動物愛護団体「ワンハート大阪」は、個人それぞれで愛護活動を行っているメンバーたちがもっと活動を広げるため、個人活動を支えるために集まった団体です。
団体立ち上げに際し、行政保護収容施設(最終処分場)からの猫引出しも開始致しました。
団体としてはまだまだ未熟で、微力ですが、メンバー皆の力を結集して、一頭でも殺処分される動物たちを減らしたいと願っています。
私たちは、個人の集まりであり、シェルターのような保護施設を持ちません。
当団体が行政保護収容施設(最終処分場)からの引き出しを行っても、
その猫ちゃんをお迎え頂けるご家族のご協力がなければ成り立ちません。
私たちは、一頭でも多くの動物の生きる道を探したいと願っています。
私たちの活動に賛同し、
家族の一員としてお迎え頂ける方に、猫たちの里親様としてお願いしたいと思っています。
みなさまのお力を是非、お貸しください。
<譲渡に際し>
成猫について・・・必ず不妊手術を実施してからの譲渡となります。その他、ワクチン接種(三種・七種)・猫エイズ検査、血液検査・駆虫(ノミ・ダニ・腸管寄生虫)を行います。
子猫について・・・最低一回のワクチン接種・初期検査・状況により駆虫(ノミ・ダニ・腸管寄生虫)を行います。
※原則として譲渡する子猫には、猫エイズ検査・白血病の血液検査は実施していません。生後6ヶ月を超えた猫に対しては状況に応じて行う場合があります。
※駆虫薬や予防薬の投与は、その猫の体調や状況により、複数回行いますが、
猫の月齢、年齢、それまでの生活環境上、再感染、再発症する可能性があります。
譲渡後に検査や再駆虫の可能性もありますので、ご了承ください。
※子猫のワクチン接種は、初年度、2回の接種が必要となります。
当団体では、最低一回のワクチン接種(三種)を行います。お引き渡し時期により里親様に二回目ワクチン接種をお願いすることになります。
折角救われた命です。
家族としてお迎え頂き、その命を大事にして頂くためにも、ご理解いただき、必ず実施して頂きますよう、お願いいたします。
※譲渡の際は、これらの医療費の一部として、里親様ご負担金(10,000円~)を戴いています。
里親様ご負担金は、その猫にかかった医療費実費、さらに行政保護収容施設(最終処分場)からの引き出しを待っている猫たちのために使わせて頂きます。
何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
※譲渡後、里親さまの飼育環境などが当団体提示の譲渡条件を満たしていないと判断した場合、その猫を引き取らせて頂くことがあります。その際、お預かりした「里親様ご負担金」の返金は出来ません。
<譲渡の流れ>
前ページ団体「譲渡条件」と「お願い」をよくお読みください。
譲渡条件に同意された方は、里親募集ブログにて
http://blog.goo.ne.jp/oneheartosaka/
ご希望の猫、あるいは一度会ってみたいと思われる猫を選んでいただきます。
団体問い合わせメールにて、お問い合わせ下さい。
こちらからお知らせ致します「事前アンケート」にご回答いただきます。
※団体譲渡条件に合致しないと判断した場合、譲渡をお断りする場合もあります。
面談ご自宅搬送の日程を決めさせて頂きます。
先住猫ちゃんがいらっしゃる場合は、
譲渡ご希望猫とのお見合い、相性をご自宅にて見せて頂きます。
※猫はテリトリー意識が強く、ご自宅以外での面談、お見合いは、その相性判断に信憑性がないと判断します。
※当団体は、猫たちの幸せを願っての活動をしております。
新しい家族をお迎え頂くに当たり、先住猫ちゃんへのストレスなどを考慮し、
先住猫ちゃんとの相性を第一優先とさせて頂きます。
ご自宅にて面談
※当団体スタッフがご自宅まで搬送させて頂きます。
その際、猫飼育環境なども拝見させて頂きます。
※先住ペットを飼っていらっしゃらない方、また猫飼育経験のない方の場合、
面談当日までに、猫ちゃん受け入れ準備をお願い致します。
詳しい内容につきましては、こちらからメールにてお知らせします。
※せっかく、猫を引き取って頂いても、ご家族のどなたかが猫アレルギーのため、
やむを得ず猫を返していただくケースが少なくありません。
