん
飾ってありました。2000年には特別展でミッフィー展(ブルーナ展)も行われたそうで、
その時に来たかったなあ、とちょっぴし思ったのでした。今の特別展は魚。いったい、どんなの?
最後に特別展に向かいます。曰く、サカナをテーマにした絵画を中心にサカナ展は開催されて
おりました。ベルギー、オランダでは16、17世紀にはフィッシュマーケットがどこでも開かれ、
魚は庶民の主食だったようです。今や魚はマイナー料理なのに、昔は違ったのね・・・。
ビックリです。フィッシュマーケットの様子はよく絵画のテーマとなって、色んな魚や
魚を売る人々の様子が描かれたようです。見ると、カサゴ?のような魚や、カレイなどが
描かれていて、ふーん、昔はこんな魚も食べたんだねえ、と感心しつつ見て周りました。
普段、フィッシュマーケットにあまり訪れるチャンスのない私は、どうしても「美味しそうだぞ」
という雑念を追い払えずに絵を眺めつづけるのでした・・・。

さて、そうこうしているうちに、結構いい時間になってきました。今日はだんなはコンサート。
絶対遅れたくない!という気持からか、ちょっぴしイライラしているのが分かります。
というわけで、早めの夕食を取りに駅に向かいました。駅には、以前訪れたとき、ポン子さん
に連れて行ってもらったチャイニーズのお店があって、美味しかったので、是非だんなにも
食べさせてあげたい!と思ったのです。4時過ぎにお店に入ると当たり前ながらお店はガラガラ。
これじゃあ、すぐにご飯はやってくるな、と私は思ったのですが、だんなはまだまだ安心できない
様子。なんだか浮かぬ顔でじーっと食事が来るのを待っている。「ほんと、手に取るように
分かる顔だなあー。子供のようじゃ。」と、彼を目の前にした私は可笑しくて仕方がない。
結局食事はすぐにやってきて、5時前にはすべて終了。結局のんびりコーヒーまで飲む時間が
あったのでした。

それでは、続きはまたまた。



ユトレヒトーその1

2004-03-16 | オランダ観光情報?
いやいや、ようやく暖かくなってまいりましたねえ。
今日は急に暑くなったためか、すっごく暖かく
感じました。昨年のそらのひとりごとを見ても、
良い天気だと毎日狂喜(?)しているひとりごとばっかり
だったので、そろそろ暖かくなってくれなくては・・・と
思っていたところなんです。(たまには役に立つ
「そらのひとりごと」。ムフフ~。)今日はようやく
2ヶ月ほど前に頼んだ「芸術新潮ールーブルの秘密」が
届き・・・、嬉しいんだけど、何も日本に行く前に
(ようやく)届かなくってもいいのにさあ、と思っている
そらなのでした。ま、日本から帰ってきてから着いたら
ますます???なんだけれどもサ。

さてさて、今日は(から?)週末のユトレヒト州旅行に
ついて、です。ロッテルダムからユトレヒトまでは
1時間くらい、そらの家からでさえ、2時間くらいで到着できる
ので、何も泊まらなくてもいいのですが、今回は泊まら
なくてはならない事情から旅行がスタートしたのでした。
だんなが土曜日の夜、アムステルダムでのコンサートに
出かけるため、帰りのタクシー代にお金を出すんだったら、
どっかのホテルに泊まったほうがいいねえ、という
話になったのです。オランダでは、コンサートが終わるのは
大体11時頃。電車(NS)は夜中でも動いているので、乗車
可能ですが、地下鉄は12時過ぎに終了してしまうため、
ロッテルダムからそらの街までタクシーに乗らなければ
ならないのです。うううー。田舎モンはつらいねえ。

ちなみにコンサートはブライアン・ウィルソン。名前を
聞くと、誰やそれ?という感じなんですがあの「ビーチ・
ボーイズ」の一番最初のメンバー。彼ナシには多くの名作
は生まれなかったといってもいいメイン・パーソンです。
彼自身、たくさんの問題を抱えて健康状態も優れなかった
のですが、ついにコンサートが開かれる!というわけで、
知るひとぞ知る人気コンサートになったようです。
オランダでは早々にチケットはソールドアウト。当日は
イギリスからもたくさんのファンが駆けつけていた、と
だんなは言っていました。

