まず感心させられたのは、その「映像」
手を抜いたカットはまるで皆無。
「満月」が現れるストーリーに直結した部分(写真)は当然のこと、次々と。。。
1ショットごとに唸らせるまま、時間が経過していく。
で、かつ力を入れすぎた結果、暑苦しい画面になる愚(ありがち!)にも陥らない「賢さ」を十分持って。
今年のアカデミーで撮影賞などでランクインするのでは?!
ストーリーは表題に書いた通り、実に正当的ではある。
が、スビード感は現代的なレベルを外さないので、安心してみていられた。
これ以上は語れない感じ(ネタバレするから)
俳優陣は豪華だし、各々がその役割を十二分にこなしている。
アンソニー・ホプキンス、ベニチオ・デル・トロの中心人物の演技力はもちろんいつもながら素晴らしい。
一方、追跡に命をかける刑事役にこれまたピッタリの、マトリックス・シリーズのエージェント・スミスこと、ヒューゴ・ウィーヴィング!
そして存在感ばっちりのジェラルディン・チャップリンがまた効いている。
で、またラストに「はは~ん」と続編の可能性すら臭わせる展開もありつつ終わるところも、あなどれない。
これを1時間42分でやってのけるとは、 久々に「古典」登場と言い切りたい!
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