Color Room

おにむら歯科の副院長のひとり言

母と一緒に

2016年10月13日 08時34分07秒 | 日記
二男の結婚式も、長男の結婚式も、

亡き母の黒留袖を着て出席しました。

その着物は、私が結婚した時に母が着ていたので、少なくとも37年以上前の代物です。

母が亡くなり、二男が結婚をする時、

母も一緒に二男の晴れ姿を見たかったろうな・・・

その黒留袖を着て母と一緒に結婚式に出席しようと思いました。

かなり色あせてしまっていたので、染め直しに出して、よみがえらせたのでした。

うちの子たちは3人とも、父と母に育ててもらったようなものです。

私たちが歯科医院を開業したのは長男が1歳の時。

その一年後には二男が生まれ・・・てんやわんや!!

私たち夫婦は歯科医院を、何とか軌道に乗せようと必死だったからね。

父と母にはどれだけお世話になったことか

で、染め直しが終わって帰ってきたその黒留袖。

模様の部分はさすがに色あせているけれど、太い金糸(というより細い金色の紐?)で、

きれいにふちどりして縫いつけてあるので、

全然おかしくない。

先日の長男の結婚式もその黒留袖も着て、母と一緒に、出席したのでした。

披露宴で皆さんへあいさつ回りをする時、何回か、何かにその金糸が引っ掛かったのは気づいていました。

で、

宮崎に帰ってからよく見ると、あちこちの金糸が、外れてしまい、金の紐がぶらさがっているではありませんか!

こりゃ、娘の結婚式には着ていけないわ!!

きもの屋さんに聞いてみると、その修理には一か月以上かかるとのこと(悲)

仕方ない・・・

自分で何とかしようじゃないかい!!

家事万端、超苦手な私ですが、手芸屋さんに飛んで行き、超細い金糸と、それにあう針を買い求めました。

そして今、夜なべ仕事をして、毎夜、チクチクと、縫い付けています。 

大きな分厚い老眼鏡をかけて。

あら~っ、縫い目が不ぞろいでおかしいわ~~ガクッ!!

キャ~~~~っ裏まで突き抜けてしもた!!(泣)

遠くから見たら、わからんわからん、小さなことにこだわってどうする!!(って問題じゃないけど・・・)(笑)

まだ全部は終わっていないのですが、いつでもすぐ手を付けられるよう、衣文かけにとおして、居間のテレビの横にかけています。

毎日目にするのですが・・・

そのたびに母がそこにいるような気がする。気配がする。

母はきっと結婚式も一緒に出席したはず。

かわいい孫たちの成長を喜んでくれている。

ああ、子供たちの晴れ姿を見せたかったな・・・

こうして人はなくなっても、何かを通して、生きている人の心に生き続けるのね。

人は二度死ぬ。

一度は肉体の死。

もう一度は人の記憶から忘れられた時。

青い鳥のチルチルミチルも思い出の国を訪れた時、おじいちゃんやおばあちゃん。亡くなった人たちが

目を覚まして生き生きと動き出す。

人はこうして

死んだ後に思い出の国に住むのね。

でも、その人を覚えている人がいなくなったら・・・何と表現したらいいかわからないけれど、大いなるものに吸収され、

溶け込んでいく・・・ような気がする。

母が特別なわけではない。

私も、主人も、うちの子たちも、みんなも・・・一緒。

私も亡くなった後は、その思い出の国にしばらく逗留して(笑)、大いなる世界・・・に帰っていくんだろうな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こらこら、そんないらんこと考えている時間があったら、ほら、裁縫道具をださなくっちゃ!!

チクチクチク・・・

そして、今度の娘の結婚式も、亡き母と。

・・・一緒に出ます・・・(涙)







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