政権の批判を、有権者のひとりとして義務と考える寅です。戦争できる国づくりする勢力には断固として反対です。

気の向くままに時々ほえます。
       
          ~寅~

ルスにしていました

2011-05-31 22:56:00 | インポート
義兄が亡くなり、道内の中都市にお悔やみにいってきました。湯灌、納棺から通夜、告別式、火葬、繰上げ法要と滞りなくすませ、三日ほどルスにしていました。*(青ハート)*

やすらかな表情でした。生前は、美味い楽しい酒を呑んだ相手でした。「生きていたときもいい男だったけど死んだ顔はもっといい顔してる」と言うと、姉に「め~っ」と怒られてしまいました。*(ニヤ)*

通夜が終わり、近親者の本音のトークの時間になると、酒が入ったせいもあって、苦労話やグチも飛び出し、ノー天気な寅には、女の忍耐力としたたかさに感服するばかりでした。*(ドキュン)*

 姉(喪主)の長男は銀行員、次男はP社の社員です。
 
 異色は参男です。参男はトラックのオーナードライバーです。妻もトラックのオーナードライバーです。だからトラック2台を所有し夫婦別々に全国を走り回っています。
 トラック運送しながら一男一女を育てていると言うのですからその逞しさに驚くばかりでした。*(うるうる)*

 いろいろ勉強になった葬儀でした。*(チョキ)*

楽しい日曜日~~~

2011-05-22 23:05:00 | インポート
 きょうの日曜日は寅の公休です。不規則勤務の寅が日曜日に公休になる事は滅多にありません。
 
 昨夜、かけがえのない友宅で楽しい時間を過ごし、今朝の帰宅でした。日頃の寝不足を取り戻そうと、バク睡し自然に目覚めて、午後から好きな映画でもみようと決め込んでいました。*(シャイ)*

 昼近くに覚醒し、まもなく電話があって、受話器をとるとご近所のSさんからでした。
 整形外科病院に入院した、とのことです。*(青ざめ)*
 Sさんは独り暮らし、86歳のおばあさまです。

 電話で教えられた整形外科病院に、地下鉄とバスを乗り継いで14:30過ぎにSさんに面会しました。
 20日(金)にSさんは友達と三人でカニ専門店に集まり、おしゃべりに花を咲かせて楽しい食事を済ませ、精算のためレジに並んでいました。
 そのとき、客に押されて転倒し、救急車で搬送されたとのこと。左肩骨折で全治ニか月と診断されました。入院当日と昨日は激痛で電話する余裕は無かったと言います。
 
 Sさんの緊急連絡先は寅宅。Sさんに依頼されて入院保証人の書類を整え、Sさんを安心させ、帰りは紀伊国屋札幌本店で定期購読の専門誌5月号を受け取り、2Fの喫茶店でコーヒータイムをとりボケーとしていっときを過ごし、なぜか窓から見えるプラタナスの並木が、剪定されて新芽はまだ、そのスケルトンがグロテスクだなあ、と思いました。*(ニヤ)*

 Sさんに奨められて、大丸デパートの画廊でシャガール展を覗きました。400万円、300万円の絵をみてもその価値がわからない寅でした。*(青ハート)*

 駅ビルのレストラン街で、食前酒に黒ビールの大ジョッキひとつやっつけ、食事をすませ、帰宅は仕事の帰りとほぼ同じ時刻となりました。*(うるうる)*

 忙しい休みの日でしたが、充実感があり楽しい一日に思えるのでした。
 映画をみたら、ひょっとして、こんな充実感は味わえなかったかも知れません。映画はこの次にします。

 おやすみなさい。*(キラキラ)* *(クローバー)*

映画「バーレスク」&「ツーリスト」

2011-05-17 21:47:00 | インポート
 映画は楽しい。*(笑顔)*

                「バーレスク」
 
 アイオワの田舎娘が、ロスアンジェルス(LA)にやってきて、人気の大スター、歌手になるまでの、あらすじは単純なものです。*(ウインク)*
 
 ヒロインはクリスティーナ・アギレラ演じるアリです。アイオワからLAにやってきて高級クラブ・バーレスクに就職しウエートレスをします。
 なんとかバーレスクのステージに立ちたい、その願いがかなってダンサーに採用されます。突然、ステージに歌手の穴が空き、願ってもないチャンスにアリは、得意の歌を経営者に無断で披露します。この天性の歌唱力が経営者に認められ、しかも急場しのぎの救世主となって歌手の座を得ます。*(チョキ)*

 スクリーンにエネルギーが炸裂して、ダンサーの熱気と相まって、寅の体内に元気がみなぎってくるような映画でした。アリの歌唱力が凄いのです。聞く人を夢中にさせます。ダンサーのエロッポさと迫力にも圧倒されます。*(音符)* *(ハート目)* *(爆弾)*

