図書館、行く?

読書会

 2月5日(日)1:30~ 大磯図書館会議室で石川達三「四十八歳の抵抗」の読書会が開かれました。

始める前、入場してきた参加者の「ここの図書館素敵ですねえー」という大きなひと声に、思わず頬が緩んでしまいました。今回朝日新聞の神奈川」マリオンに掲載して戴けたこともあり、横浜から3名、藤沢、小田原、二宮と町外の方が多く二宮、小田原の「読書会」のメンバーの方も数名いらして、細かな字でびっしりとメモされる姿も見られ、賑やかで、充実した読書会になりました。

最初にコーデイネーターの石井さんが石川達三の年譜を解説。早稲田大学を卒業した後、ブラジルに移民した時のことを書いた「蒼氓」が第1回の芥川賞受賞したことや、高度成長期の時代背景、作品の登場人物の相関関係を説明されました。



参加者のコメント

   * 小田原から来ました。物語を読んでサラリーマンの心象風景が良く描かれていると思う。真面目な生き方から逸脱したいという気持ちは理解できる。

   * 神武景気や太陽の季節など日本全体が浮かれていた時代。55歳定年の時代で、48歳は、自分自身も転職した時期でした。新聞小説なので大衆迎合の感じがします。

   * 今回 芥川賞の「蒼氓」も読んでみた。同じ作家の作品とは思えないほど難しかった・

来月 3月4日(土)に文学散歩を予定しています。
   戦後、大磯に暮らした大岡昇平、獅子文六、石川達三の足跡を訪ねて、大磯をそぞろ歩きます。

 参加者   9名
 スタッフ  6名
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「報告」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事