家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「アイ・アム・ナンバー4」・・・(736)

2012-07-28 00:35:39 | Weblog
「アイ・アム・ナンバー4」I AM NUMBER FOUR
監督:D・J・カルーソ
製作:マイケル・ベイ
出演:アレックス・ペティファー、ティモシー・オリファント、ダイアナ・アグロン、テリーサ・パーマー、カラン・マッコーリフ、ケビン・デュランド、他
2011年・アメリカ・110分<レンタル>

<STORY>
故郷の星・ロリアンを追われ、地球に逃れてきた9人の若者たち。彼らは守護者とともに、地球の各地に散らばっていた。ある日、3番目の若者“ナンバー3”が殺される。その瞬間、“ナンバー4”の能力が目覚めた。覚醒したナンバー4は、守護者のヘンリーと共に新しい街に移動し、ジョン・スミスという名前で暮らし始め、サラと出会い恋に落ちる。そんな中、敵の勢力が迫っていた...

いつも通り予備知識はほとんどないまま観てみました(笑)
ライトタッチなSFアクションくらいに思ってたら、ドリームワークスの作品で製作がマイケル・ベイ、監督がD・J・カルーソってことで、そこそこな大作だったんで驚きました。
ただ、内容が”ライトタッチなSFアクション”ってとこは間違ってなかったようです(笑)
ナンバー4の守護者役のティモシー・オリファント以外は若手俳優ばかりで、正直私は全然知らない人たちばかりだったのですが、作品としてはなかなか面白かったです。

地球に隠れ住む異星人とそれを殺しに来た異星人、そしてそれに巻き込まれる地球人...っていう図式は結構ありがちではありますが、特に後半のナンバー6が絡んできた辺りからは結構派手なアクションもあって楽しく観れました。
青春学園恋愛ものという側面もあるのですが、まぁ正直言うとこの辺をもう少しコンパクトにして中盤にもうちょっと盛り上がりのあるアクションを取り入れていればもっと面白くなったのにな~と思いますね。
続編がありそうな、って言うかまだ3~4本は作れそうな(笑)感じですが、それにしては全体的にちょっと地味かな~って印象はありますね。
今後の出演者に名前を聞いただけで盛り上がるような役者を入れていけば(敵側にも味方側にも)もう少し面白くなってくるんじゃないですかね?作品の規模の割りに一般にアピールする要素があまりないのがもったいないです。

「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」・・・(735)

2012-07-21 00:08:22 | Weblog
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」LUFTSLOTTET SOM SPRANGDES
監督:ダニエル・アルフレッドソン
原作:スティーグ・ラーソン
出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト、アニカ・ハリン、ペール・オスカーション、レーナ・エンドレ、ゲオルギ・スタイコフ、ミッケ・スプレイツ、ペーテル・アンデション、他
2009年・スウェーデン・147分<レンタル>

<STORY>
宿敵と対決したリスベットは相手に重傷を負わせたが、自らも深手を負い病院に収容される。一方、政府公安警察内の秘密組織「特別分析班」は、事件を通じて自分たちの秘密が発覚するのを恐れ、関係者抹殺に動き出す。多くを知りすぎたミカエルにも危険が迫るが、仲間を集め巨大な陰謀を解明しようと奔走する...

「ミレニアム三部作」の完結編。
一応三部作ってことになってますが、この3作目は2作目と前後編って感じの作りで
話は2作目の直後から始まっています。
そういう意味では特に書くこともないんです(笑)
前作でまだケリがついていなかったリスベットと父・兄との戦いの続きが描かれているだけです。

まぁ長いですね~
元々90分ドラマの6本ミニシリーズだったそうなので、これでもかなり短くはなってますが
もっと短くして2と3は1本にまとめてしまってもよかったのでは?
もちろんその辺は”ビジネス”的な裏事情もあるのでしょうけど...

2の時にも書きましたが、1作目は面白いですし完結した話なので1作目だけ観れば十分だと思います。
2と3は蛇足とまでは言いませんがどうしても観なければってほどの出来では無いですね。

「ミレニアム2 火と戯れる女」・・・(734)

2012-07-14 01:49:34 | Weblog
「ミレニアム2 火と戯れる女」FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN
監督:ダニエル・アルフレッドソン
原作:スティーグ・ラーソン
出演:ノオミ・ラパス、マイケル・ニクビスト、アニカ・ハリン、ペール・オスカーション、他
2009年・スウェーデン・130分<レンタル>

<STORY>
敏腕ジャーナリストのミカエルと天才ハッカーのリスベットが協力し、大富豪バンゲル家で起きた連続殺人事件を解決してから1年。リスベットはこつ然と姿を消したままだったが、少女売春組織を追っていたジャーナリストの殺害現場でリスベットの指紋がついた銃が発見される。無実を確信するミカエルは、仲間とともに事件の真相を追うが...

