今朝は涼しくなりました。
新聞の広告欄に牧野富太郎の植物記が復刻されたと出ていました。
10歳ころの夏休みに植物採集をしていたら、伯父がこれを使って調べたらと、植物図鑑2冊を渡してくれました。記憶がはっきりしませんが、たぶん自由研究として提出したのでしょう。 いまだに伯父には返却せず手元にあります。借りてから5年ほどして伯父は亡くなってしまったのです。
この図鑑は昭和29年発行の学生版とあり、富太郎最晩年、92歳~95歳の出版になっています. KK北隆館、頒布番号(4776)付きで650円。
改めて序文を読んでみました。(本文のまま)
(私は、ふりかへって、私の生涯を見た。それは常に私の周囲を取り囲んでいた植物が、私を幸福という二字からはなさなかった。そこで、私は、この幸福を、日本中の学生諸君をはじめ、植物を愛する人々に分ちたいと思う。専門家にならなくてもよい。植物に接することは、健康的であり、美しく、楽しいものである。)
学生のころは時々手にすることがありましたが、最近は本箱に入れてありました。
植物があるとほっとし、癒されますね。忙しい現代人には無くてはならないと思います。
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本当に大切にしたい図鑑です。