で、今回、そらは参加しなかったのですが、「一緒に
週末どこかで過ごそうよ~」というだんなの誘いに乗って、
ホテル探しを開始。アムステルダムは高いし、
取れないので、最初から諦めて、周辺都市で探していた
ところ、なーんと4ツ星ホテルのNHユトレヒトが、破格の
一室59ユーロを提供していて、慌てて飛びついたのでした。
(こういった破格の部屋はシーズンオフに一日5部屋など
の限定で提供されます。)通常料金ではたぶん
150ユーロは下らないと思うので、超お得だよ~。
なんでも早めに行動って大事だね(笑)。

当日は電車が大混乱でゴーダ・ユトレヒト間は運行
されておらず、バスが代替輸送している、とのこと。
お陰で普段なら45分で到着するロッテルダム・
ユトレヒト間は、2倍くらいかかってしまった。
だんなはプンプン怒っていたけれど、私は急ぐ旅でもなし、
のんびりバス旅行を楽しむ気分だった。バスの到着地点は
ちょうどNHユトレヒトのすぐ裏で、正午のチェックインの
15分前だったので、先にチェックインを済ますことに。
中に入ると、おお~、さすが。四ツ星ですな。なんだか
豪華なホテルでございまする。今日は土曜日でビジネス客も
ほとんどいないのか、ものすごく空いている。というか、
がらーんとしている、感じだったな。部屋は14階だと
案内されて、おお~、14階だ!高い、高い、とみょーに
はしゃぐ私。とても、東京からやってきた人間とは思えません。
完璧に田舎オランダモンに成ってしまった私なのでありました(笑)。

部屋も当たり前ながら広く、これで59ユーロはやっぱり
破格。は・か・く。150ユーロ出して泊まりたいとは
思わないけれど、59ユーロだったらいいよなあ。
ふふふん。今日はだんなも出かけるわけだし、リッチな
ホテルライフ・・・?グフフ。

荷物を置いて、ユトレヒトの町にでる。目的地は
「カサリネ修道院博物館」。混んだ市場、ユトレヒトの
中心的存在ドーム塔を通って「カサリネ修道院」に到着
したのだが、なんと2006年まで大々的修復作業で、
見どころもほとんどないという。(受付のおじさんが
「見どころはあんまりないねえ」というのだから、
本当にないのであろう。それとも単にやる気がないだけかしら?)
というわけで、ユトレヒトに出かける方、カサリネ修道院
博物館は2006年までは見どころイマイチなし!とのことです。
ご注意を。。。!

長くなったので、また明日。



サイレンス

2004-03-15 | オランダの話題
皆様、ご迷惑をおかけしましてすみません!!
サーバーの件、昨日、慌ててTOPに記載しましたとおり、しばらくはまた元のアドレスに
戻ります。また再びサーバー探しの旅にでますけど、しばらくはこのままです。
なぜサーバーを探さなければならないか・・・?というと、以前にも書きましたが、
現在のFC2ではUPできるファイルが600個まで、と定められていて、すでに限界が近いのです。
というわけで、なんだか皆様を振り回しておりますが(自分も振り回されている)、
ご理解よろしくお願いします。
週末は泊まりがけで出かけていて、帰ってきたらこのサーバー騒ぎ・・・
なんだかドドンと疲れてしまっているそらです。ん?まあ、週末行事はなにやら
盛りだくさんだったから、それで疲れてしまった、ということもあるかもしれませんがーー(笑)。
週末には、ユトレヒト州に出かけてきました。 盛りだくさんの予定で、たくさん取材して
きました(遊んできた?)ので、次回ひとりごとでレポートしますね。お楽しみに!!

今日はオランダでは、先日のマドリッドでの犠牲者のための黙祷が行われました。
朝、会社に向かうと、隣の会社ではオランダの旗の半旗が掲げられていたので、何かなー、
と思いながらオフィスに入ったのですが、どうやらそういうことだったのです。
12時からは公共機関の電車やバスを始め、すべての交通機関はSTOPし、3分間沈黙に
包まれたようです。私の会社でも「するように!」という通達が周ってきましたが、
気がついたら、12時回ってました。ありゃりゃ。デン・ハーグでも正式な追悼式が行われたようです。

