そらのおらんだ通信

HP「そらのおらんだ通信」でお伝えしているオランダからの日々のひとりごと

豊かなオランダの旅-2

2003-06-03 | オランダ観光情報?
うおー。あと2日間働いたら日本だよー!
信じられる?んにゃ(ううん)・・・。荷物詰めなくっちゃ。
今、どれくらい暑いのかしらん?検討がつかないよー。
暑い・・・といえば、ここオランダも暑い。
昨日の夕方にはかなり涼しくなったのだけれど、建物の中には
熱がこもっていて、暑いのだ!当然クーラーなんてないしねえ。
オフィスにもクーラーがなく、暑いよ~!
さて、語り、語り!「豊かなオランダの旅-2」というテーマで。
昨日の続きってことだね。Hoge Veluweでは単に自転車を漕いでいるだけ
なんだけど、本当に幸せだったの。なんていうか心地よい。本当に心から
リラックスできる感じで。本当に自転車漕ぎながら、
ニコニコ微笑んでさえいた! こんな心地良い気分になれるなんて、
日本国内ではあまり無かった。もちろん、山に登った後の達成感、
なんかはあるのだけれど、そういうのとは違うの。美味しい料理や
温泉旅館で過ごすのも楽しいけれど、それとも違う・・・。
でも、何が違うんだろう?って。

日本でいえばHoge Veluweのイメージに近いのは奥日光かな、と思う。
もちろん全然風景は違うのだけれど・・・。奥日光はそらも大好きなところ
だし、本当に自然が豊かでいいと思う。でも・・・。
戦場ヶ原を歩いていて思うのは、まあ普通に健康な人ならば、
なんとかなるけれど、ちょっと足が弱い人にはちょっと歩くのが大変な
地点もあるかな、ってこと。木道が少し傷んで壊れてしまっていたり、
穴が開いていたり、少しぐらぐらしたり・・・。健康な人はひょい、と
乗り越えればいいだけなんだけど、足が弱い人、小さな子供には
どうだろう?ちょっと、ムズカシかもしれないよね。

一方、Hoge Veluweの自転車道は信じられないくらい完璧なの。どこにも
でこぼこ道がない。まさにすいすいー、っと止まらずにどこまでも
どこまでもいける感覚。昨日も老いも若きもよちよち歩きも・・・って
いったけど、本当に全ての年齢の人が皆楽しんでいる。
なんか当たり前のような単純なことなんだけど、これって、
すごいことだと思う。お陰ですいすいーっと自転車を漕ぎながら
美しい自然に集中することができるってわけ。ごみもまったく落ちてないし。
こういうところがやっぱり「豊か」なんだな、と思う。
お金も入園料の5ユーロだけ。これだけでこんなに楽しい豊かな
気分にさせてくれるなんて・・・。やっぱり人間にとって大事なことは
お金、とか、贅沢、ではないんだなあ、と思う。

しかし、オランダには金銭的な「豊かさ」を見る場所もある。
最終日にアペルドールンのロイヤル宮殿、ヘットロー宮殿を訪れた。
オランダのロイヤルファミリーって、世界でも有数の金持ち王族なん
ですってね。今は住んでいないこの宮殿、うおー、すごいぜ!
途中部屋を見ながら疲れからか眠くなってさえいた!
こんなところに住んでいたら自分の部屋にたどり着く前に
寝ちゃうよ・・・。うほほほほ。。。

一般人の大金持ちとされる人の博物館なんかにいったことあるけど、
やっぱり宮殿はそれらの人とは比べ物にならない?くらい大きい。
部屋も同じような部屋がたくさんあって、いったいこの部屋を
どうやったら全部使いきることができるの???って感じ。
どの部屋も豪華なんだけど、あまりに豪華で価値観がクラクラ
分からなくなってしまう、って感じ。途中、小さな部屋があって、
この部屋はベアトリックス女王(現女王)が好きでインタビューに
使用された、って紹介されていたけれど、やっぱり女王も大きい豪華な
部屋よりも小さいところがいこごちがいいのかしら?と思ったりした。
前女王の時に、ここは田舎でいやだわ、とデンハーグに移った、
らしいのだが、やっぱり金持ち。こんな豪華なお城を捨てて(?)
別に移ってしまうのね・・・。うーん、すごいわ!