オクラの花だより 阿波の小野農園日誌

徳島県阿波市で人とのつながりを宝とし、四季の巡りの中で有機農業に取り組む毎日をお届けします。

大豆の芽が出てきたよ

2017-06-28 06:57:51 | 日記

 キッズファーマーのみんな、青大豆「コイトザイライ」の芽が出そろってきたよ~。

もう、何度も言ったり書いたりしてきたことなんだけどね(先日は徳島新聞のコラムにも書かせてもらったよ)

豆って、本当にすごいパワーを持っていて

乾燥した豆だけを見ていると、わかりにくいかもしれないんだけど

この肉厚な子葉をみて。

これ、豆のところが二つに割れて葉っぱになって出てきているんだよ~。

土の中には、上に葉っぱや茎が出てきているのと同じぐらいの長さの根っこがでてるんだよ。

この根っこの話。

大学で「外国籍住民支援論」を講義する最初に、必ず学生に質問してみます。

「大豆の種を播いたら、先に出てくるのは根っこなのか、芽なのか、どっちだと思う?」って。

根っこ・・という学生もいれば、芽の方が先かな・・と言う学生もいて、半々です。

そもそも社会福祉学科の学生だから、仕方がないとは思うんだけどね。

私も何にも知らなかったからね、東京農大出身なのに。

根っこが先に出てくるんだよ、この重い豆の部分を根っこが持ち上げて、子葉になるんだよ~。

そう考えると、土の中の根っこの力って、本当に偉大だと思わない?

ヒトも同じだと思うんだよね・・自分の「根ざす」文化とか価値観とか習慣とか、

そういうものに私たちは支えられているんだよね~ていう、

多国籍多文化社会を認識するための導入部分です。

根っこが大事、土が大事なんだよね~って。

そこが揺らいでいたら、自分を支えられなくなっちゃうんだよね。

そんな根っこの話。

重い豆を持ち上げて、それが「子葉」になるんだけど、この「子どもの葉っぱ」には

たくさんの養分が蓄えられていて・この養分があるからこそ、大豆は「本葉」を出せるんだって。

油断しちゃならないのは、鳥がこの種として播いた豆だけじゃなくて、この子葉も美味しい(栄養がある)って

知っているから、子葉を食べちゃったりするんだよね~。

あの小さい小さい豆に、そんな力があるって、すごいよね。

あの豆から根っこがでてきて、土の中からよいしょって、持ち上げるの。

本当によっこらしょって感じです。

土が少しずつひび割れて、あ、ここから押し上げてkるなってわかる。

だから、私たちは、土をたくさんかけすぎないでね、あんまり深く埋めすぎないでね~って

何度も言うんだよね~。

初年度のキッズファーマーでは、発芽率が悪くて、補植が大変だったことを思い出します。

私たちも説明がうまくできなかったし、そもそも、種って、大事なものだから、深く埋め込みたいって思うよね。宝物みたいにね。

でも、根っこのメカニズムを知ると、だんだんどうすればいいのかわかってくる感じ。

キッズファーマーには、3回目とか2回目とか、ベテランさんの参加者もいて、

嬉しいです。

私たちは毎年やっても、気候の違いとか土壌の違いとか、同じ条件だったことは一度もなくて

毎年、芽が出た~って、芽に手を合わせているぐらいだから。

 

一生懸命だな~。大豆。

この小さな芽に手を合わせています。

 

さて。7月2日には、またキッズファーマーのみなさんに畑に集まってもらって、

発芽の様子を見たり、芽が出ていないところには補植をします。

でも、今年はすごく出そろっているので、補植は少しで済むかもしれないです。

ポットでも、プランターでもいいから、大豆の種を播いてみると、本当に面白いよ~。

「根っこ」のこと。

その根っこが生きる土のこと。

私たち「ヒト」も、しっかり考えていかなきゃね、と思って、続けていくよ。

 

 

 

 

 

 

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地を這う農園ときゅうりのおはなし

2017-06-25 00:40:40 | 日記

 雨が降る前に、駆け込むようにライ麦やジャガイモの収穫を終えることができました。

 今年は1トンを超すジャガイモ「出島」を一人で掘り上げたので、ちょっと自信がつきました

手掘りで、耕作放棄地だから、軽トラも入らなくて、道までコンテナを運ばなきゃならない畑で・・・。

ジャガイモ祭りだ~っていうんで、明日のとくしまマルシェは、このジャガイモなどを持って出店します。

・・・そして、麦だ、ジャガイモだ・・・と言っている間に、支柱を建てる間もなく、四葉(スーヨー)きゅうりが地を這いだしてしまい・・・

今年の四葉きゅうりは、「地這い」となりました。

小野農園とおんなじ、きゅうりも地を這ってるよ~。自由だな~。

・・で、急いで麦わらを敷きました。

そうしたら、昨年のホーリーバジルの落し種から芽が出ていて、、

きゅうりの周囲は本当に良い香りに包まれています。

その良い香りに包まれながら、中腰できゅうりを収穫しておりますよ。

しかし・・・地を這うキュウリを探すのは、けっこう大変な作業で。

キュウリがトマトみたいに赤かったらいいのに。

先人のみなさまの、やっぱきゅうりは支柱だわ、効率悪いもん・・ていう知恵をしみじみ感じながらの作業でございます。

今年の小野農園のきゅうりは、曲がりが多く(だって、土につかえてるんだよ。)見落としが多いので、けっこう太くなってから

収穫してますが、実は四葉きゅうりは、太い方がうまい・・という特性がありまして。

誘引したりの、強制力もなく、まぁ、自由に育ったきゅうりですので、きっと美味しい事と思います。

どこかで見かけたらお買い求めくださいね(まだ余り出荷ができていないけど・・)

