音痴・吃音・プレゼンの悩み

ヴォイスティーチャーの高牧康です。
5000人以上の音痴の人と向き合ってきました。

耳を疑うような他所のレッスン

2015-04-15 11:20:02 | 日記

「他のところに1年通ったのですが、なおったのかどうか???」

音痴矯正ドットコムのカウンセリングで、こうした声を聞きます。

歌唱能力を調べてみると・・・

・メダカの学校が歌えない

・ドレミファソラシドの音階が歌えない

これでは、仮に何か一曲覚えこまさせられて歌えるようになったとしても、他の曲は歌えません。
つまり、音痴が改善、克服されたとはいえないとおもいます。

 

どんなレッスンを受けてきたの?と訊けば

①レッスン室に入る、講師はいない。
②CDがかかるので、それに合わせて一人で発声練習する、まだ、講師は来ない。
③15~20分、そうした環境の中で発声練習する。音があっているかどうか自分ではわからない。
④講師の先生が来て、歌のレッスンが開始される。約30分、レッスンをする。

レッスンを受講しに来て、講師がそこにいない、自習させる???
びっくりしました。

教え方にいろいろあるのは承知していますが、自習は自宅でさせた方がいいと思います。宿題という形で。

ここでマズイと感ずることは、音があっているかいないかわからない状態で発声を続けさせるということです。
そうしたことを続けさせると、音感が悪くなるのです。
正しい、正しくない、を即座に教えてあげることが大切です。

更に驚いたのは、「音程あってますか?」という質問に対して、その講師が「大体合ってます」と答えたとうことです。

それでは永遠になおらないでしょう。大体ではだめなのです。チューナーで測定しても音程がジャストになる経験をさせてあげないと。

 

私が悲しむのは、こうした乱暴なレッスンを受けて、音痴が直らなかったとき、やっぱり直らないんだ、とあきらめ、二度と歌の世界に入ってこない人ができてしまうことなのです。

この人は、そのレッスンで納得できず、ここへ来てくださったのです。
勇気ある、根性のある人です。
尊敬に値すると思いました。

しっかり、直して差し上げよう。カラオケ採点、全国平均を超えさせよう。
と決意した次第です。

日々の声への備え、喉の豆知識を更新してます→声予報(音痴矯正ドットコムサイト内) どうぞご覧ください。

 

 


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