LiC通信

本の紹介を中心に、その時期に感じたこと思ったことを書いています。

未来からの警告 ジュセリリーノ予言集

2008年06月20日 | ノンフィクション

毎日の天気予報がころころと変わる。

 3時間おきに予報が出るがそれもころころ変わる。

 自然に起きる出来事を、人は科学で解明して来た。

 しかし最近のはげしい気候の変動は、どうも人の科学では予想がしにくいらしい。

 ジュセリーノの予言集。

 本屋さんで5種類くらい積んである。

昨年日本のTVにも出演された。

 彼の予言は予知夢というもの。

未来を夢に中で見てしまう。それも細部にいたるまで。

 日時はもちろん場所、それに関わる人物まで。

 そして特筆することは、その予言を誰に伝えればよいかということまで夢で見てしまう。

夢で見た予言を公証役場で証明を受け、それを夢の通りに送る。

 反応はそれぞれ。

 長崎の伊藤市長が銃撃事件にあうことも予知されていた。

そしてその文章は長崎市役所あてに10年前と事件の起きる前年にもに送っていた。

 しかし、事件は起きてしまった。

 市役所はこの手紙の内容を真剣には扱わなかったのだろう。

 誰しも見ず知らずの人から、予期せぬことを、まして未来のことを言われたら、疑っても相手にはしないだろう。

ではジョセリーノはなぜこんな予言を知らせるのだろうか?

 混沌とする世界の情勢の中で、ただでさえ不安を抱く人が多い中で、なぜこんな不吉な予言ばかりをするのだろうか?

不安をあおりそれを見て喜んでいるのだろうか。

 いや、まったく逆だ。

このままでは私たちの未来が見えてこない。

私たちの未来は私たちの手にゆだねられている。

そして決して希望を捨てるのではなく、今こそ世界の危機をみんなの力で救いたい、そう願う一心でこの予言を公表している。

 阪神淡路大震災から10数年がたち、町は随分復興した。

 しかしジュセリーノの予言によると来年の1月25日にまた地震が起きると予言されている。

 あまり時間は無いが、防げるものなら防ぎたい。

 そのためにもこの本を読んで今私たちが何をすべきか考えてほしい。