そのような場合、ご家族はもちろん、環境の変化を繰り返す猫ちゃんにとりましても大きな負担となります。
出来れば、ご家族全員での面談をお願いいたします。
面談の結果、良好となった場合、
面談当日から、猫ちゃんとの生活を始めて頂きます。
※「譲渡契約書」等書類へのご記入、捺印をいただきます。
その際、「身分証明書」「印鑑」さらに「里親様ご負担金」をご用意ください。
※譲渡後、躾や体調面での不安、ご心配などございましたら、
いつでもご遠慮なく、団体お問い合わせメールにてお問い合わせ、ご相談下さい。
「子猫の現実」
平成22年度環境省発表によれば、
全国で年間22万頭の犬猫などが行政最終処分所・保健所で殺処分されています。
そのうち、約16万頭が猫の殺処分です。
しかも、その約3/4、12万頭が1歳未満の子猫の殺処分です。
犬には「畜犬登録」という法律があります。
犬を飼っている人は、保健所にその登録しなければならないという法律です。
また近年、飼い犬にマイクロチップを埋め込む飼い主、行政譲渡が増えてきました。
飼い犬が迷子になったり、飼い犬を破棄したりした場合、その飼い主がすぐに分かるシステムです。
犬は、そうやって法律で守られています。
しかし、猫は 守られる法律がありません。
唯一、守られているのが「動物愛護法」です。
*愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金
*愛護動物に対し、みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待を行った者は、100万円以下の罰金
(2013年9月より実施施行)
犬の場合、「畜犬登録」「散歩の様子」「屋外飼育」などから「動物虐待」が判明しやすいですが、
猫の場合は 室内飼育されているケースが多く、動物愛護法違反、動物虐待の実証が難しい。
子猫に至っては、飼い主の自供、自己申告以外にその実証は出来ません。
環境省発表の12万頭殺処分は あくまでも 行政実施の殺処分数です。
避妊手術をしていない飼い猫が 子猫を生んでしまった・・・
これ以上、猫が増えたら困る・・・母猫から子猫を取り上げ、そのまま放置。
飼い主による「虐待」で亡くなっている子猫の数は計り知れません。
猫は 野生動物ではありません。
もともとの野良猫はあり得ないのです。
昔は、地域の人からの苦情電話一本で、保健所は 野良猫の捕獲、殺処分を行っていました。
現在 保健所では、子猫の回収のみで、野良猫の捕獲はしません。
飼い主からの持ち込み、飼育放棄の受付も
余程の理由(高齢である、病気であるなど)でない限り、成猫の受付はしません。
なぜなら、保健所が 飼育放棄の成猫を引き受けるということは 殺処分するということだからです。
平成22年度環境省発表による年間22万頭の犬猫などの殺処分数のうち
60%が 飼い主からの持ち込み、飼育放棄と言われています。
その殺処分も 近年の法改正により、保健所、行政最終処分所でむやみに殺処分できなくなりました。
積極的に譲渡活動を行う行政が増えてきています。
愛護団体への団体譲渡を始め、行政での譲渡会などが行われています。
行政最終処分所も 殺処分するための場所ではなく、
新しい飼い主を探すまでの「保護施設」として、その環境の改善を目指しておられます。
しかし、今現在の施設は殺処分を前提としていた古い施設が多く、
その人員体制や猫個々への細やかな対応はまだまだ不十分です。
特に、子猫の場合、
野良猫、捨て猫である母猫からの感染、
行政保護収容所に保護されるまでの環境、
収容施設での環境
など様々な悪環境の影響を受けているケースが多く、
その影響力は、栄養状態の悪い、小さな身体ゆえに大きいと考えます。
当団体保護の子猫たちは 行政最終処分所からやってきました。
当団体は 保護責任として行政最終処分所から引出し直後の譲渡は行っていません。
数週間~1ヶ月は 子猫の様々な体調管理、その改善を実施し、
体調の安定を確認した上で譲渡させて頂いています。
具体的には ノミ・ダニ・腸内寄生虫(回虫・鉤虫・条虫・コクシジウムなど)駆虫を
複種類、複数回にわたり行っています。
毎日の体重、ウンチの状態、食事量などの記録観察を継続実施し、
目風邪、鼻風邪など個々の子猫の様々な体調にそって、対応、早期治療を行っています。
