温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

烏来温泉 露天公共浴池 (台湾北部・烏来)

2010年12月01日 | 台湾
烏来に無料の露天風呂があることは以前から知っていましたし、何度か訪問した際に遠くから眺めてどんなところかも大概的にわかってました。はっきり言って敬遠していました。あまりに雑然としている上に、いつも混雑しているから。でもガイドブック(たとえばこれこれなど)には「いかにも烏来の観光名物ですよ」みたいに紹介されているし、たしかに烏来のシンボル的存在には違いないので、温泉ファンなら体験してみなきゃ話にならないと決意して、行ってみることにしました。



私が烏来へ足を運ぶときは、いつも天気が悪い。いまにも泣きだしそうな空模様。雨男だからか、あるいは先住民族のタイヤル族との相性が悪いのか。

 
橋の上から露天風呂の方を眺めた様子。南勢渓の左岸には源泉がたくさんあって、そこで湧いたお湯を川岸で溜めてお風呂にしているわけです。遠くからでもたくさんの水着姿を確認できます。
川の上には左岸の源泉から右岸の入浴施設へ温泉を引く何十本ものホースによって覆われており、その無秩序(と思しき)ホース群によって川の景観は台無し。

 
これがそのホース群に温泉を供給している源泉地帯。ごちゃごちゃしすぎ…。町工場地帯の下水じゃないんだからさ、もうちょっと何とかできないもんかなぁ。ま、このアバウトさが台湾の魅力だったりしますが。

 
温泉中心街から攬勝大橋を渡って右折、川岸へ下る階段を降りて、川沿いを歩くと、やがて露天風呂に到着。
川岸の歩道沿いにしっかりとした浴槽が3~4ヶ所ほど設けられています。平日だというのに、主に中高年のグループが大勢で入浴していました。ここは一人で来るのではなく、集団でワイワイしながら楽しむところなんですね。私のような一人客はめちゃくちゃ浮きます。
山側には厚手の布で仕切られた更衣スペースがずらっと並んでいるのですが、どこも先客のグループによって占拠されているので、入る余地無し。しかもビショビショで不衛生(私の眼にはそう映りました)。仕方ないので奥の方まで行って岩陰に潜んで着替えることに。

どこを見回してもあまり衛生的じゃないのですが、入浴マナーだけは厳しいようで、湯船に入る際にはきっちり掛け湯をすることが求められます。ポリ容器を半分に切った即席の桶があちこちに置かれている他、行水ならぬ行湯するブースもありました。
無色透明無味無臭のお湯、浴槽によって熱かったり、いい湯加減だったり。どの浴槽に入ったんだけなぁ…。実はものすごいアウェイ感に苛まれて、じっくり湯浴みできず、早々に退却しちゃいました。ですので、あんまり良く憶えていません。



川面スレスレのところにも湯船ができていて、こちらでも皆さん湯浴みしてらっしゃいます。

 
湯あみして熱くなったら、川へドボン。川で泳ぐ人も何人かいらっしゃいました。この光景はしばしば日本のテレビでも烏来を紹介する際に取りあげられていますが、一応この川は遊泳禁止ですので、建前としてその点はご留意を。


地図

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