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責任のとりかた

2017-10-30 21:35:20 | Weblog
「僕の責任」という軽々しい逃げ口上を繰り返してきた監督は、来季も依頼されれれば「続けてゆくだけ」だそうだ。
「続けることも責任のとりかた」だそうだ。


そもそも監督が背負っている責任とは何なのだろうかと考えてみた。
成績不振で身を引くのは当然のことと思うが、この点は森下監督とは考え方が一致しないようなので敢えておいておくことにします。


個人的な見解ですが、監督が背負う責任に「選手生命」というものがあると思います。
チームにはたくさんの選手がいるけれど、ひとつの試合で先発は11人、途中出場できるのは3人。
誰が選ばれるかは監督次第。選ばれた選手だけが、試合経験を積みあげられる。
短い選手生命でひとつの試合に出られるかどうかは、キャリアを大きく変えてゆくものと思います。
監督の戦術志向、選手の嗜好によって、埋もれてしまう才能がある。選手生命が左右されてしまうことさえある。
それは、責任というより業と言う方が似合うかもしれません。

もちろんこれは、監督の能力を問わず、すべての監督が背負っている責任と思います。
どんな監督で、どんな成績だったとしても、オフにはチームを去る選手はいます。
意に沿わずチームを離れる選手がいる。選手としての道を諦めざるを得ない選手もいる。

監督とはいえひとりの人間。背負うには大きすぎる責任だと思います。
それでも、だからこそ、監督はチームを降格させてはいけないのだと思います。
降格すれば予算は減り人件費も削られ、チームから切り離される選手が増えてしまう。
たくさんの選手が去り、来季プレーする場を失う選手も増えてしまいかねない。

現実を無視して理想に突き進んだ結果がリーグ史上最悪の成績での降格であり、それによって多くの選手が道を失いかねないのだ。
軽々しく「僕の責任」とか「(来季も)続けてゆくことも責任のとりかた」なんて言ってくれるな。
ザスパの選手たちを愛するものとして、それは許容できない無責任さにほかならない。



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