2017.8.8(火)
江崎鉄麿・沖縄北方担当大臣(73)は5日、地元の一宮市で記者団の取材に、今後の国会答弁で間違いを避けるためとして「役所の原稿を朗読する」などと発言した。
改造前の安倍内閣の閣僚の答弁が問題視されてきたことを踏まえた記者の質問に対して、江崎氏は「しっかりお役所の原稿を読ませていただく。答弁書を朗読かな」と発言したというのである。
さらに北方領土問題に関しては「素人は素人。白紙で、皆さんの知恵で色をつけてもらうことが大切」などと話した。そもそも北方担当を含めた入閣そのものが「重荷だったの。はっきり言って」と心情を吐露した、というのである。
その後の7日、自身の発言について「言葉足らずだった。反省している」と陳謝したうえ、進退については「やります」と続投を強調した。
江崎氏は発言について「(役所の)原稿にしっかりと目を通し、自分なりに変えるところは変え、省くところは省き、参考にする」と説明。北方領土問題を「素人」としたことには「今まで実際携わっていなかったので、関係者から話を聞きながらどう対応していくか(考える)」と話した、という。また入閣が「重荷だった」との発言は「『重責』と言った」と釈明した。
江崎氏はつい言ってしまった本音を繕うために、あれこれ弁解しているが、そもそも大臣になったのなら官僚の書いた答弁書などあてにするのでなく、自らの言葉で責任を持って答えなければならない。それができないような大臣は全く不要である。一国の政策の最高責任者たるもの、それを極めたものがなるべきものでなければならない。大臣も当選回数による順番待ちだそうだが、その間、ただ漫然とくだらない政治家では大臣の資格などない。4期、5期もの時間があるなら、その間になるべき道は十分に究められるはずである。
安倍首相はこの改造内閣では、「ベテランから若手まで幅広い人材を登用しながら、結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えることができた」と述べたが、早くもこんな大臣が出てくるとは全く先が思いやられる事態である。
江崎鉄麿・沖縄北方担当大臣(73)は5日、地元の一宮市で記者団の取材に、今後の国会答弁で間違いを避けるためとして「役所の原稿を朗読する」などと発言した。
改造前の安倍内閣の閣僚の答弁が問題視されてきたことを踏まえた記者の質問に対して、江崎氏は「しっかりお役所の原稿を読ませていただく。答弁書を朗読かな」と発言したというのである。
さらに北方領土問題に関しては「素人は素人。白紙で、皆さんの知恵で色をつけてもらうことが大切」などと話した。そもそも北方担当を含めた入閣そのものが「重荷だったの。はっきり言って」と心情を吐露した、というのである。
その後の7日、自身の発言について「言葉足らずだった。反省している」と陳謝したうえ、進退については「やります」と続投を強調した。
江崎氏は発言について「(役所の)原稿にしっかりと目を通し、自分なりに変えるところは変え、省くところは省き、参考にする」と説明。北方領土問題を「素人」としたことには「今まで実際携わっていなかったので、関係者から話を聞きながらどう対応していくか(考える)」と話した、という。また入閣が「重荷だった」との発言は「『重責』と言った」と釈明した。
江崎氏はつい言ってしまった本音を繕うために、あれこれ弁解しているが、そもそも大臣になったのなら官僚の書いた答弁書などあてにするのでなく、自らの言葉で責任を持って答えなければならない。それができないような大臣は全く不要である。一国の政策の最高責任者たるもの、それを極めたものがなるべきものでなければならない。大臣も当選回数による順番待ちだそうだが、その間、ただ漫然とくだらない政治家では大臣の資格などない。4期、5期もの時間があるなら、その間になるべき道は十分に究められるはずである。
安倍首相はこの改造内閣では、「ベテランから若手まで幅広い人材を登用しながら、結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えることができた」と述べたが、早くもこんな大臣が出てくるとは全く先が思いやられる事態である。