田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

消えた仔猫を思い、秋の感傷。 麻屋与志夫

2017-09-09 01:11:00 | ブログ
9月9日 Sat.

●裏庭のデッキの先に狭い棚がある。カミサンが園芸用の道具を載せておく。その上段に外猫のシルバーが哲学的な沈黙をたもって重箱座りをしている。

●猫とのツキアイは長い。でもなにを考えているのか、よくわからない。わかろうとすれば、するほど、わからなくなってしまう。

●二匹の子猫が前回のブログでショートショート風にまとめたように消えてしまった。親猫のシルバーはぼんやりと塀のくぐりのあたりを見つめている。ふいに子猫が現れることを期待している様子だ。

●もともと猫は沈思黙考。動かざること猫のごとし。といいたいほど、ジーっとすわつている。
「シルバーなに考えているのだ」
問いかけても、もちろん返事はもどってこない。

●わたしは、空の植木鉢の底を上にして置き、そこに腰を下す。じぶんの気配を消し、シルバーとおなじ方角、子猫がいつも出入りしていた辺りを見つめる。二匹の子猫がジャレアイナガラ不意に現れそうな気がする。

●親猫が子猫のニオイを求めて探しまわっても見つからないのだ。どうなてしまったのかは、推測することしか出来ない。

●さわさわと涼しい風が吹きわたっていく。



二年前にはリリとの別れがありました。そのときの悲しみをカミサンとまとめた作品があります。ぜひ読んでください。角川の「カクヨム」に載っています。下記の題名で検索してください。すぐ読めます。


「愛猫リリに捧げる哀歌」

猫愛/
猫のスリスリ/
むくむくの毛並み/
猫とのサッカ―/
リリの病/
闘病/
看病/
ペットロス/

猫を愛するみなさんへ。ペットロスに悲しむあなたへ。
麻屋与志夫  木村美智子


この作品は、先住猫ブラッキーとリリ、わたしたち夫婦の楽しい思い出。リリは一年と八カ月で他界。その間の様子を記録したブログを編集したものです。わたしたちはペットロスにおちいり、とくに、妻は涙、涙の日々をおくっています。なんとか、この悲しみからぬけだそうと、もがけばもがくほど、悲しみは深まるばかりです。猫、大好きなみなさん。ペットロスで苦しんでいるみなさん。猫との生活の楽しさ、死なれた時の悲しさ。わたしたちと共有してください。
ブログ「猫と亭主とわたし」木村美智子+「田舎暮らし」麻屋与志夫より編集。


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