松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆熟議の市長選挙㉟政治とまちづくり(三浦半島)

2017-08-13 | 1.研究活動

 おそらく全国初のネット政策討論会は、具体化に向けて動き出した。山本さんのアクションを待って動き出すだろう。

 私の個人的希望としては、最初のテーマは、ぜひ人口問題でやってもらいたいと思っている。注目は、山本さんのV字回復案である。全国に行くと、何かいいアイディアはないですかとよく聞かれるが、正直、なかなかいい手が見つからない。

 全国で人口が伸びている自治体もあるが、共通しているのは、大都市の近郊+交通至便+宅地開発できる平らな土地があることである。もう一つは、大きな工場が丸ごと移転してきた場合でそうである。いずれも、自治体の自助努力では、できない部分である。

 そう考えると、新城市の人口のV字回復は、荒唐無稽のようにも思えるが、しかし、その提案のなかには、何か人口増加につながるヒントがあるだろう。山本さん以外の人が市長になったら、そのヒントを活かして、人口問題に取り組めばよいし、山本さんが市長になったら、ここで受けた批判をばねに、ブラッシュアップした政策を実施すればよい。それが政策討論会をやる意味である。

 さて、公開政策討論会の動きのほうは、お盆で、しばらくお休みだろう。そこで、今回の一連の動きの中で、気がついたことをまとめておこう。

 今回、特に感じたのは、政治とまちづくりの違いである。その違いは、具体的には、中立的な第三者委員会の設立プロセスの違いで現れてきた。

 私は、まちづくりをやってきたので、当事者同士で集まって、必要最低限のことを決めて、そこから発展させて、中立組織を作っていけばよいと考えていた。まちづくりは、志を同じくする仲間が集まって、創りあげていくプロセスが基本で、多少の温度差はあっても、向いている方向は同じなので、協力し合い、励ましあいながら、進めていける。

 他方、穂積さんは、きちんとした仕組みをまず作って、そこで決めたルールに従って、3者が活動してといくというやり方にこだわった。これは政治の観点から考えると、よく理解できる。たしかに政治(選挙)はまちづくりとは違って、競争、もう少し言えば、争いなので、まちづくりのように、関係者が、協力しあい、励ましあって、一つのものを作っていこうというという前提条件にはないからである。協力し合うべきかもしれないが、その前に、選挙には勝たなければいけないので、自らにとって、有利・不利というまた別の判断基準が入ってくる。

 今回の公開政策討論会づくりを、まちづくりのやり方で始めていたら、途中で有利・不利という判断基準が頭をのぞかせ、「正式の申し入れがないからできない」と言われたり、「ルールが納得できないから途中で降りる」と言われて、その調整に手間取り、政策を討論するどころの騒ぎではなくなるかもしれない。

 要するに、この問題は、なぜ憲法があるのかと同じ問題である。政治を進めるためのルールを、対等の者同士が、その都度、話し合いで決めていたら、その時の力関係が、ルールにそのまま反映したり、対等の者同士がぶつかり合ったら、ちっとも動かくなくなってしまうから、あらかじめ政治を進める際の枠やルールを決めておこうというのが憲法の統治機構の規定である。これは、頭のなかで考えたというよりも、苦い体験のなかで、獲得して先人の知恵なのだろう。

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2017年08月13日 ネット上の公開討論会の行方

 ネット上での公開討論会の返答が穂積氏から届きました。山本氏からは、音沙汰無しです。以下、お知らせします。

【8月12日午後4時25分返信(穂積氏からから山本たくや後援会、白井へ)】
白井倫啓様
山本たくや後援会御中

 白井倫啓氏よりブログを使った「ネット上の公開討論」の提案があり、私より回答をお送りしましたところ、白井氏より再提案がありました。

そこで以下回答します。

①新しい提案は最初の提案の欠点を補いつつ且つ簡易な方法である点で、十分に検討に値するものだと思いました。

②ただ、質問―回答を無制限に行う、ということになりますと、私はたぶん対応不可になってしまうでしょう。すでに公務日程は告示までかなり詰まって入っていますし、その合間を縫いながら自身の政治活動を行う形になります。すぐに回答する時間がとれなかったり、質問を行う合間がないままに時間が過ぎてしまい、他のお二人にご迷惑をおかけしたり、あるいは読者からは不誠実な対応ととられかねない惧れがあります。

③そこで一定に期日を区切ってテーマを設定し、そのテーマにそったそれぞれの政策ポイントを3名全員が提示したうえで、白井氏提案のような質疑を行うが、投稿については字数と回数について一定の枠をあらかじめ決めておく、という形なら対応ができるかもしれません。

④さらにここに何らかの交通整理者(論点解説)のような方(個人でも団体でも)が介在すればさらに良くなろうかと思います。

ご検討ください。

穂積 亮次

【8月12日午後10時46分返信(白井から穂積氏、山本たくや後援会へ)】
穂積 亮次様
山本たくや後援会御中

 穂積氏からの回答にお答えします。

 お互いが真摯に取り組むことが前提にあれば、「投稿については字数と回数について一定の枠をあらかじめ決めておく、という形なら対応ができるかもしれません」はおかしい認識です。そもそも、ネット上の公開討論会は、穂積氏の提案の一つでした。予定候補者が自由に討論を繰り返せる利点がネット上の公開討論にあるのではないでしょうか?自分の都合に合わせて、質問または回答をすれば良いだけです。

 穂積氏は公務があると言っても、24時間拘束されているわけでもありませんし、現職市長として一番情報を保有していることを考えれば、「その合間を縫いながら自身の政治活動を行う形」であっても、十分対応可能と考えられます(対応の遅れの発生はお互いが認めるべき)。また、穂積氏は僕の公開質問状への回答で、「市民のなかで市政運営をめぐる政策論争をはば広く 展開し、有権者が参政権を有効に行使いただけるように努めることは、 立候補(予定)者の責務であります」と明言しています。

 これまでの経過から考えても、今回の穂積氏の回答は、トーンダウンが否めません。山本氏の見解を求めます。山本氏には、併せて8月23日の最終返答(場所の指定はあるのか?)をお願いします。メールでの返答は、次期を逸せず早急な対応を求めます。できましたら、連絡責任者の携帯番号をお知らせください。

 

 

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