名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

「共謀罪」自公維が強行採決

2017-05-20 09:17:03 | Weblog
2017.5.20(土)
 「共謀罪の趣旨を含む組織犯罪処罰法改正案は、19日午後の衆院法務委員会で与党と維新の党で強行採決された。与党は23日に衆院を通過させ、24日に参院の審議入りを目指す。
 現行法が、計画(共謀)を立て、相当の危険性が認められる程度の準備(予備)― 例えば、✤刃物を持って待ち伏せ(殺人予備罪)、✤車にガソリンを積んで現場に向かう(放火予備罪)― などとしているのに対し、改正案では、計画(共謀)を立て、準備行為 ― 例えば、✤現場の下見、✤ATMで預金引き出し、✤飛行機のチケット購入 ― などの上、予備行為に入れば法の対象になるとしている。
 政府はこれをもって法の目的はあくまでも「テロ対策」であり、一般人は捜査の対象にならないと言っているが疑念は山ほどわいてくる。
 対象犯罪を277とした理由を「テロ集団を含む組織的犯罪集団の関与が現実的に想定されるもの」としているだけで、例えば「資金獲得のためのキノコ狩りが想定できる」と政府は説明している。馬鹿にした説明である。
 277の犯罪について計画の疑いがある段階で捜査できることになり、実行前の計画を立証しようとして市民への監視が強まることは容易に想像がつく。
 今朝の中日新聞は、南方熊楠の次のようなエピソードを紹介している。
「南方が、地元熊野の新聞に寄せた「人魚の話」が新聞紙法が禁ずる風俗壊乱に当たるとして刑事被告人になった。話の中にある性的な伝承の紹介が罪にあたるとして告発されたものである。裁判で南方は『風俗壊乱などは、こじつければどんなものでも罪になる』と恣意的な法の運用を論議したが、検事は開き直って『事実が同一でも、見様と手心とがある。その職にある者の手心によって罪になるのである』と言い、有罪とした。
 この事件には当局の意趣返しという裏があったというが、南方は後年『中国との戦争はよくない…しかし、なにかいうとぶちこまれる。 ぶちこまれると時間がおしいから、できるだけ官憲にはたてつかないことにした』と言ったという。

 60年代、70年代の安保闘争では日本中がひっくり返るほどの大騒動になった。しかし今の時代は、こんな法律が通っても、世間は静かなものである。
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