おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

あれから・・・

2012年03月05日 | 暮らし

3.11が近づくにつれ、あの日を思い出す時間が増えました。
あれからもう一年、気が付いたら一年、それぞれがこの一年をいろんな思いで振り返るこのごろです。
その日は沿岸に出向いて慰霊祭に参加する人の話もききます。
私は・・・心静かに鎮魂の時を過ごしたいと思います。



その日私は建物の8階でセミナーを受講中でした。突然何人かの人の携帯が聞きなれない音を出し始めまわりがざわめきはじめました。
と、間もなく大きな揺れが始まり会場はパニック状態。
揺れは止まる気配もなく、ワンセグを見た人が津波警報が出たことを知り「10メートルだって!」と。
聞いたこともない津波の高さの予想に私たちは尋常でない事が今起こりはじめていることに体中が凍りついてしまいました。
館内放送の声もかなり緊張をしているのが伝わって来ました。
家族・・・そう誰もがその時離れている家族の身が心配で胸が張り裂けそうになりました。
電話もつながらず、停電でエレベーターも動かず、情報が途切れてしまった中、まず家族の安否を確認しなければ、とそのことだけで頭がいっぱいになりました。

それから

「未曾有の災害」という言葉が毎日のように発せられました。

もうすぐ一年

家族を失った悲しみを抱えながらも復興に立ち向かう強い精神の人々に心を打たれ
世界中の人々の祈りに毎日涙を流しました。http://prayforjapan.jp/
そして、こんな中ではじめて、日本人であることの「誇り」を感じる日々。

ある時期、私はふつうの暮らしに戻った自分と今だ多くの苦しみから逃れられないでいる沿岸被災者のギャップに苦しみはじめました。
つらくなり背を向けたくなることもありました。
自分のふつうの暮らしに罪悪感を覚えてしまいそうになったからです。

そして今の私は現実から逃れるのはやめよう、しっかり「今」を受け止めようと思えるようになりました。
勇気を出して被災地の現状を発信し続けている人々に敬意を表しながら、今自分ができることを精一杯やりとげることが復興のカギになるに違いない事を信じて。

先日NHKのクーローズアップ現代でも取り上げられました 岩手県下閉伊郡田野畑村の漁師佐々木公哉さんのブログです。 
日々被災地の現状を発信しつづけている漁師さんです。
http://blogs.yahoo.co.jp/sasaootako


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1 コメント

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Unknown (アトリエトトロ)
2012-03-06 17:39:08
クズさま
今日テレビの収録ありました。おてがみプロジェクトの話をしました。一度飾ってくれてから ボチボチ届けて下さることも。まもなく一年。気持ちを確かにしていましょうね。鳥取は今日は15度です。砂丘の糸電話大会ほんとにあったんだよ。

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