おなか荘

 空き部屋あります。

オボンオズボーン

2017-08-10 23:02:02 | Weblog
気がつかない間に、雨が降って来たんだなぁ。ビニル傘を持った男性客が6人入ってきた。しっかり確認できなかったが、皆多分同じTシャツを着ている。色は黒。ぼくの席から唯一外の様子が伺える正面の窓の向こうでも、傘をさして歩く人が移動しているのが見える。さっきの6人はムニムニ動くひとかたまりとなりテーブル席に向かった後、誰が誰の説教タイムだどうのこうの、彼ら内部の重要事項ベースで席決めを行い、しばらくして動きが穏やかになり、そして各々席についた。1人はすぐに立ち上がり、鍵のしまったトイレのドアの前でもれるもれると足踏み。足踏みについては背後から聞こえる足音から判断。
ちょうど同じくらいのシワで顔をしかめたカップル2人が入ってきた。シワの感じからして、さっきより雨が強くなってきたんだろう。席について早速、彼氏は説明口調で会社の仕組みの話。彼女の頷き方と無表情のバランスは、誰も嫌な気持ちにならないセンスがある。聞きすぎず、つまらなそうにしすぎず。彼も彼で、話の内容の重要じゃ無さのバランスが、暇つぶしのデートにちょうどいいんではないだろうか。ためにならないわけではないけど、覚えておかなければいけないほどのことでもない。ここの寿司屋のつまみの味は、ちょうど2人の会話のアテにぴったりなはずだ。背後の筋肉質ティーシャツ6人集団は、スポーツしてます感を出しているのに、なかなか自分たちがやってるスポーツの話をせずに、前回の飲み会の記憶がいかに無いかについてばかり話しているので、ぼくはもう、彼らが何のスポーツをしていたのか、とか、そもそもスポーツをしてきるのかを、知ろうとするのをやめ、一旦野球ということに決めた。さっき入ってきたカップルの彼氏が、「いいねやっぱり寿司は。大将!貝、踊らせちゃって!」って、調子乗ってる声が聞こえてきたけど、躍らせるって、何だろ。あ、カップルじゃないかも、男は女を君って呼んでる。そう呼ぶタイプのカップルか。ん、君って呼ぶの結構あるか?
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