ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

再び小沢一郎氏について

2012-03-05 12:19:45 | 徒然の記

 野田総理の、増税法案にかける意思の固さを、小沢氏が非難している。

 増税する前にやるべきことをやらず、国民への約束を忘れ、民意を離れて強行するため内閣の支持率も落ちている。意のままにならないからと解散するのは、全議員を道ずれにした自殺行為だ・・・等々。

 だが、彼の言葉に賛成する人間が、果たして何人いるのだろうか。政府の無駄を省けば、いくらでも金はできると、今でも錬金術師のような持論を展開しているが、政権与党の中にいて、百人を超える新人議員を統率する彼が、これまで国民のためいったい何をしたというのだろう。

 内閣の支持率を落として来たのは、彼や鳩山氏が、党内で波風を立て続けたことに大きな原因があるのではないか。碌でもない自派の議員を大臣に推薦し、政府の信用を地に落としめたのは、彼でないのか。議員全員を道ずれにする自殺行為と言うが、私には、彼の方こそが、全国民を犠牲にする、破滅への道を進もうとしているように見えてならない。

 九月までに解散があり、政界が再編されると予言するけれど、「壊し屋」の彼と、本気で党を作ろうとする者が、何人いるのだろう。

 寄せ集めの新党を作っても、どうせまた彼が、意のままにならないと横になり、事態を混乱させるだけのことではないか。政治は確かに数だけれど、数だけで中身の無い政変には、何の意味も無い。国民は、いつまでも彼に騙されるお人好しではないのに、彼だけが分かっていない。取り巻きが詰まらないのか、詰まらない人間ばかりを集めたから、そうなったのか。

 鳩山氏同様、世界に通じる「裸の王様」ではないか。

 非難ばかりで自己嫌悪に陥りそうだが、もうひと言だけ付け加えて終わりとしたい。民意を忘れているのは、野田総理でなく、氏自身だということだ。裁判になっている政治資金の問題でも、国民の皆さんにキチンと説明しますと言っていながら、この長い間、氏は何を話したというのか。

 都合のいい時にだけ、国民との約束を守れと野田総理を責めるが、自らが範を示さずに、誰が氏の言葉に耳を傾けるというのか。

 矛盾だらけの、手前勝手な氏の話に、疑問を抱かない人間がいないとでも思っているのだろうか。ここまで国民を馬鹿にした政治家だったのかと、愛想がつきる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« これからの年金 | トップ | 私の祖国 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

徒然の記」カテゴリの最新記事