日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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インターネットの次に来るもの THE INEVITABLE を読んだインパクトが大きすぎて、続いて読む本が全て小粒に思えてしまう状態に。

 

このため、この本も同じ方向のテーマだけに、印象を残すのは厳しいかも? と思いつつ読破。

 

 

第1章「ビッグデータとは何か」を読み始めてみると、著者の西垣 通氏の語り口が滑らかでわかりやすいことに感心。

ここは翻訳本にない迫力ではあるなと!

 

そして文系のケリー氏と違い、いかにも理系の専門家らしく、今のAI(人工知能)ブームが「第三次」である事、ディープラーニング(深層学習)がどう登場してきたか、を説明していく。

 

踏み込んだなと驚いたのが、第3章「人工知能が人間を超える!?」

ここでは正面から、カーツワイルが主張する「シンギュラリティ」を真っ向から批判している。

ケリー氏の物言いはソフトに「多分来ないよ」というニュアンスだったが、こちらは明確に「シンギュラリティ狂騒曲」と切り捨てている!

 

その主張のメインは「生物と機械の違い」

どれだけビッグデータ時代になり、膨大なデータを扱えるようになっても、その原則は変わらない、と。

クオリア(感覚質)は機械には獲得できないと主張している。

「共感作用(ヒト)」に対し、機械はあくまでも「伝達作用」なのだと。

 

そしてその誤解をIT専門家に拡大してしまった論文として「シャノン情報理論」があると。

シャノン本人は意図していなかった方向に、彼の理論はねじ曲がって理解されてしまった、と。

 

 

そして最後の章では、日本の進むべき方向を提言して終了している。

文系・理系という分断を越えた、知識増幅と集合知を駆使することをメインに置いた学問領域を設け、拡大していく、という主張である。

 

確かに文系・理系という枠ではもう解決のつかない重要な領域だということはよく理解できたし、その議論の不足が無駄な投資・戦略をもたらし、日本の将来に影響するという主張は 力強く、印象に残った。

 

結論:AI(人工知能)Artificial Intelligence という言い方ではなく、IA Intelligence Amplifier と呼ぶべき、という主張と共に、特に日本の未来を見据える、という点でこちらも今年必読の一冊か。




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