                「ツーリスト」

 スリルとサスペンスとミステリーのラブコメディの楽しい映画でした。
 ヒーローは、ハリウッドのトップスタージョニー・デップのアメリカの数学教師、ヒロインは、ハリウッドの大スターのアンジェリーナ・ジョリー演じるイギリスの美人諜報員。
 メインステージはイタリアのベネチア。二大スターの初競演が話題になりました。*(音符)*

 寅のように棲息範囲が限られた者には、シアターのホールが上映開始ともに真っ暗になりスクリーンに映像が明るく映しだされ、BGMが流れだすと、何が始まるのか、と言ったワクワク感が我を忘れさせてくれます。*(うるうる)*

 行ったこともないベネチアの世界とヒロインの妖艶ぶりに引き込まれ、ストリーが面白くいつの間にか映像の世界を通して寅がベネチア旅行をしています・・・。*(波)*
 そんな気分を味わうことができました。*(キラキラ)* *(星)* *(クローバー)*

フランス映画「死刑台のエレベーター」

2011-05-13 01:57:00 | インポート
 昨年10月29日に角川映画株式会社の「死刑台のエレベーター」を観ました。オリジナルの同名のフランス映画の日本版とのことでした。遅れましたが、昨年12月18日の寅・日記に映画を観た感想を書きました。*(いっぷく)*

 この映画を観てから、どうしてもオリジナルを観たくて、ビデオショップDVDショップを探したのですが、ありませんでした。その後、観たくていてもたってもいられなくてジリジリ時間がたちました。*(青ハート)*

 一昨日(11日)、上映館をみつけ仕事の帰り、ついに観ました。しびれました。*(うるうる)*

 1958年にフランスで上映されたものです。監督・脚本が当時25歳のルイ・マルでした。音楽がマイルス・デイヴィス。ヒロインのジャンヌ・モローがオトナのオンナの魅力を見事に演じていました。*(グッド)* 
 
 日本版のヒロインは吉瀬美智子、ジャンヌ・モローに負けないイイオンナを演じていました。*(ハート3つ)*
 吉瀬は現在、テレビドラマ「ハガネの女」のヒロインを熱演しています。

 さて、上映開始から、いきなりマイルス・デイヴィスのトランペットが流れてきます。そして、映画の終るまでの92分間は寅にとってゼイタクな時間でした。*(ハート目)*
 
 サスペンス物語ですから、ハラハラドキドキがあり、完全犯罪が失敗して、最後にどんでん返しがあって、ジ・エンドになります。*(汗)* *(雷)* *(割ハート)*

 モノクロですが違和感がなく、なんたって巨匠ルイ・マルとジャズトランペットの世界の最高峰マイルス・デイヴィスとヒロインのジャンヌ・モロー、ヒーローのモーリス・ロネのコラボレーションが傑作を生み出した、と思います。とても53年前の作品とは思えないほど新鮮味がありました。*(チョキ)* *(ドキュン)*

 映画館を出ても、寅の陶酔感は冷めることなく23:00すぎに帰宅するまで胸のトキメキが続いていました。*(キラキラ)* *(星)* *(クローバー)*

映画「太平洋の奇跡」を観て・・・

2011-05-10 21:43:00 | インポート
ことし観た映画です。
 第二次世界大戦の末期、サイパン島の日米激戦が舞台になっています。大本営はサイパン島の日本軍の敗北を認め日本軍に玉砕を命令していました。*(割ハート)*

 この映画は僅か47人の日本軍が4万6000人の米軍にゲリラ戦で挑み生きながらえた物語です。*(シャイ)*

 47人の日本軍のリーダーは大場栄陸軍大尉です。

 大場は、大本営の情報の乏しい戦場において、米軍が空中から撒くビラによって日本の敗戦を知ります。
大場は、玉砕から生きる道を選びます。 生き残った日本軍ばかりでなく民間人をも助けます。
 そして、サイパン島最後の投降軍となりました。

 この映画は強烈な反戦の思想がつらぬかれたものではありません。映画を観て反戦、厭戦の気持ちをもった観客がいたのか否か、寅にはわかりません。*(青ハート)*

 しかし、戦前の天皇主権・軍国主義一色の日本で、天皇のために死ぬことが“誇り” “生きがい”と教えこまれた、いわば狂気の精神状態の中で、軍人の戦死はあたりまえのことでした。
 国民には思想・信条の自由、良心の自由、言論・出版・表現の自由はありませんでした。*(激怒)*
 侵略戦争に反対した日本共産党員は逮捕・投獄・拷問・虐殺され、獄死する者もいました。*(激怒)*
 戦争を批判した知識人・言論人も容赦なく逮捕・投獄・拷問されました。*(激怒)*

 こうした時代背景を考えると、大場大尉の生き方が、玉砕から生へと切り替えられたのは称賛に値するものと思います。*(チョキ)* *(うるうる)*

 <寅メモ> 第二次世界大戦の犠牲者は日本310万人、アジア2000万人、全世界6000万人。
 サイパン島での犠牲者は日本軍4万3000人、在留邦人1万2000人、サイパン島民900人、米軍3500人でした。