山口県防府市~女性税理士です ◆今日の日記◆

あなたの立場になって一生懸命考えます。

◆e-Taxの『受信通知書』と『電子申請等証明書制度』

2008-02-16 21:10:39 | e-Tax関係
個人の確定申告が始まりました。

書面で提出した場合には、申告書等の控えに【収受日付印】を押してもらえます。
これは、【受付しました】ということだけですので、内容の証明までしてくれているわけではないのですが、保育園への提出などこれで代用してくれる場合がほとんどのようです。

では、e-Taxを利用して申告した場合はどうしたらよいのでしょう?

e-Taxでは、申告等データの送信後にメッセージボックスに格納される「受信通知」により、申告等データが税務署に到達したこと等を確認することができます。
いろいろ聞いてみると、このメッセージボックスの受信通知書を出力したものを、申告書の控えと一緒に提出されているのが多いようです。

ただ、申告書の控えも、国税庁のHPで作成して直接送信した場合は、紙による出力ができません。
このような場合は、メッセージボックスから、送信した申告等データをダウンロードし、e-Taxソフトの「組み込み」機能を利用すれば、紙に出力することができます。


ところで、平成20年1月以降、e-Taxを利用して申告、申請・届出等の提出を行った場合に利用できる、『電子申請等証明書制度』が創設されています。
これは「e-Taxを利用して申告・申請等を行った事実及びその内容について、証明を受けることができる」というものです。
 
e-Taxで送信したあと、自分の『メッセージボックス』を開きます。受付結果(受信通知)から請求を行う申請等を選びます。そしてその【メール詳細】を開きます。開いた【メッセージ詳細画面】の右下にある【交付要求】ボタンを押します。

交付を受けるための手数料は無料ですが、交付も電子的に行われます。(メッセージボックスに届いたものを、ダウンロードします)(交付されるデータには、電子署名が付与されています)
つまり、提出先にも『電子データ』で提出することになり、受け取った側はその『交付データ』の【電子署名】を検証します。
・・ということは、「電子データを受け取ってくれて、電子署名を検証することができる先」になります。多くは銀行等だけのように思います。便利なのかどうなのか、まだよくわかりませんね。これからもっと利用されるようになれば、きっとよくなると思います。
(なお、代理送信した税理士による証明書取得は不可となっています)

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