「ミレニアム」の続編。
元々はテレフィーチャーとして製作されましたが、1作目のヒットを受けて劇場公開されたそうです。
1作目ではジャーナリストのミカエルをハッカーのリスベットが手助けして事件を解決するって話でしたが
今作では逆にリスベットをミカエルが助けるような形のストーリーになってます。

少女売春組織を追うミカエルと殺人犯として追われるリスベット。そこにリスベットの過去を絡ませながら展開していくストーリーは非常に良いと思います。
ただ何と言いますか、全体的になんかピリッとしていないというか(笑)イマイチ感は否めません。
原作がある話なので、1作目がヒットしたから続編を考えました的な突貫工事ものではないのですが
個人的にはあまりこういう「エピソードゼロ」的なものは好きではないです。
残念ながら原作のことはよく知りませんのでどういう経緯で2作目が書かれたのかは知りませんが
映画を観る限りでは1作目がヒットしてリスベットというキャラが人気を博したので、彼女に焦点をあてて2作目を書いてみました、っていう風に感じられます。
もちろんヒット作の続編を作れば「過去」か「未来」かどちらかになるのはしょうがないことなのですが
個人的には続編には「未来」を期待してしまいます。あまり「過去」を描いたものには興味ないですね~

前作がよくできたエンターテイメント作品として完結していただけに、ちょっとキャラありきって感じがして残念ですね。
そんなに悪い作品では無いですが続編の常で前作には遠く及ばないと思います。

追悼 2012.7.8

2012-07-09 20:43:04 | Weblog
1955年の映画「マーティ」で米アカデミー賞の主演男優賞を受賞した俳優、アーネスト・ボーグナイン氏が8日、ロサンゼルスの病院で腎不全のため死去した。95歳だった。

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アーネスト・ボーグナインがお亡くなりになりました。
先日「RED」で久々に姿を拝見して”まだまだ頑張ってるな~”って印象でしたが...
私が中学生・高校生の頃、現在のように安い値段でDVDが借りれて
いつでも好きな時に観たい映画が観れる、なんて恵まれた世の中ではなかった頃に
テレビの洋画劇場で放映されていた作品でよくアーネスト・ボーグナインの顔を見ました。
「特攻大作戦」「ワイルドバンチ」「ポセイドン・アドベンチャー」「北国の帝王」etc...

大往生とも言える年齢ではありますが、それでも自分が子供の頃によく見ていた役者が亡くなってしまうのは
本当に寂しいですね...ご冥福をお祈りします。

「ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム<完全版>」・・・(733)

2012-07-07 00:54:47 | Weblog
「ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム<完全版>」MAN SOM HATAR KVINNOR
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
原作:スティーグ・ラーソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、スベン・バーティル・タウベ、イングバル・ヒルドバル、レナ・エンドレ、ステファン・サウク、他
2009年・スウェーデン・186分<レンタル>

<STORY>
40年前、ヴァンゲル一族が住むストックホルムの孤島ヘーデビーで忽然と姿を消した少女ハリエットの失踪事件。
一族の重鎮ヘンリックは、姪の身に起こった真実の調査のため、名誉毀損で有罪判決を受けた雑誌「ミレニアム」のジャーナリスト、ミカエルを雇う。
ミカエルは、調査員リスベットに協力を求める。
背中にドラゴン・タトゥーを入れた彼女は、スウェーデン随一の天才ハッカーだった。
ハリエットが日記に残した電話番号、生前の彼女を写した最後の写真・・・2人は、事件の真相に迫っていく...

元々DVDがリリースされた時にこの強烈なビジュアルのパッケージにはかなり興味を持ったのですが何となくスルーしておりました。
で、その後デヴィッド・フィンチャーのリメイク版が話題になっていたこともあって借りてみました。
劇場公開版は153分らしいのですが、私が観たのは完全版の186分ヴァージョンです。
オリジナルを観てないのでこの完全版との比較は出来ませんが、今作は前後編の二部構成になっておりまして
どちらにもオープニングとエンディングクレジットが入ってる完全に独立した二部構成でした。
2作目・3作目は元々テレフィーチャーで1作目のヒットを受けて劇場公開されたらしいですが
この1作目はどういう経緯で製作されたのでしょうか?私が調べた限りではテレフィーチャーということはどこにも書いてなかったのですが
最初から二部構成での公開を前提に撮られたのでしょうか?どなたかご存知でしたらまたコメントでもいただければ幸いです。
(追記...その後、元々全6回のミニテレビシリーズとして製作されたとの記述を発見しました)

前置きが長くなりましたが...正直、特に期待せずに観ましたがなかなか面白かったです!
確かに約3時間は長いですが、特にノオミ・ラパス扮するリスベットのキャラが興味深くて結構引き込まれてしまい
個人的にはそれほど長さは感じませんでした。二部構成になっていたのも長さを感じさせなかった一つの要因かと思います。
ジャーナリストと天才ハッカーが40年前の少女失踪事件の真相を探る...っていうミステリードラマですが
大金持ちの一族が絡む、横溝正史的な(笑)ドロドロとした人間関係やアクションもあり、エンターテイメントとして結構楽しめました。
まぁ純粋にミステリーとして見た時にどういう評価になるのか私にはちょっと分かりかねますが、これはハリウッドでリメイクされるのもうなずけますね。

残念ながらリメイク版は未見ですが、たっぱりオチ(犯人)は同じなんでしょうかね?
まぁ何にしてもDVDが発売されたら観ようとは思ってます。
ヨーロッパ系の作品はやはりハリウッド映画と違って独特の空気感があるので、リメイク版を観られた方もこちらも観ることをお勧めします。

ちなみにスウェーデン製の映画って初めて観たと思ってましたが、調べてみると20数年前に観た「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」がスウェーデン映画だったようです。