急いで、第二弾のキュウリを育苗中です。

 

 

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今年もまた、青大豆栽培が始まりました。

2017-06-21 22:28:41 | 日記

 キッズファーマープロジェクトのみなさんと、今年も青大豆「コイトザイライ」の種まきをしました。

この時期は、小麦の収穫、夏野菜、田植え準備などが重なって、毎年、畑の準備ができるのか・・とハラハラします。

そんなことも、今年で4回目となりました。

年が明けると、今年はキッズファーマー、どうする?続ける?お断りする?・・とヒソヒソと園長と話すのですが・・・

このプロジェクトを主宰するNPO法人・アライブラボの上田さんからお電話があると・・園長はいつも、すっかりお引き受けしているのです・・・

この綱渡りのような、大豆栽培 by キッズファーマープロジェクト。

元気なキッズとその保護者のみなさんが集まってくれました。

私は、語学教室の講師の仕事が重なっているので、途中で抜けて徳島市内に向かわざるをえず、後ろ髪ひかれます。

語学教室のあとは「いつもはゆっくりしてきたらいいよ」・・と言ってくれる園長ですが、

大豆播種のあとだけは「帰ってきたら水撒き手伝ってね」と言うのです。

広い畑をじっくり水を撒くので、時間がかかるので、水をやり終わると、20時を過ぎてしまうのです。

ここのところの日照りで、さらに水やりに時間がかかります。

そうやって、毎日、水やりを繰り返し、芽が出るのです。

あと何年、この取組ができるだろうか。真夏に播種する大豆。そのあとの水やりや草取りや、土寄せや・・・

大豆が大きく育ってくえることを祈るのみです~!

 

 

 

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怒涛の麦刈り決行中!

2017-06-14 05:38:52 | 日記

 梅雨入りしたとはいえ、晴れ間が続く今週は、麦刈Week

大きな夢を持って頑張っている若きシェフNちゃんが助っ人に来てくれて

麦を刈る人、脱穀する人の二手に分かれて作業しています。

Nちゃんは若き女性ですが、コントみたいに顔を黒くして働いてくれているのが

有難くて可笑しい。ありがとう!!

写真を見ていただくとわかるように、麦がしっかり土の栄養分を吸っているから

除草剤なんて使わなくても、草がほとんど生えていません。

スクッときれいに茎が伸びしっかり実っています。

こういうきれいな麦わらは、畑に使いたいので、時間がかかってもコンバインで裁断せずに

束にして残して使っています。

(中には、播種時期に雨が降り、うまく根付くことができずに、雑草に覆われてしまった畑もあり

 そういうところは、麦わらを集めることを断念しますが・・)

こんな作業をしていると、麦わらが欲しいという方たちが何人も声をかけてこられます。

昔ながらの、こんなやり方。

できるだけビニールマルチではなく、生態系に負担をかけないように、麦わらを使って

保水したり、雑草を防いだりするやり方は、時間と手間がかかります。

きっと、私たちで終わるのでしょう。時代遅れ、儲かる農業とは対極。

重々承知の上です。

私たちの想いは、消費者のみなさんにも、上手に伝えられないまま

受け取っていただけないまま。

「生産者」と「消費者」の距離は縮まることがないのかと、

本当にもどかしい。

オーガニック・・それがどういうことなのか、イメージだけで言ってませんか?と

言えないまま。

次の世代にも伝えられないまま、あと何年、こういう形にこだわれれるのか、

若くない私たちには、もう先が見えてきています。

でも、私たちは、自分たちのやり方で、淡々と働くだけです。

自営の農家として、淡々と。

今日も、長い麦刈の一日が始まります。

パン用の小麦「ニシノカオリ」を刈り終え、あと2品種の麦が残っているので

園長が機械を掃除してから、また刈取りです。

18日(日)には、キッズファーマープロジェクトで大豆の播種もする予定なので、

そちらに向けての準備もありまして、田植えもこれからですし、

最大最高の農繁期を迎えています。

 

 

 

 

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「虔十公園林」を思い出してた。

2017-06-07 21:34:27 | 日記

 四国も梅雨入りです。

ここのところ、いろいろな行事と農繁期が重なってしまい

睡眠不足や疲れがたまって、

心も体も弱っています。

 今日は朝から雨でしたが、水のない山際の田んぼは、この雨を利用するしかなく、

午前中いっぱい、雨に打たれたながら残った苗の定植作業をしました。

そうでもしなければ、水を運んで、水やりをしなければなりません。

天水頼みの畑です。鶏のエサ用のトウモロコシを植えたり、水はけの悪い痩せた畑でこそ、

本領を発揮するモロヘイヤをたくさん植えたり。残ったかぼちゃの苗を植えたり・・・

雨が上がればジャガイモやニンニクの収穫作業。

サツマイモの定植。

小麦の刈り取り、田植え。

大豆の植え付けも始まります。

一年のうちで、一番忙しい時期です。

それでも、雨に打たれながら山際の畑にいて、

いろいろな苗を植えながら、何か笑えてきて・・

宮沢賢治の童話「虔十公園林」みたいだな・・と思いました。

「風がどうと吹いてぶなの葉がチラチラ光るときなどは

虔十はもううれしくてうれしくてひとりでに笑へて仕方ないのを、

無理やり大きく口をあき、はあはあ息だけついてごまかしながら

いつまでもいつまでもそのぶなの木を見上げて立ってゐるのでした。」・・っていうところ。

疲れても、眠くても、そう思えるのは幸せです。

 

 

 

 

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