同じEURO圏だからだろうか?日本の報道の様子は、こちらではインターネットと日経新聞からしか
伝わらないけれど、オランダとは扱いがずいぶん違う気がする。今日のこの黙祷や一連の追悼は、
同じEUROとして(?)、痛みを分かち合おうという感があった。しかし、日本はやっぱり
遠いから?相変わらず「対岸の火」状態の気がしてならない。相変わらずの「日本人の犠牲者は
いなかった模様ですが」という一文、「観光客にも人気のスペインで」というなんともピンぼけな
形容詞(だからどうだというのだ!)。どうもいろんな報道に違和感を覚えて仕方が無い。
テロはどこでも起きるかもしれない、とは口先では言っているけれど、本当にそう思ってんの?
といぢわるな私は心の中で思ったりする。なんとなく、起こるかもしれない(けど日本は大丈夫
だろう)・・・的な感があるような気がする。ちゃんと対策はなされているんだろうか?
なんだか心配でならない。

さて、話は全然変わって、天気予報どおりついにオランダも暖かくなってきたようだ。
今日はどこでもかしこでも鳥の鳴き声が美しかったこと!家に帰って庭に出てみると、
カラフルなクロッカス、アネモネがぐんぐんと大きくなってきた。日本に行く前に、
どれだけ綺麗になるかな?日本にいる間にどれだけ成長するかしら?なんだか俄然楽しみになってきた。



魔法のチケット

2004-03-12 | 日々のつぶやき
いやはや、寒い日々が続きます。しかし、そんな日々ももうそろそろ終わり・・・?
今日、新聞を見たところ、来週の火曜日あたりから、本格的春になってきそうな、そんな予想が・・・
なんと、水曜日には15度(最低7度)にもなるそうよ。今が、最高気温が4度くらいだと考えれば、
どんなに暖かいか、想像できるというもの。。。まあ、天気予報はまったくアテにならない、とは
何度もこのひとりごとでぼやいているので、本当かどうかは疑問ですけどね!
まあ、良い予報は信じることとしましょう♪
最近は、日本行きの手配で本当に忙しくなってきたわ。京都の旅館に電話するために、夜中の1時半まで
起きていたり(まあ、それまで寝ていたんだけど・・・)、友達や両親から一気にメールが届き、
ダブルブッキングになってしまったり・・・。なんやかんや忙しいんですわ、、、。
そんな中、JRのRAIL PASSが届きました。RAIL PASSは知る人ぞ知る、お得チケット(?)。
一定期間の間、電車乗り放題なのです。このPASSの存在は知っていましたが、買うのは初めて。
今回、1週間(7日間)の普通車というチケットを購入しました。その金額、28,300円也。
高いといえば高いけど、この金額は東京ー大阪間を往復すればだいたい元が取れる?値段で、
あちこち周遊したい人にはかなりお得なチケット。海外でしか購入できず、しかも購入できるのは
日本に観光目的でやってくる外国人、または日本国籍以外の人と結婚している日本人、または、
他の国のグリーンカード(永住権)保持者、となっていて(今年の3月までは10年以上海外に
住んでいる人もOK。)結構、レアチケット?でも、購入券には名前もばっちし入っていて、
PASSPORT照会で本チケットと交換、というメンドウなシステムを持っているため、誰かに
売りつけることはできない。。。いや、売りつけよう、なんて思ってないけどねえ。

この券と共にJRの案内書も付いてきたんだけど、それを見ていたら、うー、関西周遊ではなく、
いけるとこまでいくという全国周遊ツアーをしてみたい・・・という衝動に駆られたよ。
急行に乗ったり、新幹線に乗ったり・・・北陸、山陰、四国・・・行ってみたいところは、山のように
あるのだ!!そう考えると、このチケットって、電車オタクには魔法のようなチケットだなあ。。。

スペインのテロ・・・本当にひどい。オランダでも、他人事ではない、という扱いで、
報道しています。実際、スペインに行く人は多いし(観光など)、道だって鉄道だって、
スペインに通じているのだから。前日は、レアルマドリッドとバイエルンミュンヘンのサッカーの
試合(CL-チャンピオンスリーグ)を見て楽しんだというのに、、、同じ場所で、次の日は
悪夢が待っているとは、実際にスタジアムに居た人も、テレビで見た人も、想像だにできないことだ。

ほんと、どこでテロがあってもおかしくない世の中になった。本当に、かなしい。