LiC通信

本の紹介を中心に、その時期に感じたこと思ったことを書いています。

ことばの歳時記 金田一晴彦

2008年11月29日 | Weblog

抜けるような青い空、白い雲。

 

窓越しの太陽の日差しは暑いくらいにかんじます。

 

しかしいったん外に出て風に当たると

 

やっぱりもうすぐ冬がやってくるんだと実感させられます。

 

生きてきた年代分だけこうやってその季節を潜り抜けてきたのでしょうが、

 

今ほど季節に関心はなかったも知れません。

 

なかったというより毎日の忙しさに季節を感じる心の余裕すらなかったのでしょう。

 

今までと今日と何も変わらず同じ速度で同じように時を刻んで時を過ごしているのですが、実感としての速度が違うようです。

 

人生の半分を過ぎた今は、時もゆっくり流れ、時間の移ろいや、季節の移ろいをゆっくり鑑賞し感じながらすごしています。

 

今までと何が違うのでしょうか?

 

客観的なものは何も変わらないでしょう、おそらく。

 

主体である自分の感覚や感性が変わったのでしょう。

 

義理の母は「年をとると時間の経つのがはやい」とよく言います。

 

皆さんはどうでしょう。

 

私はかえって年を重ねるごとに、じっくり時間が過ぎてゆく感じがします。

 

今年の一年も長かった。いろんなことがありました。

 

それなりに、一つ一つがとても充実していました。

 

今ある瞬間を大事に生きてこれた証拠かもしれません。

 

今日の夕日もとてもきれいです。

 

今日も一日無事で幸せであったことに感謝です。

 

ことばの歳時記 (新潮文庫)