私たちは、限られた資金の中で、出来うる最大限の医療を尽くし、手を尽くし、安心して、
子猫たちが里親さまへ卒業していき、末永い幸せが続くことを願っています。
しかしながら、
上記の環境、さらに抵抗力の低い子猫であることから、完璧な健康チェックは難しく、
今後15年~20年生きる間も 健康上のリスクがゼロとは言えません。
今 目の前にいる子猫は どんな状況であろうと、必死に生きようとしています。
その姿は とても健気で可愛いですが、可愛いだけでは その命を守ることは出来ません。
ある意味、厳しいお願いではありますが、ペットを飼うということは
それらのリスクをその子の最期まで背負うこととご理解下さい。
「猫ちゃん譲渡後のお願い」
子猫の場合 ちょっとしたストレスや環境の変化により体調を壊すことが多く、
里親さまにお迎え頂いた直後に下痢や軟便をすることがあります。
子猫の下痢、軟便の繰り返しは脱水症状を起こし、それを放置すると死に至るケースがあります。
下痢や軟便が続くようであれば、速やかに動物病院での診察をお願いします。
当団体は 譲渡前に最低一回のワクチン接種をしております。
先住猫さんへの感染、子猫自身の感染を防ぐため、子猫の体調安定を確認した上で、
当団体かかりつけ獣医様と相談し、通常より早期のワクチン接種を実施しています。
子猫の7~8週齢以下の早期ワクチン接種は効力が期待できない場合があるようです。
当団体は、多くの子猫を保護するシェルターを持っておらず、メンバー預かりとなっていますが、それでも多くの子猫が入れ替わり出入りする集団飼育という環境下にあります。
このような状況下で集団感染のリスクを減らし、子猫たちの命を守るため
最善策としてワクチン接種を実施しています。
行政最終処分施設引出し後、様々な駆虫薬や予防薬の投与を複数回行いますが、
上記のような環境上、再感染する可能性もあり、
譲渡後に検査や再度の駆虫が必要になる場合もあります。
そのような症状が見受けられた場合は速やかに動物病院での診察をお願いします。
性別判断は 団体かかりつけ獣医さまの診断を元に表記していますが、
子猫の場合、性別判断が難しく、
稀に 譲渡した後の成長によってその性別判断が間違っていたというケースがあります。
その場合の猫ちゃん返却はお受けできません。
譲渡後、猫ちゃんの体調面や躾など、ご心配なことがありましたら、
いつでも ご遠慮なく お問い合わせ下さい。
問い合わせ先アドレス:oneheartosaka@mail.goo.ne.jp
電話番号:080-3828-2211(着信のみ)
「譲渡条件」
1.家族の一員として その猫ちゃんの最期まで責任をもって愛育して下さる方。
2.完全室内飼育して頂ける方。
3.年一回のワクチン接種を必ず実施して頂ける方。
4.猫ちゃんに食餌や毎日清潔な水を与え、猫ちゃんハウス、トイレを清潔に保ち、
日々の健康管理を適切に実施して頂ける方。
5.もしその猫ちゃんが事故にあったり病気になった場合、速やかに適切な治療を受けさせて頂ける方。
6.首輪、迷子札を必ず装着して下さる方。
その猫ちゃんが行方不明になった時、飼い主不明の猫として殺処分されることを防ぎます。
7.その猫ちゃんを第三者に譲渡することは一切出来ません。
8.避妊去勢手術を実施していない子猫ちゃん譲渡の場合、
譲渡後、病気等特別な理由がない限り、避妊去勢手術を必ず実施し、
その証明書を当団体に送付して下さる方。
9.里親詐欺、猫虐待を防ぐため、猫ちゃん飼育環境を拝見、ご自宅訪問を了解して頂ける方。
10.猫ちゃん譲渡後、万が一、譲渡条件による飼育条件を満たしていないと判断した場合、その猫ちゃんの団体返却を了承して頂ける方。
以上の項目を満たせない方には 当団体保護猫ちゃんの譲渡は行えません。
猫ちゃんを迎えるということは 家族の一員を迎えることだと思っています。
厳しい条件かも知れませんが、モノ言えぬ「命を預かる」という責任とご理解下さい。
私たちは、小さな、必死に生きようとする「命」を安心して、里親さまに託していきたいと思います。
多くの人の手で、その命が繋がっていくことを願っています。
どうか 皆さまのお力をお貸しください。
ご協力 よろしく お願いします。