松下啓一 自治・政策・まちづくり

講演・研修・相談ごとなど seisakumatsu@gmail.com へお願いします

☆熟議の市長選挙⑨公開政策討論会の仕組み(三浦半島)

2017-07-12 | 1.研究活動
 公開政策討論会の仕組みづくりは、容易ではない。

 白井さん、穂積さんはもちろん、周りの人たちも、アイディアを出しているだろう。本当なら、もっと多くの人が、ワイワイしながらアイディアを出せたらいいが、今回は、時間的に厳しい(次にやるときは実施運営委員会を作ればよい)。以下の私の意見は、お二人ならば、すでに検討済みかと思うが、全国の人たちが考える素材にもなるので、あえて紹介しよう。

 思いつくままなので、順不同。

 1.まず、最初から完璧なものはできないから、「やってみて、不都合があれば改善して」というつもりでないと、先には進めない。でも、基本事項は、きちんと押さえておく必要がある。

 2.失敗することはできない。立候補予定者が、二度とやりたくないと思ったり、一般参加者が二度と行きたくないとなったら最悪である。さらには、市民から期待に応えていないと思われるのも失敗である。一度失敗したら、二度とできない。

 3.お二人は市長や議員であるが、今回は立候補予定者という立場である。例えば、会場のイスを誰が並べるか。市長や議員としてではないので、市職員や議会事務局職員を使うことができない。お二人だけではできないので、ボランティアによる実施体制を組まないといけないだろう。各地域における準備は、お祭りや楽しいイベントの準備のように、ワイワイ、楽しくできたらいい。

 4.制度設計の基軸は、伝えたい人(候補者)のための公開政策討論会ではなく、聞きたい人(市民)のための公開政策討論会である。市民とすると、立候補予定者の政策をよく聞き、比較し、自分で判断できる機会であってほしい。ここから考えれば大概のことは筋道がつくだろう。

・大きな会場に市民が来いというのではなく、予定者のほうから会場に出かける
・会場は、市民が、ちょっとした時間を使って、気楽に行ける範囲にあってほしい
・会場に行けない人も、聞ける仕組み(ネット中継など)ができたらほしい
・参加者が少なかったら、車座のようなつくりもいい(市民とすると緊張するけれども、心に残るものも多い)
・会場で、名前の連呼や相手の悪口のようなものは聞きたくない
・政策の裏付けや実現方法も含めて、よくわかるように説明してほしい。わかりやすい資料も。
・質問しやすい雰囲気を作ってほしい
・長々と話したり、意味不明な話をする人がいたら、迷惑。きちんとした運営してほしい(きちんとした司会、運営者がほしい)
・立候補予定者同士の丁々発止のやり取りも聞きたい
 
 もっとあるだろう

 5.前も書いたが、JCは何度の討論会をやっている、その知見を使わないと損だと思う。頭の上で考えても、気が付かないことがたくさん出てくる。

 6.明日は、お二人でどんな話になるのか。互いに知恵を出し、工夫する会議になるように思う。ところで、だれが議事録を発表するのだろう。それぞれか。感想は夫々でいいが、決まったことはきちんと確認をとる必要がある。

 7.初めてのことで、たくさん壁に当たるだろう。ダメから発想すると、何もできないが、何とかやろうと前向きに発想すると、活路は開ける。
  
 公開政策討論会が、何か楽しいイベントのような感じがしてきた。おそらく、もともと選挙は、お祭りのようなものだったのだろう。
 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ▽ゼミの様子など(相模女子大... | トップ | ☆自治体若者政策 -若者が自... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL