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酸化エチレンガス滅菌 (1)

2017-08-13 23:50:57 | 医学情報
こんにちは
東京マイクロスコープ顕微鏡歯科アシスタントakiです🌷

今日は酸化エチレンガス滅菌についてです。

はじめに

高圧蒸気滅菌と並んで多用される滅菌法に、酸化エチレンガス滅菌法がある。これは、高圧蒸気滅菌のように熱によって物理的に滅菌を行う方法ではなく、微生物の生体そのものである蛋白質に化学作用を及ぼすことによって、滅菌を行うものである。
酸化エチレンガス滅菌法の一番の利点は、熱による滅菌法に比べはるかに低い温度(40〜60℃)や(25〜80%RH)の環境条件で滅菌処理が可能なことである。また浸透性が高いことから、耐熱性・耐湿性に乏しく、高温の蒸気滅菌処理がしにくいプラスチックやゴム製の医療機器、複雑な構造を有する光学器械などに利用される。
この滅菌に使用する酸化エチレン(EO;ethylene oxide)は芳香臭を有し、常温で気体である。通常は低温で圧縮し、液化してボンベ内に充填する。
空気と混ざったEOガスは引火・爆発性が高いため、日常安全に使用できるよう二酸化炭素などの不活性ガスと混合して使用する。
EOの微生物殺滅(以下、滅菌)作用は芽胞を含むすべての微生物に対して有効であることが認められており、医療関係はもちろんのこと、化粧品・薬品・食品・書籍・文化財などの広分野にわたって使用されている。しかしながら、他の方法に比べ、滅菌手法上大きな相違点があり、実際面での正しい知識と技法が要求される。したがって安易な使用は避け、高温・高湿下に耐えうる物品に対しては優先的に高圧蒸気滅菌を施し、この条件に耐えられない物品のみに限定してEOガス滅菌を行うよう心がけるべきである。
以下にEOガス滅菌の長所と短所をまとめた。
[長所]
①低温滅菌できるので、温度・湿度に弱い物品の処理が可能である。
②すべての微生物に対しての効果がある。
③被滅菌物に対して浸透性がある。
④金属に対して腐食性がない。

[短所]
①滅菌に要する時間が長い。
②可燃性をもち、毒性がある。
③化学反応により化合物を生成する。
④所要コストが高い。

参考文献 改訂第4版医療現場の滅菌
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