世の中は日本株ブームと言ってよい様相ですが、このまま日本株だけが一本調子で上昇するとは思えません。やはりリスク分散のためには国際分散投資が基本だと思います。
私はアブラハム・プライベートバンクの「いつかはゆかし」で、世界の一流の海外ファンドに国際分散投資をしていますが、最近ではいろいろなタイプの投信も登場しているようです。1つの投資信託を購入するだけで世界の株式や債券に分散投資できる「国際分散型投信」が増えています。
最近は分散するだけでなく、海外の著名運用会社に運用委託し、市場環境に合わせて機動的に配分を変えるタイプが出てきました。しかも運用などの手数料は年間1%前後と低く抑えられています。積み立て投資ができる場合もあり、長期で運用できる商品として注目を集めています。
「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」で有名な国際投信投資顧問は3月末に「トレンド・アロケーション・オープン」の運用を開始しました。株式、債券だけでなく不動産投資信託(REIT)やヘッジファンドなど幅広い資産に投資するものです。市場環境が良いときは高リスク資産を増やし、悪いときは低リスク資産を増やす機動的な運用が特徴の一つです。
実際に運用するのは独金融グループ、アリアンツ系の運用会社で、原則月に1回資産配分を見直します。マネックス証券などのインターネット証券で購入でき、販売手数料は無料。「信託報酬」と呼ばれる運用期間中の管理手数料は年間約1.15%に抑えられています。販売手数料と信託報酬の合計が投信平均で4%程度であることを考えると、かなり低コストで投資できることになります。毎月分配のグロソブは年金生活者に人気ですが、より若い層に向いているとはいえません。この投信は市場の変化に対応し、中長期で資産形成していく20〜50歳代向けに設計されています。
セゾン投信が設定した「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資します。世界最大級の投信会社、米バンガードが運用する指数型ファンド8本に株式と債券の配分が半々になるように投資しています。販売会社を通さない直販のため、販売手数料は無料。信託報酬は0・74%程度に抑えている。定額積み立てなら5000円から1000円単位で購入することもできる。
三菱UFJ投信の「eMAXIS バランス」も内外の株式や債券に分散投資する商品。中でも「波乗り型」は良好な運用成績を上げている資産に機動的に配分を厚くするように設計しています。販売手数料は無料で信託報酬は0.525%。毎月定額引き落としの積み立て運用もできます。いろいろな選択肢の中から、自分に適した商品を選びたいものです。













